レモンの星からやってきたかの如く6種のレモンサワーが楽しめる「晩酌屋おじんじょ」

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ポメラニアンラブ

どうも。恵比寿新聞です。

今言ったことは気にしないでください。。

さて、今年初めてのグルメ取材となります

今回のお店は今恵比寿の夜のパーティーピポー

から絶大な信頼を受ける恵比寿西の奥地に

あります。一軒のお店。

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晩酌屋おじんじょ

一昨年ぐらいから恵比寿新聞の周りの

夜の蝶々とカブト虫の皆さんから

「ここのレモンサワーが美味しいんだよ~」

とささやかれておりまして、恵比寿新聞も

昨年末お邪魔させて頂き、そのレモンにかける

情熱と思いと味がすんばらしすぎて

「是非取材させてください!おねがいすまし!」

と少し噛み気味でお願いしたところOK頂けまして

取材させていただく事となりました。

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意外と恵比寿にはおいしいレモンサワーが

飲めるお店が数件ありまして、どの店も

特徴があり美味しく頂いているのですが

最初に言っておきます。

こちら「おじんじょ」のレモンサワーは

「バランスがおそろしく絶妙」な

レモンサワーなんですね。その話は後ほど。

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そして、こちらにいらっしゃる方。

この「晩酌屋おじんじょ」のマスターでもある

店主の高丸さん。今日は根掘り葉掘り

色んな事を聞いちゃおうと思いまして

満を持してOPEN前の16時に伺いました。

恵比寿新聞
今日はよろしくお願いします。

おじんじょ高丸さん
どうも。よろしくお願いします。

恵比寿新聞
いや~。ここのレモンサワー本当においしいなと。どういう配合でどういうこだわりがあるのか、そんなこと教えてくれないと思いますので、まずはちょっと生い立ちから・・・

おじんじょ高丸さん
そこから話すんですか!?(笑)

恵比寿新聞
はい。大丈夫ですよ。誰も見てませんから。高丸さんご出身は?

おじんじょ高丸さん
広島の三原って所なんですよ。

恵比寿新聞
おぉ!!広島と言えばレモン!!!なんかわかってきた。いつこちらに上京されたんですか?

おじんじょ高丸さん
丁度今から20年前ぐらいですかね。高校を卒業して広島に居るのもなんだかつまらなくて、東京に行けば面白いんじゃないかと思って、行ってた学校が工業高校だったんで東京の鉄筋屋さんに就職したんですよ。

恵比寿新聞
高校卒業してすぐに東京に。最初に住んだのは何処なんですか?

おじんじょ高丸さん
本厚木に寮があったんで、そこに転がり込んで。上京してすぐに入社式があって。実はその入社式が終わったすぐに配属先が決まるという流れだったらしいんです。しかも静岡か兵庫かっていう。

恵比寿新聞
ん!?「らしい」って事は知らされてなかったって事?

おじんじょ高丸さん
そう(笑)東京に仕事しに来たのになんで地方に配属されるんだよっ!って入社式の後ですぐに会社の上の人に「辞めさせてもらいますわ」と言って辞めました(笑)

恵比寿新聞
( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;゚;ブッ

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いきなり振り出しに戻る

恵比寿新聞
でも寮だったから追い出されたんじゃ?

おじんじょ高丸さん
その時東京に仲間も居たので事情を説明して友達の家で住まわさせてもらう事になって。そしてすぐに新宿の深夜までやっているダイニングバーで働く事になって。

恵比寿新聞
そこで地元に帰らなかったってなんか凄いっすね・・・

おじんじょ高丸さん
帰っても面白いことないだろうから。東京に居たいなと思って。まぁそんな感じで新宿で働きはじめて。でも1年ぐらいで「朝まで仕事するの嫌だな」と思ってそこからバイトを転々とする日々が続いて。

恵比寿新聞
ふむふむ。やっぱ飲食店が多かったんですか?

おじんじょ高丸さん
当時はお金もなかったから「マカナイ付き」って相当ありがたかったんですよ。だから飲食店で働いていましたね。遊ぶ金もほしいし。「遊ぶ」為に「仕事」してましたから。

恵比寿新聞
わかるわ~。恵比寿新聞もそうでした(笑)それからは?

