どうも山下清です。
先日恵比寿日本酒のオジーオズボーンこと
GEM by motoの千葉麻理絵さんから
興奮気味にメールが来ました。
GEM by moto千葉
うめぇ!
恵比寿新聞
え!?なにが?
GEM by moto千葉
おむすび うめぇ!
恵比寿新聞
あ!それってもしかして・・・・
そういえば恵比寿南のカルピス前に
新しいお店ができていたなぁ~と思い
千葉さんに聞いてみるとやはり
そのお店のおむすびを食べて「うめぇ」
と言っているらしい。話によると
このおむすび屋さんの知り合いが
千葉さんに差し入れしてくれたそうで
そのおむすびがおいしかったとのこと。
速攻おむすび屋を紹介してほしいと連絡。
とんとん拍子でつながり
取材することとなったんだなぁ。
店内はミニマムにビシッと家具も統一。
「おむすび屋」とは気づかないような
とても洗練された内装なんだなぁ。
こんなスペースの使い方するなんて
どんな人が切り盛りしているお店なのか
興味津々ですよね。
今回こちらのオーナーであられる
野村さんにお話を伺ってみました。
イ・・イケメソ・・・
恵比寿新聞
「天は二物を与えず」ってよく言いますが二物与えまくりじゃないですか。。。嫉妬するわ。
野村さん
え?なんのことでしょうか?
恵比寿新聞
いえいえ。こっちの話です。悪意たっぷりの意地悪記事にしてしまいそうになるほどイケメソですね。
野村さん
そんなことないですよ。今日はありがとうございます。
笑顔が母性をくすぐるわっ
恵比寿新聞
もう僕がおばさんだったら確実に押し倒すか投資していますよ。
野村さん
いやいや。やめてくださいよ(笑)そんな褒められても。
恵比寿新聞
いや。褒めてないから…..
野村さん
え?….
恵比寿新聞
自分…いま…嫉妬してますから…..
野村さん
あ….はい….
恵比寿新聞
じゃあ取材進めますね….野村さんご出身は?
野村さん
自分和歌山なんですよ。実家が300年続く醤油蔵で^^;
実家が300年続く醤油蔵!?
恵比寿新聞
いやいや…ちょっとまってよ….こんなイケメソでしかも実家が300年続く和歌山の醤油蔵のご子息だななんて…うそでしょ…
野村さん
いや。本当なんですよ。堀河屋野村と言って三ツ星醤油という醤油とと徑山寺味噌(きんざんじみそ)を作っているんですよ。
恵比寿新聞
天は二物どころか何物与えたら気が済むんだよ・・・・まじか…今日の取材完全にやる気なくした….
野村さん
しかし醤油屋は醤油屋でも大変なんですよ。うちの醤油蔵は現在の近代的な醤油蔵と違い薪で火をおこしたり麹も機械に頼らずすべて手作りで2年かけて醤油を作るとても過酷な仕事なんですよ。今は兄が引き継いで18代目になります。
実家の味を背負って
恵比寿新聞
そんなに手間暇かかるんですね….
野村さん
大手の醤油メーカーさんは効率を重視して原材料から製品になるまで非常にスピーディーに低価格で提供できるように製造されていますが、うちは昔からの製法を大事に丁寧に作っているので味は別格だと思います。
恵比寿新聞
そんなご実家の醤油も味噌もこのおむすびに使用しているんですか?
野村さん
はい。もともと実家の醤油や味噌を生かした業態を始めたくて「おむすび屋」にしたという流れもありますね。その他僕の実家のように日本にはまだまだ手間暇かけてでも伝統の製法を守り続けている職人気質なメーカーが沢山あるんですね。しかも「無添加」にこだわっているところもたくさんあります。そんな逸品をおむすびの上に乗せて食べられるようなことをやりたかったんです。
恵比寿新聞
「イケメン」で「醤油蔵の息子」でしかも最後は「いい奴」じゃないですか。でも昨今空前の「炭水化物ダイエット」ブームなのに何故おむすびを?
海外におむすびを広めたい
野村さん
そうなんですよね~。でもおいしいものはおいしい!と腹をくくって始めました。あと、この「おむすび」を海外で成功させたいという野望があって。
恵比寿新聞
お!海外!
野村さん
はい。日本人がハンバーガー屋に並ぶように海外は「おむすび」で行列を作りたいんですよ。
恵比寿新聞
なるほど。無添加で安心安全。健康志向の欧米やヨーロッパの人にもしかして受け入れられるかもですね。
野村さん
そうなれるように頑張ろうと思って。そのためにだけではないんですが昔からの仲間にも声をかけて一緒にやってるんですよ。一応クリエイティブの担当というか。。
恵比寿新聞
クリエイティブの担当?
