さて、皆さんもご存知のVantan(バンタン)。
バンタンは恵比寿に1965年の創立以来、延べ17.5万人を超える受講生に「実践型デザイン教育」を
提供し社会に送り出すことで、「デザイン」という概念を世の中に広めてきた専門校です。
いわゆる「恵比寿の老舗専門校」なのであります。
ファッション学科が主な領域かと思いきや!
最近はレコールバンタンなどのパティシエ(製菓)、ブランジェ(製パン)、
カフェオーナー、フードコーディネーターを育成する学科スクールや
バンタンゲームアカデミーなどのゲーム、マンガ、アニメに特化した専門スクール。
ヴィーナスアカデミーなどのネイル、エステ、ファッション、ヘアメイク、
ブライダルのトータルビューティスクールや
バンタンドットライブアカデミーというソーシャル、スマートフォンアプリに特化した専門スクール
などなどクリエイティブな領域の専門校へと裾野を広げてらっしゃいます。
そんなVantanが毎年、総合的な
卒業展をやっていたのご存知ですか?
今回依頼を受けた取材班がなんとVantanの卒業修了制作展「Vantan Student Final 2013」
に密着取材する事になりました。卒業展の会場はあの恵比寿ガーデンホールとガーデンルーム。
こんな恵比寿新聞のような
アングラサイトが由緒正しきVantan様に
取材させてもらってもいいのでしょうか!?
開催は2月23日~24日の2日間。現在はVantanの学生たちが卒展に向けて制作を
行っている真っ最中にお邪魔してまいりました。お邪魔したのは
ファッション学部・ヘアメイク学部・デザイン学部・フォトグラフィー学部・映画家像学部
が一手に入ったこのビル「Vantanデザイナーズメゾン」
現在卒展の制作真っ最中。校内はピリピリムードと思いきや。
なんかオシャレで和やかな、略して「洒落やかな」雰囲気に包まれていました。
さぁオシャレ泥棒はどこだい?
こちらはエントランス。エントランスのカウンターでも
学生の方たちがあーでもない。コーデもない。と議論されています。
校内にはVantanの学生の方が創られた服が展示されていました。
ん~どこを見てもオシャレ番長ですね~。かっこいいな。
そして上の階に上がりますとこちらはファッション学部のフロア。
丁度講義後のディスカッションの風景。皆さん真剣です。
そして今回まず取材させていただくのは
バンタンデザイン研究所 デザイン学部 グラフィックデザイン本科/メディアドライブ本科
長くね?(笑)
の卒展「プロジェクトマッピングチーム」にお話を伺いました。
所で「プロジェクトマッピング」ってなんなの?旨いの?という方に簡単にご説明。
プロジェクターを使ってスクリーンではなく建物や建造物、その他様々な
被写体に映像を当て込みしちゃうという最近話題沸騰のインスタレーションです。
おぉ~やってますな~
こちら、現在制作した映像を被写体に向けてプロジェクターで投影してる最中。
どんな映像化というと、ちょこっとだけ公開しちゃいますね。
凄くサイケデリックじゃまいか~
凄く凄くサイケデリックじゃまいか~
ん~しかし講師の先生から
「もうちょっと緩急をつけたほうがいいんじゃない?」
という具合にご指導されていた方こそ国内外で数々の受賞歴をお持ちで
皆さんにも記憶に新しい「資生堂「HG スーパーハード」CGペンギン」のCM監督
千田宏 氏。そう。Vantanは現役クリエイターを講師陣に招く専門校なんですね。
そんな先生の指導や現場で感じる制作感や今を感じれるって本当にうらやましい。
しかし卒展はもう来月。皆さん焦りといら立ちとそして心強さと(なんかの歌詞)
制作の現場はピリピリしておりまして。シャッターを押す「カシャー」という音が
恐縮で恐縮で。。
何度も何度も流しながらアイデアを出し合い自分たちでディレクションしていく
そうやって大人になっていくのね。うんうん。
しかし、そこはVantan。クヲリティーは高い。今回のプロジェクトマッピングは
Vantan Student Final の出品は初の試み。そんなプロジェクトマッピングチームに
作業終了後お話を聞いてみました。
左)中村由樹さん グラフィックデザイン本科
中)福田茜さん メディアドライブ本科
右)齊藤健太さん グラフィックデザイン本科
今回の出品作品について
斉藤健太さん
今回の作品はプロジェクトマッピングという手法を用いて
過去そして未来のファッションの歴史について表現した物です。
恵比寿新聞
プロジェクトマッピングと言えば今やステージの効果その他
CM、様々な分野で注目されている表現方法ですよね。マッピングにしようと
したきっかけはなんだったんですか?