おじんじょ高丸さん
たまたま渋谷を歩いていたら「来たれ!ハングリーな若者よ!」ってチラシが貼ってあって。その文字の下には「マカナイ2食付き!」って書いてあって「渋谷で働きたいしマカナイ2食もついてるし」と思ってそこにアポなしで面接に行ったんですよ。

恵比寿新聞
すげー安易(笑)でもわかる(笑)

おじんじょ高丸さん
そこが「楽グループ」っていう会社で。六本木のほうに配属されて働いていましたね。

恵比寿新聞
あー!結構色んなお店を展開してらっしゃる楽コーポレーションさん。恵比寿だと「ゑびす堂」とかですね。

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甘くなかった飲食店

恵比寿新聞
で、そこで働き始めるわけですね。

おじんじょ高丸さん
そうですね。結構長くお世話になっていましたね。で、その会社から離れて飲食とは関係ない色んな仕事しましたね。それで以前働いていた楽コーポレーションと社長同士繋がりのあるフーズサプライサービス株式会社って会社で新しく新店舗の立ち上げとかの現場の仕事をやってましたね。そこでやっているうちに「震災」が有ったんですよね。

恵比寿新聞
という事は2011年?

おじんじょ高丸さん
震災を期に「これじゃだめだ」って想いだすようになって。自分で何とか独立してやらなければと思い、社長に「独立したいんで今年いっぱいで辞めます!」って伝えたんです。

恵比寿新聞
すると?

おじんじょ高丸さん
すると、「辞める代わりにあと2年だけ現場から離れて経営の事やってみろ」って言われて、その会社の取締役に期限付きで就任したんです。

恵比寿新聞
おぉ!バイトから取締役の座に!でも手放したくなかったんでしょうね。社長。

おじんじょ高丸さん
それから今までずっと現場で働いていたのが朝の9時半に真面目に出社して「おはようございます」って(笑)パソコンもやったことないから人差し指で押してたくらいですよ(笑)

恵比寿新聞
でも今まで現場でやってきていきなり「経営」って所ってキツイですよね。。

おじんじょ高丸さん
でも。ほんとに「飲食店経営ってそんな甘いもんじゃない」ってその2年間で思い知らされましたよ。ずっと現場の仕事だったんでいつも経営側に「劣等感」って有ったんですよね。「現場も知らないくせに」と。でもいざ経営側にあがってみたら「こんな大変な事をバランスを見てやってたんだ」って。今思えば現場しか知らない僕が独立する事を思って社長がそうしてくれたんじゃないかと思って。

恵比寿新聞
なんか。泣けてきましたね。でも社長の想いがそうじゃなかったら笑いますね(笑)

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20年以上続く飲み屋をやりたい

おじんじょ高丸さん
まぁそんな事で経営側の仕事を初めて、サラリーマンなんで夜は多少時間があるわけですよ。

恵比寿新聞
ほうほう。ということは?

おじんじょ高丸さん
色んな飲食店を虱潰しに行きましたね。ずっと現場の仕事だったんで同業者がどんなことやっているかずっと見れなかったんですよ。だから名だたる居酒屋から回りまくって勉強して。

恵比寿新聞
で!独立したって事ですね。

おじんじょ高丸さん
ですね。夢は「20年つづく地元に愛される飲み屋」をやることで。だって「高丸の店は20年続いてるんだもんな~」って言われたら格好いいでしょ?

恵比寿新聞
ですね~!!!すごくはっきりとした良い夢!!んー!!話してたらなんだか飲みたくなってきちゃった(笑)

おじんじょ高丸さん
じゃあ今日は飲みますか!

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という事で取材そっちのけで飲むことに

カウンターには所狭しとおばんざいの山。

こちらは全部で4種類。その日で変わる

「お通し」でこの中から1品選べるんです。

おじんじょ高丸さん
じゃあまずレモンサワーからいきますか!

恵比寿新聞
そうしますか!

おじんじょ高丸さん
うちはレモンサワー6種類あって。まずは「いつもの生レモン酎」から行きましょうか。

恵比寿新聞
そうしますか!

一番スタンダードな「いつもの生レモン酎」

まずは定番の「いつもの生レモン酎」

恵比寿新聞
あっ!!高丸さん。ちょっと待って。スペシャルゲスト呼んでいいですか?

おじんじょ高丸さん
スペシャルゲストっすか!?