ここにもイケメソ
恵比寿新聞
がっちり系のイケメソきたねー。
野村さん
彼は西岡というんですが、この仕事の前はスタイリストの仕事をしていまして、いろいろビジュアル面でお願いしているんですよ。
恵比寿新聞
おむすび屋さんにビジュアル担当!?しかも元スタイリスト!?西岡さん飲食経験は?
西岡さん
実は飲食業初の体験なんですよ^^僕は主に情報の発信やお店ではおむすびのビジュアルを^^
恵比寿新聞
おむすびのビジュアル!?
野村さん
実はうちの厨房ってセクションに分かれていて、僕がおにぎりを握る担当で西岡が盛り付け担当なんですよ。
恵比寿新聞
なるほどね!おにぎりを具材でスタイリングしているわけですね。
野村さん
格好良く言えばそうですね(笑)
恵比寿新聞
ん!?ちょっと待って。おむすびの中に具を入れるんじゃなくて、おむすびの外に具をのせるスタイル?
野村さん
そうですね。基本しおむすびの上に具が乗るおむすびです^^
恵比寿新聞
結構恵比寿新聞コメにはこだわりがあって。こちらのおむすび、お米は何を使ってらっしゃるんですか?
野村さん
今は北海道芦別産の「ななつぼし」を使っています。
恵比寿新聞
「ななつぼし」粘りも強くなく色んなおかずにも相性の良いお米ですよね!冷めてもおいしいし!しかも3升釜!!!これだけたくさん直火で炊いたら旨いんだろうなぁ~。
野村さん
あと、うちにはこだわりがあって。おいしくお米を召し上がって頂くために保温はしないんです。
恵比寿新聞
ほおー。保温することでやはりお米も劣化しますからね。
野村さん
そうなんですよ。炊立てが一番なのですが、逆に「冷めてもおいしい」お米を使用しているのでその辺は自信があります。
恵比寿新聞
おむすびの種類は何個あるんですか?
野村さん
全部で17個ですね。
恵比寿新聞
じゃあ全種類ください!
野村さん
えー!?本当ですか?
恵比寿新聞
本当です。
という事で全種類をオーダー。
ちなみにおむすびに欠かせない「塩」は
宮古島の海水塩で作った塩を使用。
「ななつぼし」はそこまでお米の味の
主張が少なくどんなおかずにでも合う
って部分のチョイスはさすがだなと。
お!そろそろおむすび出来上がるみたいです!
ギャーwww
恵比寿新聞
いっぱいきたw
野村さん
なんかかわいいですね(笑)
恵比寿新聞
うん。たしかに。おむすびちゃんですね。ではまず何から行きますか?
右:自家製味噌豚
中:漬け卵黄
左:鯖&漬けパクチー
恵比寿新聞
おぉ~。旨そうですね~
野村さん
是非食べてみてください。
恵比寿新聞
ふむふむ。それでは一番手前の味噌豚から….
野村さん
実はこの味噌豚の味噌が実家で作っている徑山寺味噌(きんざんじみそ)を1年寝かして豚と合えたものなんですよ。1年寝かすとかなり発酵が進みワイルドな味になるんですが、豚の脂の風味と絶妙に合うんですよ。
恵比寿新聞
ん!!!!これはかなりワイルドな!!旨い!!しかもこのポワ~ンとする味噌の発酵臭と豚のうまみがお米に合いますね!これはかなりアリ!
野村さん
次はうちの実家の醤油で2日間漬けた「漬け卵黄」食べてみてください。
恵比寿新聞
パクッ。。ん!!!あぁ~トロケルヨぉ~黄身子~。しかもこの醤油の豊潤な香りがまたお米と最高に合いますね~。幸せだわ~。これですよ!醤油の本来の香りって!
野村さん
ありがとうございます。次が鯖の身をほぐした上に漬けパクチーを乗せたおむすびですね。
恵比寿新聞
パクチー!?味の想像ができない….パクっ。おー!!!鯖の塩加減とパクチーだけどそこまで主張しない絶妙な味のバランス!これもお米に合いますね!!
野村さん
結構パクチーもここまで来ればお米に合うんですよね^^
右:シャケ
中:漬け海老
左:漬けマグロ
恵比寿新聞
ぉおー!漬け系キター。まずは漬けマグロから。もちろんこの漬けの醤油も実家の三ツ星醤油ですよね?
野村さん
そうですね^^
恵比寿新聞
パクっ。ほぉ~。やっぱ野村さんの家の醤油ヤバイですね。香りが本当に素敵。
野村さん
いや~そういってもらえると本当にうれしいです^^どんどん食べてください!
