【VOL.6】逸品グランプリはしご酒コース「アジア旅行気分なはしご酒」編

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4月23日から40日間開催される「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」。今年は過去最多の93店舗が我が町から生まれたビール「ヱビスビール」の味わいに恵比寿の料理人が料理をペアリング。

イベント開催期間中93店舗の参加店をハシゴ酒できるのがこのイベントの醍醐味なのですが効率よくかつ楽しく回る方法を今日から毎日1コースづつ恵比寿新聞が記事でご紹介。

第4回目のタイトルは「アジア旅行気分なハシゴ酒」です。

恵比寿は世界各国の料理が楽しめる街でもあります。今回は大きく「アジア」としぼりミャンマー・タイ・シンガポール・韓国・そして日本に関しては徳之島のお店を紹介したいと思います。ちょっと旅行に出かけた気分になること請け合いです。

🏠1軒目:95YOOYA

中国南部の雲南省のカルチャーが混ざり合ったミャンマー北部出身のご兄弟が始めたお店「95YOOYA(キューゴーヨーヤ)」さん。場所は恵比寿ビール坂中腹にございます^^

こちらのお店の料理を作るトエトエミンさん。トントエミンさんはお姉さんで弟さんがお店のホールでご兄弟仲良く営業している。料理人のお姉さんにお話を伺うと95YOOYAで出している料理の殆どが祖父祖母から受け継いだ味だそうで、出てくる料理が初めて見るような料理が多くしかもめちゃくちゃ日本人の口にも合い美味しい。

ミャンマー北部は雲南省のカルチャーと混ざって中華料理とミャンマー料理が合体したような料理。国境の地域だからこそ食環境も混ざっていくんでしょうね。今回の逸品グランプリに出品した料理も素晴らしい。

🥄雲南家庭風春巻き

春巻きと言えば皮で巻いて揚げたものを想像しますが、全く異なる形状。

お肉と野菜がたっぷり入ってもち米でつなげている日本でいうと「さつま揚げ」に近い料理。この春巻きをタマリンドが効いたタレに付けて食べてから今回のヱビスジューシーエールと飲み合わせてください。モチっとした食感にタマリンドの酸味とジューシーエールのほんのり香る果実感で口の中がトロピカルになります。これは新しい食体験。是非味わってほしいペアリングです。

95YOOYA逸品GPページ

お次はシンガポールに飛びましょ~✈

🏠2軒目:京華小吃(ジンホワ)恵比寿店

シンガポールのチャイナタウンに1989年に創業した「京華小吃(ジンホワ)」の日本進出店。シンガポールでは知らない人がいない程地元では人気の点心のお店。ジンホワさんの小籠包はもちろんですが筒状の焼き餃子めちゃくちゃ美味しいんですよね~。

その他にも色んな逸品料理が沢山あるのですが「焼売」も美味しいんです。今回逸品グランプリに出品してくれた料理がジンホワの色んな味の焼売が食べれてしまうセット。

🥄焼売5種盛りセット(椒塩付)

焼売は醤油などのタレで頂くのがいつも通りですが、今回の逸品グランプリセットは「椒塩」で頂きます。「椒塩」ってホアジャオ(花椒)と塩を混ぜたシーズニングソルトの事でほのかに香る花椒の香り。ジュワっと美味しいムチムチの焼売につけて召し上がるスタイルです。

京華小吃逸品GPページ

ミャンマー→シンガポールと来たら次はタイに行ってみましょー!

🏠3軒目:イサーン料理ヤムヤム

こちら恵比寿西のロケット公園の向かいにありますタイ・イサーン地方の料理を専門に提供する「ヤムヤム」さん。実はこのお店凄いんです。

実はこちらヤムヤムさんはタイ政府公認のお店。厨房で料理を提供するシェフ2人の経歴にビックリ。ピーサンさん(右)はイサーン地方出身でタイの四つ星ホテルのウィンザーホテルの総料理長を務めた方!そしてスーシェフのピーヤイさん(左)はチェンマイ4星ホテル勤続20年した経歴の持ち主。そして日本人スタッフのヤマトさん(中)はめちゃくちゃ良い人。今回ヱビスビールに合う逸品グランプリに初参加となり出品してくださった料理がこちら。

