渋谷区は、Park-PFI制度を導入し、恵比寿南一公園内において飲食・売店等の収益施設等を設置するとともに、プレーパークとしての機能を持つ園内の園路及び広場等の公園施設の整備と整備後の管理運営をする事業者を選定するために公募型プロポーザルを実施する。事業者が決まり次第、令和 3 年 12 月以降恵比寿南一公園の工事が始まり令和 5 年3月を開園予定としている。
元々この公園は「タコ公園」に次ぐ「イカ公園」の愛称で親しまれる公園。2012年にコンクリート製のイカの滑り台が安全面の心配から新しく3年をかけてイカの滑り台遊具に変更。住民からは「バナナのターミネーターのような状態で帰って来た」ともっぱらの評判だった。
プレーパークとは?
プレーパークとは「子どもが自由な発想により自分の責任で自由に遊ぶ」ことを基本理念とした施設。渋谷区は子どもたちが豊かな人間性や社会性を育み、個性を伸ばすとともに、地域の協働を促しながら子どもを持つ親に向けた情報発信の拠点としての役割も担うことで、地域の連帯やコミュニティの活性化に寄与することを目的としてこの公園の仕組みに「プレーパーク」を導入した。
既に恵比寿南一公園では定期的に「アメリカ橋プレパーク」を開始していた。子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶをコンセプトに木工や昔遊びなど定期的にイベントとして実施。近隣の子どもたちの楽しみとなっていた。
プレーパーク事業に関しては既に渋谷区に「はるのおがわプレーパーク」や「アメリカ橋プレーパーク」の運営を行っていた「渋谷の遊び場を考える会」が業務委託することが決まっている。
商業施設が整備される
公園内には今回飲食を含む商業施設が併設される。飲食のほか酒類の提供なども行える状況のようで子どもや大人やオフィスワーカーなど多様なニーズに応える公園の企画が求められている。
サッカー・ボール遊びのできるスペースや春には満開になる桜の木に関しては今回プロポーザル入札する事業者のデザイン設計の変更で残るのか・残らないのかが焦点となる。
恵比寿新聞リサーチ
恵比寿新聞では今回の「恵比寿南一公園改良整備事業」でどんな公園がみんなの為になるのかご意見やアンケートを募集しています。