恵比寿新聞
じゃあ次は漬けの海老。パクッ。これもトロトロで噛みしめれば噛みしめるほどお米とあいまって旨いっすね~。
右:あさり時雨煮
中:じゃこ山椒
左:こんぶ+クリームチーズ
恵比寿新聞
ほほぉ。ジャパニーズスタイルの具ですね~。まずはあさりから。おぉ~!うまみの塊!しかも上品な甘さだからこれはご飯にあうわぁ~
野村さん
こちらは愛知の落合三郎商店さんのあさりの時雨煮ですね。タレが絶品ですよね。もう一つ「こぶ」も落合三郎商店さんのこぶなんですがその上にクリームチーズをのせてみました。
恵比寿新聞
意外と邪道なスタイルだけどどうなのかな?パクッ。ん!この昆布うまっ!あぁ~なるほどクリームチーズで良い感じで滑らかになって昆布のうまみとクリームチーズのミルキーな感じがコメに合いますね~本当にこの昆布うまい・・・・
野村さん
じゃあ次が・・・・・
ヾ(T∇T;)ちょっとタイム!w
恵比寿新聞
えーっと・・・野村さん・・・気づかない?
野村さん
え?どうされました?
恵比寿新聞
んーおかしいなー。いや。気づこうか?
野村さん
え?
恵比寿新聞
もうくえねぇよwwwwww
野村さん
あー!おなかいっぱいですよね!
恵比寿新聞
もう8個食ってるからwwコロスキか!
野村さん
美味しいから何個でも行けちゃいますよね!
恵比寿新聞
おまえがいうなwwなのでここからは持ち帰りさせていただきレポート書いて良いですか?
野村さん
あっ。その前に。
タイミングおかしいw
野村さん
うちの味噌で作ったトン汁ですね。是非召し上がってください^^
恵比寿新聞
それもうちょっと早めにほしかったwズルズルズル。うめぇ・・・優しい味だなぁ・・・優しい味だけど出てき方が優しくない・・・・
野村さん
すみません。ランチタイムはフリー味噌汁もありますから。トン汁は別料金なんですけど。
恵比寿新聞
うめぇ。。味噌が違えばこれだけ味の特徴も変わるんだなぁ…おいしい。
という事でここからは恵比寿新聞が
お持ち帰りした後食べた感想を。
右:牛しぐれ
中:めんたいこ
左:うなぎ
まずは「うなぎ」から。
特段凄いという逸品ではないけど
うなぎの旨さが好きな方はこの愛称
ベストセラー物でございます。
お次は「めんたいこ」
これが絶句する旨さ。お話によると
福岡の糸島水産さんの自家製めんたいこ
だそうでさすが本場の旨さ。
これは要チェックです。言語化出来ない旨さ。
そして「牛しぐれ」
こちらはお店オリジナルの自家製。
しっかりと甘みを帯びた牛時雨。
もちろん和歌山県三ツ星醤油使用。
やはりこの醤油香りが素晴らしいです。
右:たらこ
中:うめおかか
左:ツナマヨ
「たらこ」
こちらも糸島水産さんからの代物。
粒がきめ細やかでなんでいつも買っている
たらことここまで違うのだろうと・・・・
不思議なくらい別格。旨いっす。
「うめおかか」
通常は「うめ」と「おかか」は
個別におむすびとして存在するのですが
そのうめとおかかを合わせた逸品。
うめは和歌山滝川農園のうめを使用。
所謂「紀州うめ」ですね。おかかは
お店オリジナルの自家製。
さすが紀州うめ。酸っぱすぎず肉厚。
酸味とおかかの甘みとうまみがコメに
ばっちり合う永久欠番ですね。
そして「ツナマヨ」
普通でした(笑)この組み合わせが
大好きな人も多いのでレギュラーですね。
こちら「OMUSUBIぜん」さんでは
もちろんテイクアウトも可能。
というか、テイクアウトが主流。
このようにパッケージに入れられて
お持ち帰りができます。
気になるおむすびのお値段ですが
すべてのおむすび
280円均一!
このクヲリティーでこの値段。
先日の「えびすぱん」に次ぐ良心的なお店。
その他今回ご紹介したおむすびに
50円でトッピングができるんですね。
・カルピスバター
・漬けアボガド
・漬け山芋
・漬け青唐辛子
・漬けパクチー
・みそ
・チーズ
・納豆
無限の組み合わせが楽しめます。
ここで恵比寿新聞インサイダー情報。
やはり「炊立て食いてぇ~」という方は
12:00に行けば必ず炊立てのおむすびが
たのしめます。冷めても全然おいしいです。
恵比寿新聞は常温のおにぎりが好きです。
是非お近くの方は試してみては?
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OMUSUBI ぜん
東京都渋谷区恵比寿南1-11-13 1F
03-3760-8155
11:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日 不定休