タイ・フュージョン料理を恵比寿で味わえる渋谷川沿いの一軒家「coci」

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もうずいぶん前からこの渋谷橋の渋谷川沿いに佇んでおりますこちらのお店

coci(コチ)

実は恵比寿新聞このお店の前のお店には行ってたのですが今回こちらのお店に

なって初めて伺う事に。何料理屋さんなのか外観では想像つきませんが。

看板を見て納得。「タイ料理のお店」だったんですね。知らなかった。

いつも夜通ると満席の人気店で「カジュアルイタリアン」か「ダイニング」

ポイ物かと想像していたのですが「タイ料理」とくればやはり恵比寿。

恵比寿には現在17店舗のタイ料理屋さんがひしめく「リトルタイランド」

状態。一体どんなタイ料理を出されているお店なんでしょうね。

まずはお店の中を探検。1Fは24席ほどの広さ。結構大きいんですね。

カウンターが長くて1人で来てもなんだか楽しめそうな雰囲気。

店内はアジアンな音楽がしっとりとかかっております。

奥に進むと5人掛けの席がありました。こちらもお誕生日や女子会などで

使われていそうな雰囲気です。灰皿も置いてあるので喫煙可能なのでしょうね。

そしてこちらのお店2階もあるんだそうです。それでは行ってみましょう。

広い!!

ちょっと上にあがってみて予想以上に大きかったのでビックリこきまろ。

上の2階は32席もあるんだそうです。それにしても窓側の席で彼女誘って

「香草系大丈夫?苦手な人いるからさ」とか言って気を使ってみたいもんですね。

「あっ。私大丈夫。タイにはよく行くから」

「え??タイよく行くんだ?へぇ~。。」

「○○さんは?」

「一回も行った事ない(笑)」

なんて鼻をへし折られないように注意が必要ですよ!!!!

まぁここで幾度とない恋が生まれそして消えて行ったんでしょうね。

「僕とトムヤムクンみたいな恋をしようよ」とか言ってみたいっすね~!!

え??なんかキモイって??大丈夫だよ生春巻きのように包み込んであげるから。

そんな冗談はそこそこにして、今回こちらのcociさんの1押しメニューを3つ

ラインナップしてもらうのですが、まずはお店の方にcociの歴史をお聞きしました。

さかのぼる事9年前cociはここ渋谷橋に誕生しました。姉妹店にはお姉さんの

uraebisuという西側に13年前からカフェがあるそうです。(たぶんkusakanmuriの横)

お店の名前の由来は「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

という菅原道眞(すがわのみちざね)が読んだ和歌から拝借してできた名前なんだそうです。

春になって東風が吹いたならその風に託して配所の大宰府へ香りを送ってちょうだい梅の花さん。

私がいないからといって咲く春を忘れないでね。という和歌なんだそうです。ステキですね。

そんな梅の香りを運ぶ役の「東風(こち)」のようになりたい的なニュアンスなんでしょうね。

もうそんな良い話聞いたら飲みたくなってきたw

という事でcociさんイチオシのワインから。cociでは自然派ワインを多く取り扱ってるらしく

タイ料理にも白ワインはなかなか合うそうです。こちらのワインはフランス産シュナンブラン100%

シュナンブランってあまり聞かない葡萄の品種ですね。頂いてみましたがリースニングワイン的な

甘めで後味がさっぱりしたワインです。これにタイ料理が合うんでしょうか?想像つかない・・・

エビのすり身揚げ

こちらはタイ料理の定番「海老のすり身揚げ」。

付け合せはパパイヤと人参。そしてスイートチリソース。

これをたっぷりすり身揚げちゃんにかけまして・・・・・

口に頬張り先ほどの白ワインで流し込みますと・・・・・・・

タイにいるのかどこにいるのかワカラナイ

というぐらいマッチした味わい。マッチって近藤雅彦じゃないから。

なんと言ってもこちらcociさんの真骨頂ともいえるのが「タイ料理」のスタイルにあります。

あまり日本では聞きなれない「フュージョン」ってご存知ですか?簡単に説明すると

「融合」という意味で「イタリア料理と日本料理のフュージョン」と言えば「ナポリタン」

「フランス料理と日本料理のフュージョン」がアンパンというような異文化の物が

混ざり合ってできる料理店にはよく「フュージョン」とついている事が

多いんですけど、cociさんはフュージョンとはうたっていないんですが出す料理が

創作融合的なタイ料理が多いそうです。それではどんな料理が出てくるんでしょうか?

