勝新太郎も愛した洋食屋「イチバン」

シェア・送る

★★閉店★★

先日から特集のように3日間グルメ記事が続いています。

さて。おさらいではないですが先日からの記事。

中国家庭料理「天童」のホンコンかけごはん

恵比寿ビストロebiteiのローストビーフ

らーめん山田のカツカレー

と老舗を回っておりますが今回も老舗中の老舗。恵比寿東にあります洋食「イチバン」

恵比寿新聞情報部にはイチバンさんのこんな晩話が報告されています。

恵比寿住人Aの証言
昔イチバンの前を歩いていて「ちょっと飯でも食っていくかー」なんて
お店に入ろうとしたらお店の前に白いセンチュリーが横付けしてきた。
車から出てきたテンガロンハットの男があの「勝新」こと「勝新太郎」。
同じタイミングで店に入るや否やメニューも見ず勝新太郎は
「エビフライ!」と言って出てきた巨大なエビフライをムシャムシャ食べて
風のように去って行った

某会社役員の証言
若い頃に「イチバン」に行ってた時の話。となりの席に座っていたのがなんと
映画界の銀幕「勝新太郎」。ちょっとお酒を召されていたのか映画では見ない
ものすごい笑顔で私に「うまいか?兄ちゃん?ここはなんでもうまいんだよ」
と声をかけていただいた事があって今でも忘れられない思い出。

勝新太郎といえば平成生まれの方はあまりご存知ではないと思いますが

日本の映画界のビックスター。代表的な作品は「座頭市」

盲目の浪人「座頭市」の物語。その他にもたくさんの名映画に出演されていました。

1997年下咽頭癌により他界。享年65歳。たくさんの晩話が残された伝説の俳優なのであります。

そんな勝さんが愛した「イチバン」。冒頭にもあった「名物巨大エビフライ」を頼んでみる事に。

もう頼む前からワクワクでございまして。

で・・でかい・・・

全長15センチの巨大エビフライが二つも乗っている。

そして横に添えられたのが「タルタルソース」

いわゆる王道の洋食スタイルですね。

これを勝さんが好んで食されてたのか~あぁ~なんだかノスタルジックだな。

昭和生まれの恵比寿新聞も勝新太郎さんは男の中の男としてあこがれがありまして。

勝さんにはプライベートでたくさんの晩話があり伝説がたくさんあるんですね。

名言がありまして「俺から遊びを取ったら何も残らない」というほどの遊び好き。

豪遊は当たり前。その日呑み仲間が10人から一度には100人に増えるなどの伝説もあります。

加藤茶さんの証言では銀座のクラブでアイスペールに高級ブランデーをドボドボと流し込み

皆で回し飲みしているのを見て「後にも先にもあんな飲み方するのは勝さんぐらいだった」

と証言もされているそうです。とにかくすごい人なんですね。

こうやって頭から身を外して口のサイズに切りタルタルを上に乗せて

口の中にほおばる。そしてすかさずライスを頂く。

絶妙の美味さ。洋食屋さん!って味ですね。

この日は何故かたくさん食べれる日でしてハンバーグも頼んでみました。

こ・・これもでかい・・・

さすが洋食屋さんのハンバーグ。切る前から肉汁がジュワジュワっと

滴り落ちていましてカットするのが本当に楽しみ。

ジュワって垂れる瞬間をのがした(笑)

とにかく町の洋食屋さんのデミグラスソースは赤ワインを多く使用しているせいか

たまに苦味が出ているソースも多いのですが「イチバン」さんのデミは想像以上の

デミグラスソースで子供達にも人気になる事うけあい!

最後に女将さんにお話を聞きました。

恵比寿新聞
勝新太郎さんがここにいらっしゃってたって聞きまして
やっぱり勝さんエビフライ食べてらっしゃったんですか?

女将さん
どちらかというとグラタンとかそれ系統の物を好んで食べてらっしゃいましたね。

なるほど。今度はグラタン系を頼むかな。

ランチも大盛況のお店です。混雑必死。ディナーはお勧めです!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
イチバン
住所 東京都渋谷区恵比寿2-10-5
電話 03-3444-0709
営業時間 
11:30~13:45(ランチ)
18:00~24:00(ディナー)
無休 土曜営業・日曜営業・子供歓迎


大きな地図で見る

シェア・送る