ヱビスビールに合う逸品グランプリが3月15日開催。過去最高の約70店舗以上が参加。

2022.02.25

恵比寿新聞

編集長

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1887年。今から135年前に日本一のビール会社を目指して「日本麦酒醸造会社」が設立。今でいうベンチャー的な流れで当時ポピュラーではなかった「ビール」を日本に広めるために会社が設立されます。

会社を設立してから２年後の1989年。現在の目黒区三田にレンガ造り3階建の近代建築醸造所ができます。当時は画期的なドイツ製の醸造機器を輸入。ドイツ人の醸造技師まで呼び寄せてビールづくりがはじまります。

1901年２月。ビール専用の貨物駅「恵比寿停車場」を開設。その後、醸造場の周りにも人口が増え続けていたため1906年10月に現在のJR「恵比寿駅」が開業することになりました。

その後1928（昭和3）年1月、渋谷町下渋谷の伊達跡など周辺の地名が、恵比寿通1丁目・2丁目と改称され「ビールの名前が地名になった」瞬間なのであります。現在ビール工場は恵比寿ガーデンプレイスとなりこの街が大きく変わりました。恵比寿駅から半径２キロ範囲に飲食店が約１５００店舗ひしめく「食の街」へと変貌。海外からも「東京に行くなら恵比寿で食事を」と訪れる観光客も増え続け今に至ります。

実はこの我々の町の名前の由来となる「恵比寿ビール（現：ヱビスビール）」が発売されたのが1890年2月25日。今日はヱビスビールの誕生日なんです。

そんなめでたい誕生日の日に今年で７回目となる「恵比寿の料理人が考えるエビスビールに合う逸品グランプリ」の開催のお知らせでございます。

今年の参加店は過去最大

元々このイベントを開催する事になったきっかけは、ビールの名前が地名になった珍しい町であり、他の地域と比べてとにかく飲食店が多い町の特性を活かしてビールが住む人・働く人・遊びに来る人とのコミュニケーションツールになり街がもっと面白くしようとはじまったのがきっかけでした。

第一回目の参加店舗は２０店舗。当時このようなイベントを恵比寿で開催している事例が無くなかなか理解を得られず苦労しましたが、今年２０２２年は現在までに約７０店舗の参加が決定しています。

ヱビスビールの味わいにピッタリの逸品をペアリング

このイベントの特徴はヱビスビールの持つ独自の味わいに恵比寿の料理人が逸品を考案。ヱビスビールと料理のペアリングを行うイベントです。ワイン業界や最近は日本酒とのペアリングも注目されていますが、エビスビール単体でのペアリングイベントは国内外と言えどもこの「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」しかありません。

イベントは期間中（3月15日～4月24日）各店舗で開催しており、スタンプラリーカードを持って各店を回り30店舗以上回られた方にはこのイベントでしかないプレゼントを用意しています。そして今年よりペアリングの自由度を高めるために「ヱビスビール×逸品」＝1,000円のセットの価格設定をなくなり、より贅沢な食材やもっとリーズナブルに提供できるようになりました。

限定醸造「ヱビスプレミアムホワイト樽生」

今年のヱビスビールに合う逸品グランプリはスペシャルなビールが登場します。3月15日より期間限定で販売する「ヱビスプレミアムホワイト」もペアリングビールのラインナップに追加。今回の「ヱビスプレミアムホワイト樽生」は恵比寿地区の参加店だけで特別に飲める内容になっています。この時期にしかヱビスプレミアムホワイトの生ビールが楽しめないという限定企画です。

世界で一番ヱビスビールを美味しく飲める街へ

この街の地名の由来になった「ヱビスビール」を世界で一番美味しく飲める街へをスローガンに参加店の皆さんと共に「どうすれば珠玉のビールを提供することができるのか？」既に６年の歳月をかけてビールクオリティーの研究に励んでいます。今年はコロナ禍の中で集まる事が出来なかったのですが、最高の一杯を創り出す「サーバー管理」や「樽の温度」・その他「ビールの注ぎ方」など勉強をひらいています。