斉藤健太さん
以前千田講師のお招きでジョイポリスでの先生のプロジェクトマッピングを
見た際に驚いて。こんな世界があるんだと思い今回はこのマッピングで
表現してみようという事になりました。
恵比寿新聞
プロジェクトマッピングチームとしては3人でやられているようですが
役割分担などはどうされているんですか?
福田茜さん
あまり決まった役割は決めていないんですね。皆各々が助け合って制作しています。
恵比寿新聞
しかし先ほど見せていただいた限り非常にクヲリティーの高い作品になっていますね。
プロジェクトマッピングを知らない人は驚くのでは?
斉藤健太さん
そうですね。知らない方に見てもらってアッと驚く仕掛けを見せれればと思っています。
卒業後の夢について
恵比寿新聞
そういえば皆さんももうすぐ卒業な訳で。
まず社会に出てどんな事がされたいですか?夢を聞きたいです。
福田茜さん
私はまだ色んな事が知りたくて。現在学校に行っている事もあるんですが
世界で何が起こっているかとかその他にもデザインやグラフィックの世界は
広いと思うんです。なのでもっと勉強がしたいですね。
恵比寿新聞
他のお二人はどうですか?
中村由樹さん
私は元々イラストレーター志望だったんですがグラフィックの世界に入って
様々な勉強ができました。まずは何かをやりたいというか
何ができるのか色々チャレンジしてみたいです。
恵比寿新聞
斉藤さんはどうですか?
斉藤健太さん
面白いオジサンになりたいです
面白いオジサンって(笑)
この時点で面白いので合格ですね。
斉藤さんは大手プロダクションに就職が決まっているそうです。
福田さんもカッティングエッジ、ロゴ&ビジュアルプレゼンテーション
で1位採用の実績があるなど、将来が期待されている学生さんです。
そして中村さんも大手デザイン事務所に就職が決まっている。
見事に皆さん光のある道へ進まれている。素晴らしい。
そしてこの「プロジェクトマッピング」は一つの出品作品でして
今回のVantan Student Final 2013は膨大なVantan卒業生の作品が出品され
そして!そして!栄えある「Vantan AWARD」が決定されるそうなんです!!
しかも業界関係者のヘッドハンターや関係企業並びにファッション業界・クリエイティブ
業界の方たちが若い息吹の作品をわざわざ見に来られるほどの注目度な訳です。
去年の開催イメージを頂きました。
場所は恵比寿ガーデンホール・ガーデンルームで2月23日~24日行われます。
一般の方もこのフェスティバルを観覧する事も出来るそうです。
ファッション・食べ物・映像・写真・メイク・ヘアメイク・ゲーム・アプリ
様々なVantan発のクリエイティブが見られる1日なのです。
そして今まで学んでこられた学生の方がそのノウハウをすべて出し切る
一大イベント。今も皆さん卒業展の為に作品を制作しています。
まだ今回はマッピングチームにお話を聞いただけです。
この後もファッション・ゲーム・シェフ関連などなど卒業展に向けて励む
学生クリエイターを追っていきますのでこうご期待!