あー旨い肉食いたい!
なんていつも恵比寿新聞と遊んでくれる
夜のお友達と一緒にあーでもないこーでもない
なんてフラフラ歩いておりますとふとその仲間が
「あっ。そういえば。i-table行った?」
という。そういえば「ikraの姉妹店ができた」
なんて小耳に挟んでいたのでその足で直行。
既に夜の良い子の皆さんは十二分にご承知の。
もう恵比寿新聞で紹介しなくても十分わかる
名店「ikra」の1階にできましたこちら。
i-TABLE
場所は恵比寿駅から徒歩3分ほど。
以前紹介した焼き鳥の「りあん」の近く。
もしかしてi-TABLEの「i」って
ikraの「i」だろうなーなんて想像しながら
閉店間際のお店に滑りこみドロップイン!
こちら店主の木屋さん。
恵比寿の夜のアスリートの皆さんは
既にご存知の方も多いですが
ちょっと前まで姉妹店のイクラ食堂で
腕を振るっていた木屋さんが今回新店舗で
今までやりたいことを表現するという事で
どういう事をやろうとしているのか?
それは・・・・
肉を食わせる
肉を食わせる店なら
どこでもあるジャマイカ!ボンボクラ!
なんておっしゃる方もいると思いますが
実はいま恵比寿で話題沸騰中でもあり
都市伝説化している謎の移動肉屋
「ムト肉」
の軍曹でもある武藤氏が協力している
という事でこれはかなり恵比寿新聞的にも
スクープという事で取材させていただく事に。
恵比寿新聞
木屋さん。噂によるとパワードバイ「ムト肉」という噂を聞いたのですが。まじ?
木屋さん
すべての肉がそうではないですが武藤さんから「ムト肉」仕入れていますね。
恵比寿新聞
まじか・・・あの厳選された肉を塊で焼くスタイルもここで?
木屋さん
もちろんです。そのために焼き台も作りましたから。
炭の高さ調節可能な焼き台
恵比寿新聞
うぁー。。これさえあれば火入れの加減が自由自在じゃないですか?
木屋さん
そうですね。炭の高さが変えれるだけではなくて網の位置も変えれるので結構便利ですね。
恵比寿新聞
んー。なるほど~。そういえば今日はどんな肉入ってます?
木屋さん
今日良いウデ肉とサーロイン入ってますよ。お腹の調子は?
恵比寿新聞
ここで2軒目なので。ガッツリというよりエレガントに食べたいです。でももうそろそろ閉店じゃないの?(既に11時)
木屋さん
大丈夫ですよ。じゃあ100gづつ焼きますね。
とにかく店内は洗練されていて
カウンターに囲まれた厨房。
周りには2人席と4人席などが数か所あり
カップルで来るのもよし。4人でしっぽり
来るのもよし。1人で来るのも尚よし。
大体大人数でも4人ぐらいがベスト。
メニューはと・・・
え!?これだけ?
恵比寿新聞
ちょっと・・・木屋さん。メニューこれだけ?
木屋さん
はい。そうですよ。
恵比寿新聞
はいそうですよって。8種類しかないじゃないですか?しかも2種類はサラダだし。
木屋さん
かなり絞りました。
恵比寿新聞
いや。絞りすぎじゃない?もうオチチ出ないよぉ~ぐらい絞りましたね。①ラクレット・②牛エールと根菜のトマトスープ・③黒毛和牛のタリアータ・④ポテトフライ・⑤きのこサラダ・⑥ピクルス・⑦リーフサラダ・⑧オリーブ・ってたったこれだけ???
木屋さん
まぁあとお肉ですね。
恵比寿新聞
なにそのよくわからない自信たっぷりの顔。
木屋さん
あっ。でもメニューに載ってない料理はかなりありますよ。
恵比寿新聞
どういうこと?
その日の良い食材で
木屋さん
いつどんな良い食材が入るかわからないじゃないですか?その日その時に良い食材が入ればメニューに載せずに出しますね。
恵比寿新聞
どうやったらその「メニューに載ってない」代物を食べれるの?
木屋さん
あ~。「今日なんかある?」って聞いてもらえれば(笑)
恵比寿新聞
まぁそういうしかないよね(笑)
木屋さん
この間は秋刀魚焼きましたよ。とりあえずなんでも焼きますよ。
恵比寿新聞
まぁ上にイクラもありますからね。。良い食材には事欠かないでしょうし。
はい。ウデです
さすが・・・ムト肉仕込みの焼き加減。
強火でまずは焼いたのち、ゆっくりと火入れする
熟練された技術が無いとここまでピンクちゃん
にはなりません。しかも旨みが逃げてない。
恵比寿新聞
やっぱこの焼き方難しいですよね。さすが旨みもしっかり閉じ込めてるし。噛みしめた途端ほとばしりますよね。肉汁が。うまいわ。上質。
木屋さん
青森の和牛ですね。国産だけではなくてニュージーランドのサーロインがかなり脂も丁度でうまいですよ。今焼いています。
恵比寿新聞
ちなみにこのポーションでいくらぐらいなんですか?イクラだけにw
木屋さん
1200円ですかね。肉によっても変わりますけど。
恵比寿新聞
え!?安っ!?なんかテレビショッピング的な感じで言うの嫌だけど安いすぎ。大丈夫なの?
