恵比寿新聞は東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

渋谷区シニアクラブの作品展で知り合った御年99歳の天才画家

こんにちは。恵比寿の毒蝮三太夫です。

今回訪れたのは・・・・・

戦後の苦境にも耐え、高度経済成長を経験し

今の日本をこつこつと作り上げてくださった

アッパー65歳以上の先輩方の日頃のセンスが

放射状にスパークしている作品展があるということで

やってきました!こちらの展示会!

渋谷区シニアクラブ作品展

Senior017

今回は渋谷区シニアクラブさんの

5つの会場の中でも

恵比寿地区の2カ所の展示場を

訪れて天才お爺ちゃんお婆ちゃんを

発掘しようという企画で訪れました。

最初は並木橋にある「リフレッシュ氷川」

Senior035

お話を伺ったのは渋谷区シニアクラブ連合会

会長でもある近藤さん。ダンディー^^

近藤さんのお話によると

渋谷区には46のシニアクラブの団体があり

3500人の先輩方が加盟しているとのことで

聞いてびっくり!高齢化社会と言いますが

渋谷区だけでも46団体ですよ!驚きです。

日々ゲートボールや輪投げ・グランドゴルフ

などの運動や手芸・陶芸・教養講座。

囲碁将棋大会や各種教教室だけではなく

地域の清掃活動も行ってらっしゃるそうです。

それでは見ていきましょう!

Senior032
結構サイケデリックな・・・

驚いたのですが作品の色遣いが

お爺ちゃん・お婆ちゃんだから

地味かと思いきやかなりカラフルで

そしてサイケデリック・・・・

こちらは絞り染めの作品ですね。

Senior025

セーターだってこんなカラフル!

年配の方は90代の方から

65歳までの方々の作品。

みなさん色を見るだけでもお若い!

Senior029

日本伝統の「刺し子」をあしらった

作品もありました。昨今世界的にも

芸術作品として評価の高い日本の刺し子。

もともとは丈夫で長持ちする家庭の知恵

から生まれたアイデア縫いだったんです。

本当に繊細に縫われておりました。

そのほかにもこんな作品がずらり。

眼鏡をあしらったかわいいバック

眼鏡をあしらったかわいいバック

不死鳥を象った刺繍縫い

孔雀を象ったろうけつ染め

お孫さんでしょうか?センスあふれるタッチの絵画

お孫さんでしょうか?センスあふれるタッチの絵画

懐かしい雰囲気とオーラーを醸し出すフランス人形

懐かしい雰囲気とオーラーを醸し出すフランス人形

オリジナリティーあふれる猫のぬいぐるみ

オリジナリティーあふれる猫のぬいぐるみ

ねずみかな?とにかくセンスが剥き出しのぬいぐるみ

ねずみかな?とにかくセンスが剥き出しのぬいぐるみ

もう可愛すぎる!!

すべてをご紹介することはできませんが

とにかくこんなにも先輩方は豊かな感性と

表現力があるなんて若者びっくり!!!

Senior034

リフレッシュ氷川にて展示されていた

シニアクラブの皆さんと記念撮影。

先輩方はとても優しく

「綺麗に撮ってね~💛」と本当に

癒されてしまいました。ありがとうございました。

次の会場へ。

Senior016

お次の会場は恵比寿2丁目にあります

渋谷区恵比寿社会教育館に参りました。

Senior037

「あぁ~恵比寿新聞さんね。知ってるわよ」

というおばあちゃんや

「どこで恵比寿新聞はもらえる?」

と声を掛けてくれるお爺さんや

いろんな先輩にお声を掛けてもらいながら

取材はスタート。

Senior010

お孫さんの帽子を展示されていたり

Senior015

パイプと紙風船とコーヒーという

謎のレイアウトを超メルヘンな

タッチで描いた絵画の展示があったり

Senior012

表彰状として親への感謝をつづった

手紙というコンセプトの作品や。

Senior011

謎の真田丸写真など(笑)

自由すぎる作品が

所狭しと展示されておりました。

そしてこの展示のなかでも

異彩を放つ1つの作品に出会いました。

こちら

Senior0378

途轍もない存在感・・・

一目見たときに「これは只者ではない」と

感じさせ見る者の足を止める独特のタッチ。

すると一人の老人が話かけて来てくれた。

Senior005

「これはな。古代文字というんじゃよ」

というこちらの作者三澤金蔵さん。

なんと99歳!

しかもこの絵のタッチは習った訳でもなく

すべてがオリジナルの作風・・・・

スーパーお爺ちゃんとの遭遇でした。

そしてこんなお話をしてくださった。

三澤さん
これは長寿を表現した作品。自分ひとりじゃないんだと。必ず先祖代々の人の魂があれば貴方を私を助けてくれる。そうやって見ていてくれているから長生きするんだと。

1917年長野県信州村に生まれた三澤さん。

今年100歳を迎える。恵比寿三丁目では

「師匠」と呼ばれており家では書道教室を

ずいぶん昔からやっておられる名物お爺ちゃん。

三澤さんの書道教室

三澤さんの書道教室

この独特のタッチは三澤さんによると

古代文字をアレンジした独自のアートで

文字すべてに意味がある。

もう一つ展示されていた作品がこちら。

Senior004

古代文字で描かれた説明文

古代文字で描かれた説明文

かっこよすぎる・・・

三澤さんが生まれた

1917年といえば第一次世界大戦の

真っ只中の年。戦争を2回経験し

ご自身も学生のころ満州に

先遣隊として赴くという貴重な

お話をしてくださった。

その他にも驚きの事実が

なんとそれ以外にも

驚きの事実が判明することとなる。

実は・・・三澤さんの息子さん。

なんとあの恵比寿ガーデンプレイス

サッポロビール本社前にある

モニュメント「宇宙の構成」を

制作されたアーティスト

「三澤憲司」さんだという

ことが判明する。

三澤憲司作「宇宙の構成」

三澤憲司作「宇宙の構成」

芸術家の町 恵比寿3丁目

実は三澤さんが古くから住むこの

「恵比寿三丁目」旧伊達町は

明治時代から画家やアーティストが

多く住んでいた町でした。

こちらの地図を見てください。

あの日本初のグラフィックデザイナー

杉浦非水や竹久夢二・・・その他にも

洋画家の北蓮蔵や辻永などの日本を

代表する芸術家が住んでいた時代がある。

詳しくは御年102歳、

日本初の女性報道カメラマン

笹本恒子さんのインタビューでどうぞ

新橋地区のシニアクラブの皆さん

新橋地区のシニアクラブの皆さん

ということで。

この恵比寿という町がいかに

芸術に密接な街だということが

今回の取材によって明らかになったと思います。

恵比寿ってすごいでしょ!?

Share (facebook)