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建築家の伊東豊雄氏が恵比寿3丁目に開校した「伊東建築塾」がステキ

去年6月に恵比寿三丁目に新しい建物が出来ました。実はずっと気になっていたんです。

人が住むにしては非常に広い空間を持っているし、お店にしてはこんな住宅街に

あるのはちょっと変だし。一体ここは何なんだろう!?という疑問を持ちつつ

この建物の表札を見てみると・・・・・

伊東建築塾

建築塾!?聞きなれないジャンルの塾ですね。建物を建築する技術を教えてるのか?

それにしても建物が非常にオシャレですね。どういう方がいらっしゃるのでしょうか?

本日は伊東建築塾の事務局長の古川さんにお話を伺う事が出来ました。

さて、伊東建築塾ってどんな塾なんでしょうね????

そもそもの始まり

こちらの伊東建築塾の創設者は建築家の伊東豊雄さん。数々の建物を建築されている方で

有名な物では多摩美術大学図書館の設計や仙台にあるせんだいメディアテークの設計や

海外では台湾の2009高雄ワールドゲームズメインスタジアムの設計や台湾大学社会科学部棟

の設計などって台湾大学って日本の東京大学と同じレベルじゃないですか!!!??

と様々な建築をされている日本が誇る素晴らしい建築家の方だったんですね。

すごいなー。すごいなー。


※画像はせんだいメディアテーク(提供:宮城県観光課)

伊東さんは大学でも講師として非常勤で建築を教えてらっしゃったのですが、今の大学の

教育では自分の目指す「建築についての思い」が伝えられないという事に気づき、

小さいながらも自分の「志」を若い建築家に伝えていくためこの「伊東建築塾」が開校

されたそうです。愛媛県今治市の大三島にあります「伊東豊雄建築ミュージアム」

と東京の恵比寿スタジオを拠点とした新しい建築教育の場として

2011年NPOとして活動がスタート。しかし2011年と言えば皆様もまだ記憶に新しい

東日本大震災

の年にあたります。

建築は誰の為につくられるのか?

伊東さんはこの震災で色んな事に気づきがあったようです。震災後の街づくりや元々東北にあった

コミュニティや人のつながり。仮設住宅の問題など何を大切に建物や街づくりをする

必要があるのか。そんな時、今日本の大学で教える建築教育には大切な物がスッポリ

抜け落ちていると思ったそうです。

「建築は誰の為につくられるのか?」

「建築は何のためにつくられるのか?」

「建築はどのようにつくられるのか?」

もっとも重要な根源や初歩的なテーマが抜け落ちていると感じたそうです。

新しい建築原理を生み出すためにはこのもっとも基本的な問題と正面から向き合い

建築の作られ方をゼロから考え直す必要があるのではないかと考え

この「伊東建築塾」でも「東北から未来の街を考える」という大きなテーマを

取り上げて活動を開始されたそうです。ではどんな塾なのでしょうか?

会員公開講座

伊東建築塾では3種類の講座があります。①会員向け②塾生向け③子ども向けとあるそうです。

まずは「会員公開講座」。正会員および賛助会員向けの講座。年間全6回開催されるこの講座。

去年2013年は「東北から未来のまちを考える」というテーマで民族学の学者さんによる東北の話

その他気仙沼復興の思いを俳優の渡辺謙さんと気仙沼の水産会社の代表の方との話や

新しい農業復興などの話などなど建築を軸とした講座が年間で行われているそうです。

とってもどんな話をしているのか興味津々でございます。

塾生限定講座

こちらもう少し本格的に建築を学ぶ「塾生限定講座」です。学生から社会人その上の方までが

受講されている。受講されている方の業種も様々だそうです。伊東氏に学ぶ建築原理と街づくり

などのお話を通して自分の職業に生かしたり、学生の方は本格的な建築を学ぶなど今までの

学校ではなかなか教えてくれない伊東氏独自の「建築理論」を教わる事ができるそうです。

たとえば2013年カリキュラムでは

「戦後モダニズムの建築から学ぶ」という題材で戦後のモダニズムの建築作品を取り上げ

レクチャーや実際に見学なども行う授業や、伊東氏自ら建築した建物を見学しコンセプトや

立て方・設計・施工過程・構造・設備など学ぶことができるそうです。その他にも

「みんなの家」という東北に10軒建設された地元の方たちの為の集会所を訪れ

皆で建築本来の意味を語り合ったり、愛媛県今治市大三島にある「伊東豊雄建築ミュージアム」

に2泊3日で訪問しまちづくりワークショップや建築について学ぶ合宿などなど。

伊東さんを通じて様々な建築から街づくりそして人の「居住」や「生活」を学び

触れることのできるカリキュラムだそうです。

そして恵比寿新聞が大注目しているのがこちら!!!

子ども建築塾

小学校高学年を対象に1年を通して、建築やまち、環境について考える塾です。

前期は「いえ」をテーマに図面の書き方、模型の作り方、発表のしかた等を学びながら

1軒の「住みたい いえ」を設計する授業があるそうです。

もう聞いてるだけでワクワクしてきた!!!

後記は「まち」をテーマに、恵比寿のまちを皆で歩きながら、まちの成り立ちや公共空間

について考えるそうです。恵比寿のまちなかに設置した敷地に「まちの建築」を設計し、

最終的にはみんなでひとつのまちを完成させるそうです。ワクワクしますねー!!!!

まちの歴史や文化、地形や環境をふまえた上で、人が集まる事によって生まれるにぎわいなど、

都市全体を広い視野から考える授業だそうです。こんな授業子どもの時にうけたかった!!!

事務局長の古川さんの話によると元々伊東氏が美術館などで行うイベントで子どもたちによる

ワークショップを行った所、子どもの発想力に驚かされたそうです。そんな子どもの自由な

発想力を1回のワークショップだけではなく1年を通してはぐくみ育てるという事を

この「子ども建築塾」でやってみようという事で始まったそうです。

受講する子達の良い部分を伸ばすというコンセプトの元自由な発想から建築を

楽しみながら学ぶ。今年も2月末より受講生受付中だそうです。月謝が10,000円

10ヶ月の講座だそうです。素晴らしいですね。というか写真から既に楽しさが

にじみ出てる。こんな塾がある恵比寿って本当にクリエイティブな街ですね。

もしかしてこの塾から新しい時代を切り開くクリエイターが出てくるかも!?

いや~素晴らしいです。実はこの伊東建築塾のある場所は以前も恵比寿新聞で

触れました「伊達跡画家村」の有った場所です。何か不思議な縁があるのでしょうか?

昔からこの街は「クリエイティブが生まれる街」だったように今もここ恵比寿

3丁目で新しいプロジェクトが始まっている事に感動しました。そしてまち思いな

塾だという事がわかって本当に素敵だなと思いました。

恵比寿新聞も伊東塾通いたい~!!

という事で今回は恵比寿3丁目にある伊東建築塾の取材でした。

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伊東建築塾
住所 東京都渋谷区恵比寿3-32-12
電話 03-6277-2175
WEB http://itojuku.or.jp/


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