最近の恵比寿の街はいろんなお店の閉店が続き、そして新たに新装開店が激しくなっている今日この頃。恵比寿新聞日々しっかりチェックは行っております。しかし「記事にしたい」という筆を取るまでには至らずでございましたが、今回素晴らしいお店と出会いましたので居てもたってもいられず筆を取っております。
場所は恵比寿1丁目のあいおい損保さんの向かいにあるパン屋さん「フルム」の横、町中華、旧「伊那」の場所にOPENした「厨 かろく」さん。ちょっと前まではお弁当屋さんだった場所ですね。
カウンター6席の小さなお店
中に入りますとカウンターに席が6席という小さなお店。厨房では店主の小宮さんが一人で切り盛りしている。ランチ時集団で伺うと並ぶこともあり、お勧めは1~2名ほどの少人数で伺う方がよろしいかと思います。そして名物の「しぎ焼重」に関しては3人前からおつくりになられるので少し時間を要します。テイクアウトもあり事前に朝電話で予約しておけば待たずにお持ち帰りができるそうです。
すでに大人気
恵比寿新聞が伺うきっかけになったのもいつも並んでいるところを拝見しておりまして、伺うと「今満席なんです。。。」という流れが続いていました。昨日たまたま空いている時間帯(13:00~がおすすめ)に入れた。という事でお勧めは13時台に伺うと比較的スムーズに入店できます。
大山鶏のしぎ焼重
見てください。このしずる感。鶏は大山鶏。鶏の油を吸い込んだクタっとしたネギ。肉もササミ・もも肉・つくねという3種類の食感が楽しめ、またこのお味噌汁が丁寧なお出汁を取っていて驚きの美味さ。付け合わせの小鉢もばっちり。ここで皆さんにお勧めの食べ方を。
黄身を追加してください
しぎ焼重を頼まれたら「黄身」を追加注文してください。もうこれが絵にも描けない美味しさ。甘辛く焼いた大山鶏のもも肉のジューシーさとササミのもっちりとした絶妙な焼き加減。つくねの薬味の効いたアクセント。黄身を崩して食べるもよし。店主小宮さんのお話では焼鳥屋さんでよくある「つくねと黄身」のように別皿を使って黄身を崩してお肉をつけて食べられる方もいるんだとか。小宮さんの丁寧で素材のおいしさを最大限に引き出した素晴らしい料理です。
そして今週の4日金曜日から夜の営業を再開されるそうです。夜の営業を行っているときは残念ながらお昼の営業はせず、逆にお昼の営業をされているときは夜の営業をしないという方式だそうです。
夜は「食事を楽しむ」というような感じで、「しぎ焼」に関しては鴨を使用したしぎ焼を提供されるようです。夜も楽しみですね。そして料理人歴40年の店主小宮さんがお料理教室もされるそうです。本当に良い店が恵比寿にできて本当に良かった。
厨 かろく
住所 渋谷区恵比寿1丁目16-19 1F
電話 03-6450-2921