渋谷氷川神社例大祭
本年度の渋谷氷川神社例大祭お疲れさまでした。
恵比寿の神輿の取材をして早5年。
時には叱られ・時にはノーパンで取材し
時にはかわいい神輿女子との出会いもあり
歳を追うごとに「あぁ。ぼかぁ神輿が好きだなぁ」
と加山雄三が太平洋を眺めるように
恵比寿新聞も神輿を眺めている年ごろになりました。
本年度渋谷氷川神社例大祭の連合神輿の
宮入一番基を飾るのは広尾と渋谷東がエリアの
あのチャキチャキガールズが所属する名門プロダク…
失礼しました。「わかば会」に密着取材です。
まずは神酒所に行って御霊入れ前の御前に敬礼。
わかば会の歴史ははっきりしていなくて
この赤白煙幕に書かれている年代が
昭和28年。戦後8年目に寄贈された煙幕。
それ以前にも「若葉睦会」として活動していた。
あの皇族の「常陸宮邸」にも渡御していた
由緒正しき祭礼会なのである。
そして何を隠そう!あの恵比寿のヒーロー。
平昌オリンピックモーグル銅メダリスト
原大智選手の
地元祭礼会なのです!
恵比寿新聞
原選手。お久しぶりですね。
原大智選手
はい。お久しぶりです。
恵比寿新聞
めちゃくちゃすごくない!?銅メダル取った年に渋谷氷川神社宮入一番基って氏子冥利に尽きるね!
原大智選手
?????
恵比寿新聞
ごめん。興奮しすぎた。神輿を担ぐのは何年ぶりですか?
原大智選手
そうですね~。多分6年ぶりぐらいですかね。
恵比寿新聞
次のオリンピックは!?
原大智選手
まずは世界選手権ですね。
恵比寿新聞
まじで!?頑張ってくださいね!
おい原君にケガさせんなよっ!
ひぃー・・・こ・・・こわい・・・
木を入れるのは目黒パイセン。
怖くて一度もお話したことないのですが
とてもやさしい方なのです(聞いた話)
さぁ本番の前日には宵宮という日があり
町内を渡御(担いでいく)するのですが
これがまた夕方と夜にかけてとても
ムード満点の渡御なのでございますよ。
原君も肩を入れて渡御。
街に目を渡すとマンションの窓から
顔を出す住民の姿やニコニコした顔で
玄関に楽しみで出てきているお婆ちゃん
本当に「宵宮」のハッピーな感じ。
わかば会もとてもアットホームな
笑いの絶えない祭礼会だなと思いました。
こども神輿
その他とても感動したのは
わかば会のこども神輿には並々ならぬ
想いがあることに気づきました。
ここどこだかわかりますか?
実はわかば会のこども神輿は
色んな所をまわるんです。
実はここ。特別養護老人ホーム。
もう既に何年もつづく行事だそうで。
毎年子どもたちが神輿を担いでくるのを
楽しみされているそうなんです。
ここにいらっしゃるお婆ちゃんに
お話をうかがってみました。
恵比寿新聞
お婆ちゃん。このお神輿見るの初めてですか?
おばあちゃん
いつも楽しみにしてるの。なんだか見ると元気が出るわね。
恵比寿新聞
みんな楽しみにされているんですね。
おばあちゃん
そうなの。昔を思い出してね。毎年見れるように長生きしなきゃ。
その他にも身寄りの居ない子どもたちが暮らす
乳児院を回ったり。どうして回っているのか
祭礼会の役員さんに聞いてみました。
恵比寿新聞
色んな祭礼会の取材をしていてわかば会のこども神輿は本当に特徴的な回り方をしているなと思ったのですが。これはいつから?
わかば会役員さん
かれこれ20年以上は続いているんじゃないのかな?乳児院は身寄りの居ないこどもたちと地域のこども達のふれあいが目的で始めたんだよな。老人ホームには神輿を貸し出すこともあるんだよ。
恵比寿新聞
これはこどもたちにとっても良い経験になりますね。
最近は宅地開発の影響で地域との
接点のない住民が増えている影響で
神輿の担ぎ手も減少傾向にあります。
しかしこういったこども達が主役の
こども神輿から大人神輿へという
流れを大切に作らないと正直生き残って
いけないのが今の都会の神輿なんだなぁと。
****そして次の日******
オリンピアンの父、原君のお父さんの
眼光が・・・・マジです・・・・
司会のウエモリさんの温和な司会進行
の音をバックに皆襟を正す出発の瞬間。
ウエモリさん
えー。皆様そろそろ出発となりました。神輿の前に集合してください。
この日は予想を超えた猛暑。
皆さん十分な水分補給を取りながら
安全な渡御をお願いしますと目黒パイセンより。
それではいよいよスタートです。
高張(提灯)を先頭に列がスタート。
場所は広尾中学の目の前あたりですね。
土地勘のない人は恵比寿駅から駒沢通りを
青山方面に行った途中あたりと想像してもらえれば。
おぉ。高張娘はチャキチャキガールズの
1号。4年も彼女を取材していると
大人の女性になっていくのね。素敵。
わかば会がエリアとする広尾3丁目と
東4丁目は下町風情を残す住宅街と
ビバリーヒルズばりの豪邸が立ち並ぶ
アップタウンな雰囲気が混在としている。
駒沢通りを下ればすぐに明治通り。
向かうは恵比寿駅前の友好神輿場所へ。
これがまた盛り上がりスポットなのです。
後ろに見えますのが広尾のプライムスクエア。
渋谷橋交差点を背にした形になっています。
こんな大きな通りを封鎖して神輿が通るって
結構大迫力ですよね。
そしてどこの祭礼会もこの場所で
「ウラー!ウラー!ウラー(^^)/」
となるのは恵比寿駅高架下。
なぜなら声が物凄く反響するので
皆さん叫ばずにはいられないスポット。
とにかくこの日は暑かった。
外気温が32度まで上がっておりました。
またまた高張美人を発見!