🥄ヤムヤムセット

右が「ヤムアボガド」という特製のヤムソース(唐辛子、ニンニクの酢漬、砂糖、パクチーの根、魚醤、レモンの入った特製ソース)と絡めた逸品。そして右が「ガイチェーラオ」という紹興酒に付けた蒸し鶏料理。上にのせられたライムはタイ原産のマナオをいうライムを使用しているので食べた瞬間現地で食べたソムタムの爽やかな酸味を思い出す現地の味がします。もうここはタイです。

イサーン料理ヤムヤム逸品GPページ

お次は韓国へ飛んでみましょう~✈

🏠4軒目:KO-LA(コーラ)

恵比寿で創業して21年。不滅の人気を誇る「カムジャタン」が名物のお店「KO-LA(コーラ)」さん。2日間かけて煮込むカムジャタンスープは長年愛される逸品。著名人がお忍びで良く訪れているのを見かけます。その他様々な韓国料理が楽しめる名店です^^今回そんな名店KO-LAさんが逸品グランプリに出品した料理はこちら⇩

🥄ハチノスのトマトキムチ煮込みエゴマの葉添え

長年このKO-LAで料理人として従事する小藤田さんにお話を伺うと「イタリア料理のトリッパ的なイメージで作ってみました」とレジェンド店だけどチャレンジングな攻めた料理を考案頂きました。まず食べ方をご説明します。トマトとキムチで煮込まれたハチノス(牛の第二胃袋)を横に添えられた胡麻の葉に包んで頂きます。

一気に口に頬張ります。するとどうでしょう。噛みしめた時にトマトの旨味とキムチの辛みがハチノスにたっぷり浸み込んでおり濃厚な味わいを胡麻の葉が爽やかに流してくれます。ここにヱビスジューシーエールの果実感が加わると一気にまとまる不思議なペアリング。止まらない旨さです。

KO-LA(コーラ)逸品GPページ

さぁ最後の場所は日本の南端「徳之島」の料理が登場します。

🏠5軒目:DASHIYA

場所は少し外れて目黒通りの日の丸教習所の手前にありますこちら「DASHIYA」さん。一見目立たない外装なので見逃さないようにご注意を。店主の平澤さんのご出身が徳之島。そんな徳之島の郷土料理「鶏飯」を関東の方にも親しみやすい「だし茶漬け」に見立て提供するという異色のお店。これがね!旨いんですよ!今回の逸品グランプリに出品してくださった料理も鶏飯的な出汁茶漬けなんです。

🥄上州豚の燻製だし茶漬け

まず「鶏飯」とは、鶏肉、錦糸玉子、椎茸、お漬物等をご飯にのせ、地鶏のスープをかけて食べる徳之島を代表する郷土料理。歴史は江戸時代にさかのぼり当時徳之島を支配下に置いていた薩摩藩の役人をもてなす為に考えられた料理だそうで、元々は上記の具材を混ぜて炊いた「炊き込みご飯」だったそうです。現在の出汁をかけるようになったのは第二次世界大戦が終わった昭和初期。時代と共に変化していったそうです。そして東京に上陸した平澤さんの鶏飯。食べ方をご説明します。

まずはそのまま茶碗に出汁を入れて頂きます。さっぱりとした中にもしっかりと出汁の利いたスープにうっとり。またこの椎茸が良いわき役で。一口二口楽しんだら一度ヱビスジューシーエールでリセット。ここから味変が始まります。

燻製された上州豚を茶漬けにイン。

一気に味変します。スモーキーで噛めば噛むほど染み出す上質な上州豚の脂とさっぱりとした鶏飯が混ざり合い別次元の美味しさです。つまみにも最適な味わいで今回の課題ビールでもある「ヱビスジューシーエール」と共に楽しめる逸品でした。

DASHIYA逸品GPページ

という事でaround the asiaなちょっと小旅行気分の逸品グランプリはしご酒コース。いかがでしたか?是非4月23日から回ってみてください。そして「毎日更新」と言っていましたが明日は出張の為お休み。連載は月曜日再開となります。

🍺ヱビスビールに合う逸品グランプリ
開催日 4月23日(火)~6月2日(日)
開催場所 参加店93店舗

『逸品グランプリオフィシャルガイドブック』(4月23日より各参加店で無料で入手可能)

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