あの学芸大学にあったカレーの名店「SYNC」が恵比寿に上陸!!

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てぇへんだ~!!てぇへんだ~!!

学芸大学で不動の人気を誇ったあのカレー店「sync」が恵比寿に上陸したって!?

てぇへんだ~てぇへんだぁ~~!!!!! はぁはぁ。。。

場所はなんとあら不思議!?先日カレーの取材を行ったnikko2のビルの2Fです。

駄菓子バーが目印。ここを「カレービル」と呼ぼう。さて階段をあがってみましょうか?

雑居感半端ない・・・

ウルトラ雑居ビルな雰囲気が佇むこちらのビルの2Fにsyncさんが移転してきました。

いやぁ~OPENしてるのかどうか・・・いや・・ドアにはOPENと書いているし

思い切ってそのドアの向こうへー突入でございますよーーーー!!!

雑居感ゼロ

綺麗でかわいい内装です。太陽が燦々と降り注ぐ大きな窓といい食欲をそそる黄色の壁。

あの学芸大学の強者を虜にしたカレーが早く食べたいのです。その前にこのsyncの

オーナーでもある森さんにsyncの始まりやその過程、何故恵比寿に出店したかを

インタビューさせてもらいました。

そもそもの始まりはニューヨーク

森さんは高校卒業後単身アメリカニューヨークに料理とレストランマネージメントの

勉強をするために渡米。学校に行く傍ら様々な料理店で修業をする事から食の道に

入って行ったそうです。その後帰国、様々な料理店を渡り歩き

「30歳で独立する」という夢をかなえることになります。その時色々悩んだそうです。

森さん
30歳で独立するにも何をやろうか迷ったんですね。ぼくにしかできない事。色々と考えているうちにずいぶん昔の事を思い出したんですね。僕は北海道出身で小学校5年生の時に食べた北海道にある南インドカレー「ミルチ」のチキン・パニールが忘れられなくて、あんな北海道の住宅街で地元密着でやってる名店のようなお店がやってみたい!とカレー店をやろうと思ったんですね。


※10年前のsync

森さん
最初は都立大のマンションの一室で営業する事になりました。その後学芸大学に店舗が空いたとの事で準備資金も丸でないのに思い切って移転したんですね。もうそれはそれは大変でした。休みもなく(今も)働き続けて。うちのカレーってオーダーを受けてから作り始めるんですよ。なので時間がかかるんですね(笑)そのうち固定客もつき始めて雑誌の取材もたびたび来るようになりました。

仲間の存在

森さん
だいぶ固定客もついてきたころに一緒に働いていたスタッフが辞めて3年ぐらい一人で運営する事があったんです(笑)うちはひとつひとつカレーを丁寧に作るので時間がかかるしスタッフはいないし。なので常連さんしか入れない営業スタイルの時もありました。でも当時始めた時に手伝ってくれていた仲間が戻って来てくれてやっと落ち着いたというか。仲間の存在なくしてはこの店は語れないですね。

そんな仲間からの助言

森さん
そうこうしているうちにお店も10年。しかし突然、入っていたテナントの立ち退きが決まったんですね。立ち退きが決まったという事は移転先をみつけないといけない訳で、もう僕の年が40超えたんで休みなしに働きつづけるにも後10年20年だし仲間からの助言で「若い人に味を継承していきながらsyncのカレーを全国に広めるべく勝負に出よう」と言う事で恵比寿という日本屈指のグルメ地区に勝負する事になったんですね。あれ?恵比寿新聞さんどうしたんですか?

恵比寿新聞

 号 泣 

いや・・・カレーが目に染みただけ。色々と取材してきてこの「苦悩」という2文字を

お聞きするのが本当に良い瞬間なんですね。森さん苦労されてますね。と言う事で

涙を拭いてsyncさんの真骨頂でもあるカレーを頂く事に。森さん曰く、冬の定番でもある

牡蠣とクレソンのカレー

を是非食べてもらいたいとの事で、このメニューは3月までの限定なのでお早めに。

と言う事で「牡蠣とクレソンのカレー」をオーダー致しました。

現在ランチのカレーは2種類。OPEN直後でオペレーションの関係上2種類となっていますが

本当はもっとあるそうでそのうち徐々に増やしていくとの事。ミニサラダとミニアイスティーが

セットでついてきます。辛さの調整も3段階。森さん曰く「辛いのが好きな方は是非」だそうです。

オーダーして直ぐにミニサラダとミニアイスティーが出現します。

その後5分~10分はお出しするのに時間がかかるそうです。何故かと言うと「1から丁寧に作る」

のがsyncのウリ。新鮮な野菜もあげて付け合せするスープカレーとは違いしっかりと

ルーで煮込んでから味が浸透するまで1からひとつひとつ作るのがsync流なんですね。

そうこうしていると「牡蠣とクレソンのカレー」が出てまいりましたよ!

牡蠣とクレソンのカレー

ライスは麦飯の入ったブレンドでカレーはクレソンがこれでもかー!!ってぐらい入って

おります。それではルーのチェッキング!!どんなルーなのでしょうか?

ルーはほぼ飴色。中には牡蠣がゴロッゴロと入っており贅沢カレーですね。

それでは恵比寿新聞。実食させて頂きます!!!頂きま~~~~す!!!!

パクっ!!!

一口食べて驚きの味。玉葱のあの甘みと香りがどどどどどどどーーー!!!!

そして牡蠣の濃厚な味とクレソンのほわっと香る感じが凄いマッチングしてる。

絶妙と言うほかないあまり他にはない味で本当に驚き桃の木syncの木。

実は恵比寿新聞。syncの森さんも影響を受けたミルチに2011年3月11日訪れているんです。

丁度地震のあったその時間に食べていたのが「チキンベイガン」というミルチの名物カレー。

玉ねぎをふんだんに使用したとっても甘くてスパイシーなカレーだったんですね。


※2011年3月11日に訪れた北海道ミルチのカレー。直後地震に、、

当時の事が走馬灯のように蘇ってきました。思わず店主の森さんに

「実は僕ミルチのカレーを食べたことがあるんです。食べてようやく思い出せました」

と切り出すと森さん「僕もこの味が忘れられなくてこの店を始めたんです。うれしい」

と。本当に偶然なのか必然なのか。北海道ミルチを味わった方も納得の味ですし

味わった事ない方だとたぶん「こんなカレー初めてかもしれない」と思うはずです。

是非皆さんも味わってみてください。

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sync(シンク)
住所  東京都渋谷区恵比寿西1-13-7 
電話  03-3476-8122
営業時間 【昼】11:30~15:00 【夜】17:30~22:30
定休日 月曜日

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