もーー!!眠いわー!!
こちら午前6時30分の恵比寿バス通り沿い。旧ゼスト前でございます。
見事に人っ子一人もおりません。だって朝6時半だよ。当たり前じゃん。
さて、今日は何でこんなに朝早く起きてこの場所にたっているかというと
最近年齢のせいか朝早く起きてしまい。そして夢遊病のように徘徊して
気づいたら「はっ!まさこさん朝ごはんまだ!?」「御爺ちゃんさっき食べたでしょ」という
ちょっとあぶない徘徊お爺さんではなくて、なんと世界最大の朝活が恵比寿で開かれている
という少年少女が狂喜乱舞するような「世界最大」とか「前人未到」とか「天下一武道会」とか
その類の「かなりスケール感のある」事が繰り広げられているという事で会場の
カームテラスさんに行くことになりました。
受付の人が(笑)
ちょっとなんだかビックフットがちゃっかり写っちゃった写真的なアングルでございますが
朝6時半にも関わらず会場となるカームテラスさんにはたくさんの方が集まっていました。
朝活と言えばずいぶん前に取材した「morning party」さんなど恵比寿ではたくさんの
朝活が行われている「朝活のメッカ」なのでありますが世界最大というからには凄いんだぜ
という特徴的な所もあるんでしょうね。とりあえず中に入ってみたいと思います。
6時半なのに超盛り上がってる
既にさわやかな朝から皆さんスーツ姿で出席。一体どんな朝会なんでしょうか?
見たからに仕事のできそうな企業戦士の朝の会のように見えますが。実はその通りでした。
聞くところによると世界55か国で約160,000人のメンバーが存在する世界最大の朝会。
1985年にアイヴァン・マイズナー博士によりアメリカで創立された異業種交流会で
いまもなお拡大し続ける超イケテル世界最大の朝会だそうです。
日本には177の拠点が存在しており、こちらは「「BNIサンライズチャプター」(恵比寿)」
と言われる拠点で全国各地でこの朝会が行われてるってなにそれすごい。
企業戦士の朝は早い
既に会場では皆さん名刺交換がバンバン行われております。マイクでのアナウンスも
「ハイ皆さん朝の始まりは名刺交換から始まります。よろしくちゃ~ん」とちゃ~んとは
言いませんでしたがw激しい名刺交換が行われております。ところでこのBNIという
異業種交流会の特徴についてこちらの「BNIサンライズチャプター」(恵比寿)の
野村さんにお話を伺ってみました。
※左が野村さん 右は本日のゲストコメンテーター佐々木博さん
恵比寿新聞
野村さん。BNIという異業種交流会というのは理解できたのですが特徴ってなんなんですか?
BNI野村さん
んまぁ~ねぇ~おもしろいですよ。
恵比寿新聞
え!?ザックリすぎる・・・・
BNI野村さん
あー。ごめんね。この会の特徴は1業種1枠という設定があるんですよ~。
恵比寿新聞
1業種1枠???というと??
BNI野村さん
たとえばその地区のチャプター(拠点)にWEBデザイナーさんが入会しているとその地区のチャプターには2人WEBデザイナーは入会できないんですよ。1つの専門分野に対して1名のみ加入することができるってかんじですね。
恵比寿新聞
1拠点1業種ってことですね。
BNI野村さん
そうそう。そうする事で事業領域が被らないので交流が活性化するというロジックなんですよ~。
恵比寿新聞
さっきから野村さん眠そうな喋り方ですね。
BNI野村さん
あぁ~これもとから~(笑)でね。もう一つの特徴が「リファーラル」という仕組みなんですね。
ビジネスリファーラルという仕組み
恵比寿新聞
りふぁーらる??ですか?
BNI野村さん
うんそうそう。リファーラルという仕組みがあってこの会は毎週朝金曜日にやっているんですが、入会している人同士が仕事を紹介し合うんですよ。しかも毎週。会の規則として決まっているんですよ。
恵比寿新聞
ん!?どういうこと?
BNI野村さん
1地区1業種で皆違う事業をしているわけで毎週メンバーが集まりビジネスを増やすのを助ける活動なんです。ビジネス紹介というのが一番わかりやすいのかな?
恵比寿新聞
たとえば僕が不動産屋さんであれば違うメンバーで内装屋さんがいればその人に部屋の内装を頼むとかもリファーラルって事ですか?
