直径3cmに詰め込まれた自由な世界。恵比寿南の小さなマカロン店 le petit coeur

シェア・送る

そういえば・・・

去年にかけて恵比寿の料理店

およびシェフからこんな話を

聞く事が多くなっていた。

「美味しいマカロン屋できたの知ってる?」

最近朝目覚めると枕の匂いが

お父さんの匂いになってきた

恵比寿新聞がそんな事を知る由もなく

マカロンよりもホカロンの方が

結構この季節必要なぐらい

「マカロン」とは縁がなく。

オシャレ女子から促されるまま

伺ったのがこちら

macaron002
le petit coeur

う・・読めない・・・ラペティットコエウレ・・・

違うか・・・レペットコウエウェーwww

正式名称は「ル・プチ・クール」

ぜんぜん違うかった・・・

っていうか、ここ「まきの木」1階じゃないですか。

macaron001

場所は恵比寿南。

恵比寿駅から徒歩15分の立地でいえば

非常に奥地にある場所なのですが

こんな場所にマカロン専門店。

macaron003

店内には非常に落ち着いたシンプルな

造りでゆっくりと出来るような

CAFE仕様。とってもシンプル。

macaron023

こちらが店主の川村祥子さん。

既にロクロを回す体制に。

しかし、なぜ、こんな恵比寿の奥地に

マカロンの専門店を出そうとしたのか?

そしてこのあと、こちらの扱うマカロンが

ただのマカロンじゃ無いという事を

思い知ることになるとは恵比寿新聞

思ってもみなかった・・・・・

macaron014

料理教室の講師から

恵比寿新聞
そういえば祥子さん。あっ。すみません。いきなり下の名前で呼んじゃって・・・しょこたんでいい?

川村さん
いきなりあだ名ですか・・じゃあ祥子さんで。

恵比寿新聞
じゃあ祥子さん。なぜゆえにマカロンの道に入って行ったんですか?

川村さん
実は以前クッキングスクールの料理講師をしていた経歴があって、そこで春の企画で出した「春色マカロン」という桜の花が入ったマカロンを作る教室をやったことから始まったんですね。

恵比寿新聞
春色マカロンですか?どうだったんですか?

川村さん
地方からわざわざ駆けつけてくださる方もいらっしゃるほど盛況で、その後夏のマカロン教室・秋冬と2年間マカロン教室がつづき・・・・

恵比寿新聞
おぉー。空前のヒットだったわけですね。それからは?

川村さん
そろそろ独立も考えていたんですけど、ただ独立するにはノウハウがまだまだ足りないという事でル・コルドン・ブルーに通って修業したんですね。

恵比寿新聞
え!?あの名門「ル・コルドン・ブルー」に!?

macaron019

講師と生徒の2重生活

恵比寿新聞
ちょっと祥子ゴイスーじゃん。

川村さん
・・・・

恵比寿新聞
コルドン・ブルーに通いながらクッキングスクールの講師をやっていたという事ですか?

川村さん
そうなんですよ。コルドン・ブルーはいわゆる非常に精密にかつ繊細にと教わるスタイルで、逆にクッキングスクールは専業主婦の方とかOLさんとか楽しくがモットウだったのでテンションが全く違って。

恵比寿新聞
クッキングスクールで「分量がちがーうっ!!!」なんて言えないですもんね。コルドン・ブルーでは何を勉強されていたんですか?

川村さん
料理と、製菓と、パンですね。

macaron022

直径3cmの芸術

恵比寿新聞
なるほどですね。でコルドン・ブルー卒業後お店を出したと。

川村さん
そうですね。その前から飲食店さんやBARやいろんなお店とコラボしたマカロンを作り始めていたんですね。

恵比寿新聞
飲食店??BAR???食事とお酒とマカロン!?

川村さん
あっ。恵比寿新聞さんマカロンとかお好きですか?

恵比寿新聞
あ~。。実はマカロンというよりホカロンの方が・・・でも食べたことあるよ!(ドヤ顔)

川村さん
そうなんですね。実はマカロンはこんな3cmほどの小さなお菓子なのですがとても色んな味や楽しみ方があるんです。

恵比寿新聞
え!?マカロンって甘くてサクッとしたお祭りの「カルメ焼」みたいなものですよね。

川村さん
実は色んな料理に合わせたり、色んなフレーバーを付けれたり、そしてちょっと変わった食べ方もあるんです。

macaron008

マカロン・サレというシーン

恵比寿新聞
ちょっと変わったってどんなかんじ?

川村さん
例えばマカロンに生ハムを挟んだりとか・・・

恵比寿新聞
え!?マカロンに生ハム!?マジっすか?