恵比寿新聞
恵比寿のDR.レモンサワーことknapの南師匠をお呼びしたいと。

おじんじょ高丸さん
ドクター??レモン???だれ?・・・・

こちら恵比寿のDR.レモンサワーことknapの南師匠

こちら恵比寿のDR.レモンサワーことknapの南師匠

もう既にグラス持ってるし(笑)

おじんじょ高丸さん
だれ・・・

恵比寿新聞
高丸さん。実は三年前にとあるデザイン会社の取材をした時のこと・・・そこで働いていたこの南師匠の夢を聞く機会がありまして。なんとその夢が「レモンサワーに入れるレモンを作るのが夢!」という小学校2年生の様な笑顔で言っていたのを思い出して呼んでみました(笑)

2013年に取材した模様

2013年に取材した模様

おじんじょ高丸さん
そしたらすぐに広島に行ったほうがいいですよ(笑)

KNAP南師匠
いやいやいや・・今日は呼んでいただいて・・・すみません・・・ぼくこんなところに来ていいんですか?

恵比寿新聞
いいんですよ!ささ。是非まずはこの「いつもの生レモン酎」を駆けつけ一杯ググッと。

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グビッ・・・

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遠い目

恵比寿新聞
どう?南師匠?

KNAP南師匠
おいしいです・・・

南師匠・・・(笑)

恵比寿新聞
ほら。もっとこう「コクの中にキレがありますね」とか無いんですか?

KNAP南師匠
なんか・・・こう・・・なんて言っていいのかわからないんですが・・・いわゆる・・・おいしいです。

呼ぶんじゃなかった(笑)

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とまぁ楽しい仲間も集まり高丸さんと

南師匠の飲むことになりました。

おじんじょ高丸さん
恵比寿新聞さん。何十年続いている居酒屋には必ず3つの「逸品」がある事に気づいたんですよ。なんだと思います?

恵比寿新聞
ん?なんだろう・・・枝豆??

おじんじょ高丸さん
3つあるんですね。

恵比寿新聞
えー??なんだろう?

おじんじょ高丸さん
僕が思うに「煮込み」「ポテサラ」そして「レモンサワー」ですよ。

恵比寿新聞
おぉー!!!確かに!!って事はおじんじょにも「煮込み」もあるんですよね?

おじんじょ高丸さん
ありますよ~。

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グツグツグツ・・・

恵比寿新聞
おぉ~。良い感じにグツグツ煮えてますね~。あれ?豆腐?絹ごし?

おじんじょ高丸さん
恵比寿新聞さん。豆腐と言えば絹ごしですよ。

恵比寿新聞
すき焼きとか煮込み系は「木綿」ってイメージあるけど。

おじんじょ高丸さん
スジ肉のトロって感触と絹ごしのツゥルって食感が合うんですよー。

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ヤベエ・・・

恵比寿新聞
ん!?あ!!絹ごし合う!!!しかもこの甘辛いタレに屈することなく沁みすぎていないそして都会のタレに染まらない絹ごしちゃんがスジ肉のアブラをそっと洗い流してくれるような。南師匠。どう?

KNAP南師匠
僕もそう思っていました。

恵比寿新聞
うそつけ(笑)

おじんじょ高丸さん
あっ。丁度3人タイミングよくレモン酎空きましたね。

恵比寿新聞
おかわり!!!!

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瀬戸田のレモン塩de酎

恵比寿新聞
ん!?この横についているのは?

おじんじょ高丸さん
うちのすべてのレモンを作ってくれている瀬戸田のレモンを塩につけた「レモン塩」をレモンサワーの中に入れて呑むんですよ。

恵比寿新聞
これ。皮ごと磨ってるけど。

おじんじょ高丸さん
うちのレモンはそのまま食べれるんですよ。ワックスもかかってないし。

恵比寿新聞
あっ!去年来た時レモンサワーのレモンの皮食べてる人いたな~。

おじんじょ高丸さん
実はこのレモン使うきっかけになったのも、うちの娘がそのまま生で食べているのを見て使うようになったんですよ。

恵比寿新聞
へぇ~。子供が食べれるぐらいって。どれどれ。

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って南師匠(笑)

恵比寿新聞
師匠どう?

KNAP南師匠
なんかレモン塩だけあってソルティードックっぽいというか。

恵比寿新聞
お。なんかいきなりマトモナ回答。どれどれ?