BNI野村さん
そうですね。自分の取引先でも「こういう人いない?」的な事でご紹介する事もリファーラルですね。ようはこの会に参加する人たちみんなで仕事を紹介し合う事を率先してやりましょうという活動なんです。去年だけでも世界で540万件のリファーラルを交わして合計6500億円のビジネスを提供したという報告もあるんですよ。
恵比寿新聞
6500億円!?なんじゃそれ!?うまい棒何本買えるんだろ・・・・
助け合いから始まるビジネスシナジー
恵比寿新聞
なんかなんちゃら共同体みたいですね。でもその為だけの朝会じゃないですよね。
BNI野村さん
そうですね。毎週金曜日の朝にやるんですが毎週全員が1分間のプレゼンテーションをするんですよ。たとえば今週こんな事があって仕事としての気づきがあったとか、メンバーとこういう仕事をしましたとか。きっちり60秒で話するんです。
恵比寿新聞
時間制限有のプレゼンテーションですね。
BNI野村さん
短時間に自分が説明したいことを説明するというトレーニングにもなるんですよ。そのあとローテーションで回って行く「10分プレゼン」というのがあって、実は今日の朝会は僕が話すことになっているんですね。
恵比寿新聞
野村さんは今日どんなプレゼンをされるんですか?
BNI野村さん
僕は株式会社スタイルメントというデザイン会社をやっているんですがそんな仕事の中の「ブランディング」とは?って話をしようと思っています。
恵比寿新聞
それは楽しみですね。後でゆっくり聞かせて頂こうと思います。
という事で始まりました朝会。まずは今週のビジネスリファーラルの発表。
逐一今週どういうビジネス紹介を行ったのか一人づつ発表がありました。
驚く事に何気にシンプルに今週こういう仕事を紹介して受注しましたとか
こういう相談を持ち掛けましたとかサラッと発表するんです。
たとえばメンバーさんの取引先で不動産を探しているという事で
不動産業者のメンバーに取引先をご紹介しましたや、医療コンサルタントの方
から紹介された病院の改装の依頼を受けた内装デザインのメンバーさんの話
などなどメンバーの為に必ず週一皆さん1つは紹介や事業をお願いしているという
そら~6500億円なんかすぐいくわ~と思うような発表でした。
1分間で今の自分のプレゼンを
その後皆さんの1分間プレゼンが始まりました。
驚いたのは1分間で自分の今できる事をわかりやすくコンパクトに話されていました。
恵比寿新聞も記事を書く時にコンパクトにまとめるという作業が一番苦手で。。。
自分がこんな事出来ますよというアピールがうまくできればリファーラルが成立
しやすいという事になるわけですので皆さん要点をコンパクトにまとめて話します。
60秒すぎると「ちーん」というベルの音がするのがなんとも寂しい(笑)
「実は自分最近○○という活動を新しく始めたんですが!!」という話から始まり
「たぶん○○さんや△△さんともつながる話なので後ほどゆっくり話しましょう!」
的なアプローチも可能な1分プレゼン。話も面白いので後で話聞きたいわっ!
という流れも生まれるわけでして良くできてるな~この仕組み。
10分プレゼンテーションに突入
先ほどお話を伺った野村さんの10分プレゼンテーション。
今回の話は野村さんの会社で行った事業プロジェクトの話を交えた
「ブランディング」ってどういうもの?というお話。
プレゼンテーションというか「セミナー」に近いスタイル。結構聴きごたえの
ある超為にある話。野村さんいつも眠そうな話方してるけど凄い人なんだな~。
皆さん巷で見るデザインで野村さんの会社の作品って結構ありますよ。
詳しくはスタイルメントでググってちょ~だい。ググりゃんせ。
で!!!お待たせしました!!朝会には欠かせないのが「朝食」でございます。
おいしそ~
カームテラスさんお手製のBNI特製朝食。スクランブルエッグの半熟具合が
絶妙で丁度お腹も腹八分目のサイズでオシャレな朝食でございます。
皆さん朝食を食べながら「さっきの話超おもしろいね!」や「こういうのどう?」
など1分プレゼンを通してディスカッションが行われるなど終始ビジネス話に
花が咲いておりました。というか朝だから超さわやかなんですよね。お酒も無いので。
という事で恵比寿新聞今回の朝会潜入のまとめを書いてみたいと思います。
【メリット】
1)企業・スタートアップにはかなり最適な会ではないでしょうか。
2)異業種同志という事で気兼ねなく相談できるのもよいんじゃないか。
3)新しいビジネスモデルを作るのにも最適なんじゃないかと。
4)朝早く起きる習慣が出来るので健康にもよいんじゃないか?
5)仕事がたくさん来るので良いんじゃないかと。
【デメリット】
1)朝早いんで起きれるか心配
2)結構入会金がお高いのでそれなりの気合が必要
ぐらいかな。
ん~超勉強になりました。仕事を頑張っている方、自分の事業領域をフルに活用
したい方、今の繋がりに満足のいかない方にはお勧めですね。こういう世界もあるんだな。
気になるようでしたら「恵比寿 BNI」で検索すればWEBでメンバーさんの紹介や
どういったビジネス紹介がなされているか詳しく書いています。FACEBOOKもあるみたいです。