川村さん
その他マカロンに豚のリエットなどもあります。そんな取り合わせを「マカロンサレ」と呼んでいるんですが

恵比寿新聞
酢豚にパイナップルとか冷やし中華にチェリーとかはよく知ってるけどマカロンの世界でもそんな事が起こっているんですね。

右からトマトマカロン コーヒーラムレーズン ルバーブ

右からトマトマカロン コーヒーラムレーズン ルバーブ

川村さん
丁度今トマトのマカロンとルバーブという酸味のある野菜のマカロンとコーヒーラムレーズンのマカロンがあるんで良かったら食べてみますか?

恵比寿新聞
えー!?トマトのマカロンと野菜のマカロンですか・・・・ん・・・じゃあ・・・まずはトマトから・・・パクっ・・・

川村さん
いかがですか?

恵比寿新聞
なにー!?これ!?甘さの中にもトマトのシッカリとしたコクと香りが押し寄せてきて・・・・そして独特の塩気・・・うまい・・・

川村さん
ルバーブも驚かれると思いますよ。

恵比寿新聞
では・・・パクっ・・・ん!?いつも食べてる甘くて香りが良いだけのマカロンじゃない!!なんか旨みと塩気と酸味があって・・・逆に甘みが引き立てられて・・・なんだか不思議・・・

川村さん
元々マカロンサレはケークサレ(塩ケーキ)の考え方と同じですね。マカロンサレは甘いけど塩を使ったりするという形ですね。

恵比寿新聞
うぉー。わかった!スイカに塩振るのと一緒だ!!!

川村さん
そうかもしれませんね^^あっ。今日恵比寿新聞さんが来るという事でとっておきの物用意しておいたんですよ。

恵比寿新聞
え!?なんだろう?

macaron004
祥子かわいい

川村さん
ふふふ^^

恵比寿新聞
なになに?なんですか?

川村さん
はいどうぞ!

macaron010
おぉー!!!??

恵比寿新聞
うぁー!!!恵比寿新聞のロゴが入ってる!!!!!

川村さん
そうなんです。実はうちのマカロンには写真や絵を入れることができるんです。

恵比寿新聞
なんか見た目がお饅頭みたいになるけどすげー!!!!

川村さん
お友達の誕生日や会社の創立記念とか1個からでもできるんです。多分マカロンに転写できるのはうちが最初かもしれません。

恵比寿新聞
何それ凄い!!

macaron013

実はル・プチ・クールでは写真やロゴなど

マカロンに転写できるとの事でお友達の

誕生日や企業のロゴ入りマカロンや

お土産など1個からできるそうです。

恵比寿新聞
祥子すごいじゃん!!

川村さん
でしょ!非常に喜ばれるんですよ。その他こんなマカロンのケーキも作ることができるんですよ。

macaron011

恵比寿新聞
めっちゃかわいい・・・・ん!?なにこの60って・・・

川村さん
お客様の60歳誕生日用のマカロンタワーなんですよ。

恵比寿新聞
あぁ~あるほど還暦の赤いちゃんちゃんことクリスマスシーズンの色をコラボさせたわけですね。祥子やるじゃん。

川村さん
その他にもイベントとコラボしたオリジナルのマカロンを作ったり、先ほど話したBARで飲むお酒に相性の良いマカロンをオリジナル制作したりいろんなコラボもできるんですよ。

macaron009
恵比寿新聞もコラボしたい

恵比寿新聞
っていうことは!?恵比寿新聞とのコラボマカロンも作る事可能!?

川村さん
あっ!いいですね!

恵比寿新聞
いや~実は今食べていて思ったんですが口に入ってから香りと味の輪郭をオモシロクするには上の段のマカロンと下の段のマカロンの味と香りを変えると面白くなると思うんです。

川村さん
ふむふむ

恵比寿新聞
例えば上の段が醤油の入ったマカロンで下の方がきな粉の入ったマカロンで御餅を挟めば「みたらし団子」にならないかな~って(笑)

川村さん
・・・・・

恵比寿新聞
ちょっと真剣に考えてどこかで売ってもらえるように交渉して「恵比寿の名物」として!

macaron007

という事で今まで食べたマカロンとは

全く性質の違う新しい味のシーンが

楽しめるマカロン屋さんでした。

こういう食べ方もあるんだな~。

もちろん普通のマカロンもあります。

そして最後にも触れた「恵比寿新聞コラボ」

どうなる事やら。楽しみ。

************************************
le petit coeur
東京都渋谷区恵比寿南2-17-1 RY Bldg.1F
tel. 03-6451-0230
fax. 03-6451-0231

シェア・送る