ってぜんぜんソルティードックぽくねえし(笑)

恵比寿新聞
ぜんぜんちがうじゃ・・・あら。ん!?レモン塩が口に入ってきた時のこの「塩っぽさ」ソルティードックっぽいわ。ほー!!しかも果実味と香りがまた素晴らしい。

KNAP南師匠
すごく香りが良いですね。これはおいしい。

恵比寿新聞
うん。「生レモンサワー」にプラス生感が投入されたって言っても過言でないフレッシュ感ですな。

おじんじょ高丸さん
喜んでもらえて良かった。

恵比寿新聞
そういえば、さっき言ってた「美味しい居酒屋の三種の神器」の「ポテサラ」もあるんですか?

おじんじょ高丸さん
ありますよ~!

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え・・・

恵比寿新聞
なんすか・・・この「金髪白人男性」的な盛り付け・・・ジョンですね。

おじんじょ高丸さん
ポテサラですね。

恵比寿新聞
ジョンですね。で。上に乗っている金髪の部分は?

おじんじょ高丸さん
まぁ食べてみてくださいよ。

恵比寿新聞
でわ。。コリッ・・・ん!!!!これは!!!!

KNAP南師匠
「おしんこ」ですね。

恵比寿新聞
ちょ!!そこ俺が言うところ!!・・・ん!!!しかもちょっと「カレー味のおしんこ」

おじんじょ高丸さん
うまいでしょ?(笑)

恵比寿新聞
なんじゃこれ。新感覚だけどなんか懐かしい。ポテサラのクリーミーがおしんこの塩気とカレーのスパイシーさでグッと閉まりますね。ねぇ?師匠?

KNAP南師匠
僕もそう思っていました。

恵比寿新聞
うそつけ(笑)

するとOPEN間もなく徐々に人が入りだしてきた

するとOPEN間もなく徐々に人が入りだしてきた

恵比寿新聞
高丸さん。仕事大丈夫?っていうかOPENすぐにお客さん来るんですね。17時ですよ?

おじんじょ高丸さん
ありがたい事です。仕事は大丈夫です。しっかり店の切り盛りしてくれるスタッフがいますから。

恵比寿新聞
あっ!さっき俺が撮影している横から割り込んできてスマホで写真撮ってくるようなスタッフ?

「もうちょっとこのアングルから」じゃねえよw

「わーい」じゃねえよw

おじんじょ高丸さん
あぁ(笑)なべちゃんですね。いい奴ですよ。

恵比寿新聞
まぁ別に気にしてないけど。あっ!またレモンサワーがカラですね~!!

おじんじょ高丸さん
じゃあ次はこれとこれかな?

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ミント香るレモン酎

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?????

恵比寿新聞
高丸さん。ミント香るレモン酎はわかるんですけど。もう一つのこの無色透明な普通のレモンサワーは?

おじんじょ高丸さん
飲んでみればわかりますよ。

恵比寿新聞
それでは。グビッ。ん!!??焼酎の味が違う!!米?麦???

おじんじょ高丸さん
麦焼酎ですね。「おやじの麦レモン酎」って言います。

恵比寿新聞
あっ!これはうまいわ。ぐーんと来ますね。この麦のコクの強さが。

おじんじょ高丸さん
恵比寿新聞さん。レモン酎っていろんな店でピンキリじゃないですか。

恵比寿新聞
ですね。美味しくない気の抜けたような所もありますし、変な割材で「レモン味」みたいなところもあるし。

おじんじょ高丸さん
例えば「炭酸」が多すぎれば「焼酎」のコクが薄くなる。逆に「焼酎」が多すぎれば「炭酸」パンチが無くなる。そこにレモンの酸味と香り。このバランスで美味しさが決まると思うんですよ。

恵比寿新聞
おぉ!!核心に近づいてきましたね。高丸さんが酔った勢いでその話もっと聞かせてほしい。

おじんじょ高丸さん
実はOPENしてすぐぐらいですかね。とあるお客さんが来て、うちのレモンサワーを6杯一気に注文して飲みくらべ始めたんですよ。

恵比寿新聞
6杯同時に?同業者?