チキンソテー!?

見た目は完全にチキンソテーなんですが食べてみてビックリ。香草の香りが。

先ほどから欧州というかヨーロッパっぽい出てき方するのでビックリですね。

こちらタイ料理でよく出てくる「ガイヤーン」という焼鳥。ガイが鶏でヤーンが焼く。

見た目から常識を覆された感じですが、こちらのガイヤーン。特製のガイヤーンの

タレに1日漬けまして、鶏肉は山形のいわい鶏を使用。薬草を多く含んだ天然飼料を

食べているいわい鶏さんだから肉質もやわらかくジューシーな鶏肉。1日漬かってるので

味もしみこんでかなり味わい深いお味になっております。

cociさんはガイヤーンをメインで出しているのか~なんだか不思議。

見た目としてのフュージョンは味わえましたが調理としてのフュージョンも見てみたい!

という事で出てきましたのがこちら!!!!!!!!!!!!!!

グリーンカレー

でもさ(笑)ご飯の上になんか見慣れた物が乗っているんだけど(笑)

これサバですよね???サバの塩焼きがご飯の上に載ってグリーンカレーで食べる!?

またまた想像のつかない感じですが。はたしてこのサバとグリーンカレーは合うんでしょうか?

骨抜きしているサバの塩焼きをご飯の上でほぐします。ほぐすのはお店の方がサーブ

してくれるのでお任せ。通常は人数分に分けてくれるので安心ですね。この手の

グリーンカレーをシェアするのって人数多いと至難の業だし、もっと人数多ければ

取り分けられずにそのまま冷めた状態で遠慮の塊のように放置される事もありますよね。

はたして焼きサバとグリーンカレーの愛称は合うのかな!?!?

一口食べて何故か日本的な安心感とタイに旅行に行ってホッとした安心感とが同時に

襲ってきてその後に意外と辛い風がブワ――――って吹いて結論から言うと

ウマーイ!

中に入っている野菜も季節の野菜を使ってらっしゃるようで根菜類そして特徴的なのは

ユリの根が入っていて茄子も入ってるしごぼうも入っていてなんともヘルシー。

そしてこのほぐしたサバがなんともいい味してるんですね。猫に食べさせたい。

しかし!cociのグリーンカレーは何気にスパイシー。汗が吹き出します。

ん~サバのような日本でよく食べるような食材とタイ料理の融合と思いきや

さっきタイの友達に話を聞くと「タイデモサバタベマス」だそうです。しかし驚きの

新発見「サバは日本から来ました。なのでプラーサバとタイ語で言います」だって(笑)

まさに日本食とタイ料理のフュージョンですね。勉強になりました。

cociさんは4つの季節でメニューが変わるスタイルだそうで現在冬は「タイスキ」が

お勧めだそうです。こんな川沿いの良い雰囲気の場所でタイ料理を頂きながら

楽しく友達と親睦を深めるのはナイスですね。週末金曜日は前もって予約が必要で

平日でもできるだけ予約して行かれる事をお勧めします。「窓際の席を予約」という

オファーもOKだそうで渋谷川を眺めながらビオワインとタイ料理に舌鼓。良いですね!

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coci(こち)
住所 東京都渋谷区東3-16-10
電話番号 03-3442-5151
営業時間 
月~木11:30~24:00 金11:30~翌2:00 土12:00~翌2:00 日12:00~23:00
無休 子供OK 

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