恵比寿駅前のロータリーを
4基の神輿が渡御します。
外国人観光客の皆さん写真撮りまくり。
わかば会
と神輿は恵比寿駅前を通過。
そしていよいよ渋谷氷川神社へ
宮入をするために明治通りに
8基の神輿が集結するのです。
テンション上がってきましたねー!
チャキチャキガールズ2号。
いよいよ明治通りを通過して
宮入でございます。
氷川神社宮入
渋谷氷川神社宮入は
先導するのは元広尾の御囃子が先頭。
そのあとにつづくのが
手古舞(てこまい)という地域の
小学生の女の子たち。
「よーいやさ(シャリーン♥)」
ってかわいいんですよー!!
圧巻の景色
見てください。この風景。
丁度みんな大好きJOLLYS付近。
皆さんが住む・働くこの場所が
神輿で埋め尽くされているなんて
想像できますか?
明治通りをそのまま直線で1㎞ほど
渡御するといよいよ渋谷氷川神社の
参道に入ってきます。こちらにあるのが
氷川会の神酒所。ここに立ち寄り
向かうは渋谷氷川神社本殿。
石原軍団が・・・
わぁ目黒パイセン・・・
よいとよいと・・・
いよいよクライマックス。
神様を乗せた神輿が街を渡御して
氏神の渋谷氷川神社に帰ってきました。
いつもこの時はピーンと張りつめた
感じになるんですよね。どの祭礼会も
この宮入した最終地点の担ぎが秀逸なんです。
無事宮入が終了。
本当にわかば会さんの渡御は
笑顔が絶えないというか
笑いが絶えない祭礼会なんですよ。
結構お神輿って「ウリ!フリ!」
ってしかめっ面で担いでいる
印象があると思うのですが
わかば会さんは逆で
担いでいる皆さんが本当に
たのしそうで。写真を撮っている
我々も楽しくなってしまうんです。
ほら。目黒パイセンも笑ってる。
そしてわかば会の渡御には
名物があるそうなんです。
みんなこれが楽しみでしょうがない
という話なんですが。。。。
先回りして見に行きました。
おでん!!!!
そうなんです!
何を隠そう!知る人ぞ知る名店
「今尽(イマジン)」はわかば会の
祭礼地区にあり毎年大将が皆さんに
おでんを振舞っているんですよ!!!!
美味いんですよね~今尽のおでん。
いつかは恵比寿新聞も取材したい店。
何度か通っているのですが本当に
今尽の大将は気さくで温和で
わかば会の皆さんもそんな大将を
慕っているんです。
皆さんここで休憩します。
最後のクライマックス渡御まで
あと少し。英気を養うとはまさにこのこと。
休憩中は記念撮影の
タイミングでもあります。
皆さん本当に楽しそう。
さぁ最後のクライマックスです。
原選手も肩を入れて参戦。
目指すはわかば会の神酒所。
皆さん英気を養ったせいか
不思議とコミカルな担ぎに(笑)
本当に皆さん笑顔。
難しい顔している人なんて
1人もいないって凄いです。
はじめは
「恵比寿新聞さん悪いね。小さな祭礼会だから」
ってお話されていましたが
祭礼会の大小関わらずこんなみんな
笑いの絶えない会こそ本当に
すてきだなぁと思います。
イギリスの登山家 ジョージ・マロリーは
「なぜ山に登るのか?」という質問に
「そこに山があるからだ」と答えたように
「なぜ神輿を担ぐのですか?」の質問に
「そこに神輿があるからだ」と答えるのでしょう。
なぜこのタイミングでこの話になったか
自分でもさっぱりわかりませんがw
きっとここにいらっしゃる方は
皆そう答えるでしょう。
という事でわかば会の2018年度
渋谷氷川神社例大祭密着取材でした。
取材を受けてくださった関係者の皆様
並びにカメラ目線くださった氏子の皆さん。
ありがとうございました。
そして目黒先輩いじってすみませんでした。
先謝っておきます(笑)