おじんじょ高丸さん
実はその方とある焼酎メーカーの方で。「色んなレモンサワーがある工夫は非常に面白い。でもうちの焼酎に変えればもっとコクとキレが増すよ」って言ってその日は帰って行ったんですよ。

恵比寿新聞
ほうほう。

おじんじょ高丸さん
何日かたってその焼酎メーカーの人が何人か遊びに来てくれたんですよね。その時に「サワー」の極意を色々と教わったんですね。こんなに奥深い世界だったのかって。

恵比寿新聞
そこから試行錯誤したんですね。

おじんじょ高丸さん
いや。まだ試行錯誤中ですよ。日々進化しています。

恵比寿新聞
深いっすね~。これが「美味しい居酒屋の三種の神器」の「レモンサワー」なんですね。うぇ~だいぶ酔ってきた(笑)

おじんじょ高丸さん
じゃあそろそろうちの名物出しましょうか!

恵比寿新聞
お願いします!

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神明鶏肉汁焼き 上

恵比寿新聞
高丸さん。この神明鶏ってどこの鶏肉なんですか?

おじんじょ高丸さん
まさに俺の生まれ故郷の「広島県三原」の鶏ですよ。

恵比寿新聞
おぉー!!本当に広島の人って地元想いだなってつくづく思いますよ。そしてこの「上」ってなんですか?

おじんじょ高丸さん
ここの神明鶏を育ててる養鶏所さんと商品づくりを考えている時に上半身を「上」モモ足部分を「下」って売ったほうが良いんじゃない?って事になってそういう名前になりました。

恵比寿新聞
なるほどね。という事は下もあるって事ですね。

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神明鶏肉汁焼き 下

恵比寿新聞
うぁ~この飴色にパリッと焼けた感じ。うまそー!!!

おじんじょ高丸さん
神明鶏肉を1日マリネしてじっくりとグリルで時間をかけて焼いてるんですよ。是非うちの「特製 レモン塩」で食べてみてください。

恵比寿新聞
あ!さっきレモンサワーの中に入れたあの「レモン塩」?

おじんじょ高丸さん
ですね。

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この左の瓶に入っている「レモン塩」が・・・

恵比寿新聞の人生の中でも「あっ」と

言ってしまうほどの凄い物だとこの時点で

恵比寿新聞はまだ知らない・・・・

恵比寿新聞
へぇ~。じゃあちょっとつけてたべてみま・・・・

おじんじょ高丸さん
ちょっとタイム。今肉を食べやすいように捌きますから。

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手慣れた手つきで鶏を捌く高丸さん。

なんか、この人、あったかいんだよな~。

話していてもすごく真っ直ぐで。

不思議と「昔から知り合い」みたいな感じがする。

人望もあついんだろうなぁ~。

さぞかしスタッフの人達も

シッカリしているんだろうなぁ~

「わーい」じゃねえよw

「わーい」じゃねえよw

って被ってる!!

なべちゃん
わーい!捌く前に撮っていいですか!?ハァハァ

恵比寿新聞
ってもう撮ってるじゃん(笑)

なべちゃん
さーせーん!!

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準備完了!

恵比寿新聞
高丸さん?食っていい?

おじんじょ高丸さん
熱いうちにどうぞ。

恵比寿新聞
本当にいい?

おじんじょ高丸さん
どうぞ。どうぞ。

恵比寿新聞
南師匠。先食べてもいい?

KNAP南師匠
どうぞどうぞ^^;

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恵比寿新聞
じゃあさっきのお手製のレモン塩を乗せて。頂きます。パクっ・・・・

おじんじょ高丸さん
どうっすか?

恵比寿新聞
ぎゃーー!!!!!!!なにこの①「パリ」→→→→→→②「ジュワ」→→→→→→③「爽やか~(レモン)」!!!!!ケンタッキーフライド○キンより旨い!!!!

