広尾の今にも崩れそうな名物古民家が解体される

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以前から「今にも崩れそう・・・」「傾いている!」と話題騒然だった明治通り沿いの広尾商店街に入る交番の向かいの古民家が昨日より撤収・解体されることがわかった。

関係者の話ではこちらに住まわれている住人が亡くなり解体することになったそうです。昨年は二階の窓が外れて一時警察沙汰になるような事もあった古民家。いつも見慣れた風景が無くなる事もあり近隣の住民が写真に収める姿も見られた。

いつぐらいにできたのか?

この建物。いつぐらいにできたのか近隣の聞き込みもむなしく判明しておりません。近隣に住むおじいちゃんの話では戦後じゃないか?という話もあり恵比寿新聞で調査しました。

昭和38年の航空写真

さかのぼる事58年前。昭和38年の航空写真を見るとこの建物が存在することが変わりました。58年前までは建っていたという事がわかります。

昭和22年の航空写真

そしてさらにさかのぼる事74年前。終戦後2年目の昭和22年の同じ場所です。興味深いのは明治通りを隔てて恵比寿2丁目側が更地になっています。実は昭和20年の東京大空襲でこの辺は焼け野原になり、まさに明治通りを隔てて広尾側は無事だったことがわかります。

建物の存在を確認しましたが解像度が低く存在するのか?どうなのか?が微妙なラインで画像解析ソフトを使用してもう一度調査してみました。

画像解析の結果、影が無いことからここは更地だったようでその後の調査によって分かったのはこの建物は築60年。丁度昭和38年の写真ぐらいにこの建物が建ったという事。この辺の木造建築としては祥雲寺さんを抜けば一番古いものなんでしょうね。

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