KNAP南師匠
これはマジでうまいっすね・・・何回でもいける・・・

恵比寿新聞
外はじっくりと焼いた皮が「パリ」っと→→→噛みしめれば神明鶏の脂が「ジュワ」→→→そしてあとから押し寄せる上品に香るレモンの「爽やか~(レモン)」→→→→→→嬉しくて我慢できず「嬉ション」みたいな。

おじんじょ高丸さん
いや。「嬉ション」は勘弁してください(笑)※「嬉ション」とは嬉しくてオシッコしちゃう動物にはよくある症状

恵比寿新聞
大丈夫。ちょっと先っぽ濡れてるぐらいで。いや~これはヤバいわ。危ない味。

おじんじょ高丸さん
そこでのどごしググッとこのレモン酎飲んでみてください。

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シャリっとレモン酎

KNAP南師匠
恵比寿新聞さん・・・横の瓶がグツグツ言ってますよ、、

恵比寿新聞
うん。しかも横のグラスの中でなんか凍っとる・・・・

おじんじょ高丸さん
焼酎を凍らせて高圧炭酸水で割って飲むレモン酎ですね。

恵比寿新聞
高圧炭酸水?・・・・南師匠お願いします(笑)

KNAP南師匠
え!?僕ですか?・・・・

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ゴクッ・・ゴクッ

KNAP南師匠
!!!!!

恵比寿新聞
どうした!?南師匠!?

KNAP南師匠
僕は・・・・僕は・・・・

2013年に取材した模様

3年前のあの夢を思い出したか・・・

この瞬間以降、南師匠は最後まで遠くを見つめていました

恵比寿新聞
ずっと遠くを見つめるほどの衝撃だったのかな・・・・どれどれ。グビッ。。ん?おぉ!!パキーン!!パキーン!!

おじんじょ高丸さん
お二人とも大丈夫ですか?

恵比寿新聞
パキーン!!パキーン!!これは鶏に合いますね!!!
言うなれば
①外はじっくりと焼いた皮が「パリ」っと
②噛みしめれば神明鶏の脂が「ジュワ」
③あとから上品に香るレモンの「爽やか~」
④嬉しくて我慢できず「嬉ション」
⑤高圧炭酸水でパキーンと「嬉ション補充」

おじんじょ高丸さん
まじで嬉ションだけは勘弁してください(笑)

恵比寿新聞
これは美味しいですね。しゃっきりしてきたわー!!

おじんじょ高丸さん
じゃあ最後のレモン酎ですね。

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レモンチェッロで酎

恵比寿新聞
ちょっと無理やりネーミングした感がいい感じですね。

おじんじょ高丸さん
レモンチェッロは自家製なんですよ。レモン酎にレモンチェッロを入れるんですけど。結構女性に人気ですね。

恵比寿新聞
それは飲んでおかないと。南師匠。飲みますよ。

KNAP南師匠
・・・・・(すっごい遠くを見てる)

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恵比寿新聞
こうやってレモンチェッロを入れてと。頂きます。ん~。あぁ~。なんとも言えない甘いレモンチェッロの香り。これは女子ウケしそう。いや~ここまで色んなレモン酎を飲めてこんなに奥深い物だと思いませんでしたよ。

おじんじょ高丸さん
たまにメニューに出ていない実験物とかもあるんで。

恵比寿新聞
恵比寿新聞が一番気に入ったのは「瀬戸田のレモン塩de酎」ですね。通常でもフレッシュで香りが高いレモン酎にレモン塩でさらにフレッシュさが増すのは結構驚きでした。

おじんじょ高丸さん
ありがとうございます。

恵比寿新聞
あと。あの「レモン塩」はヤバいですね。売ってほしいぐらい。きっとあの魔法の調味料はなんの肉でもあいますよ。マジで商品化しましょうよ!売ってほしい!

おじんじょ高丸さん
まじっすか?・・・どうしようかな(笑)まいったな(笑)

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なんて気づけば取材時間を大幅に超えて

飲みまくってしまいました(笑)

帰るころには満席。。凄いね。

確かに考えてみればちょっと一杯引っかける。

いちいち逸品が手抜きなしの旨い物があって

お店の人も気さくで「おかえり~」的なのり。

そんなお店恵比寿から減ってるなぁ~と。

ちなみにこのお店の場所は

隣の恵比寿一番会の会長の福田さんのお弁当屋

の隣でたまたまいらっしゃった福田さんから

話を聞くと。

「ここは昔神酒所だったんだよ。恵比寿西2の」

神酒所には御神輿が収納されているところ。

そんな収納する倉庫が今、おじんじょに。

なんて縁起がいい店なんでしょうね。

真っ直ぐな人には縁がついて来るね!

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晩酌屋 おじんじょ
東京都渋谷区恵比寿西2-2-10 西牧ビル 1F
03-5784-1775

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