木屋さん
まぁ武藤さんにかなり勉強してもらっていますから。肉の味はご存知の通り保証付きですからね。
恵比寿新聞
まぁ間違いないですね。たまーに「脂ののってない肉が無性に食いたい」ってなった時はかなり重宝しますね。
木屋さん
そうですね。まずサクッと1軒目でカップルが肉500gとワインを合わせて食べてつぎの2軒目に行ったり。友達2人と2軒目でコンパクトに100g3種類ぐらい食べてワイン1本飲んで帰ったり。
恵比寿新聞
まったく肩肘張る必要もないし。サクッと使える所が良いですね。
木屋さん
そろそろサーロイン焼けますね。
サーロイン100g
恵比寿新聞
これはさっき言ってたニュージーランドのサーロイン?
木屋さん
ですね。国産の和牛の脂のしつこさが無いさっぱりとしていて味もしっかりしているサーロインですね。
恵比寿新聞
はむ。。はむ。。。おぉー!!サーロインって脂身が多いのでちょっとビビってましたけどこれ赤身に近いけどすごく柔らかくてしかも旨みがしっかりしていますね。
木屋さん
これも100g1200円ですね。
恵比寿新聞
まじで!?普通ステーキハウスでこれぐらいのクヲリティーのサーロイン食べたら4~5000円ぐらいしますよ・・・
結局この日2人でワインを5杯ほど飲んで
ウデ肉・サーロイン・おつまみのラクレット
7000円ほど。一人3500円で
十分満ち足りました。驚異のコスパ。
恵比寿新聞
なんか安すぎて。罪悪感を感じるほどでした・・・
木屋さん
そういえば明後日武藤さんがここでアレやりますよ。
恵比寿新聞
まじで!?アレやるんですね。
木屋さん
既に満席ですが。良かったら。
恵比寿新聞
じゃあ仕込みの時に来ますね。
二日後・・・
あれ?この後ろ姿は・・・
武藤氏降臨
武藤 俊一(通称:ムト肉)
恵比寿の食通の中で知る人ぞ知る「流しの肉屋」。夜な夜なお店をジャックして肉を振る舞うゲリラ的なBBQは有名。その他著名人文化人のバースデーやレセプションでもBBQマスターとして引っ張りだこ。BBQ上級インストラクター・東京スマートバーベキュー協会公認・東京フードパック株式会社代表取締役
恵比寿新聞
いや~ご無沙汰しております。
武藤さん
どうもどうも。
恵比寿新聞
お話によるとi-TABLEもパワードバイ「ムト肉」という事ですが。どういうきっかけだったんですか?
武藤さん
以前から木屋君がいた前身の店「イクラ食堂」でムト肉やっていたんですよ。
恵比寿新聞
実はその頃から恵比寿新聞武藤さん追っかけてたんですよね。
恵比寿新聞
今や予約一杯で知り合わないと食べれないとまで言われた伝説の肉会「ムト肉」ですね。
武藤さん
不定期に仲間が食べたいという時に焼かせてもらってたんですよ。
恵比寿新聞
丁度この日も海外からvipがいらっしゃってその方の為に焼いていましたね。
武藤さん
友達の為に最初は焼いていたり、呼ばれたら個人宅に行って焼く事も多かったんですね。
恵比寿新聞
肉ももちろん仕入れされているんですよね。
武藤さん
そうですね。だって肉屋だらかね。
恵比寿新聞
で、今回i-TABLEのオープンをきっかけにお肉も卸すという事になったんですね。
武藤さん
まぁざっくりいうとそんな感じですね。
恵比寿新聞
で。今日はアレですね。
武藤さん
そう。ムト肉の日ですね。
マスターオブBBQ
とにかく辿り着ければ幸運。
食べれば必ず虜になってしまう
恵比寿の街では「都市伝説化」していた
謎のbbq会「ムト肉の日」
しかし一般の方はどうやってたどり着けるのか?
一番手っ取り早い方法を聞いてみることに。
恵比寿新聞
既に恵比寿の人達の中では都市伝説化していた「ムト肉の日」なのですが、一般の人がたどり着くにはどうしたら良いのですか?
武藤さん
まぁ「ムト肉」をやっているお店(数店舗ある)にちょこちょこ顔出してくれればそのうち繋がると思うので。ほとんどがSNS間で予約のやり取りがあるので。大体お店の方と知り合ってくれていれば参加できると思います。
恵比寿新聞
という事はこの取材でi-TABLEは明らかになりましたよね。それはそうと今日のムト肉のお勧めはなんなんですか?
武藤さん
今日はなんだろうな~。甲州ワインビーフのイチボかな?
恵比寿新聞
ぐは・・・甲州のワインビーフってあまり東京で見ないですよね
武藤さん
山梨ではポピュラーな牛肉なんだけど殆どが県内消費されてしまうお肉なんです。結構おいしいんですよ。
恵比寿新聞
そういえば以前ムト肉の日で食べた天然記念物の牛「見島牛」あれはヤバかった
武藤さん
あー。あれを食べれたのは運が良かったですね。希少中の希少牛ですから。
恵比寿新聞
今武藤さんが注目している牛肉ってどんな牛肉ですか?
武藤さん
そうですね~。
沖縄県 もとぶ牛
武藤さん
沖縄県本部町で作られている「もとぶ牛」かな。もとぶ牛は元々海外向けの牛肉として生産されていたんですが最近は国内消費も盛んな美味しい牛肉だね。
恵比寿新聞
石垣牛とかはよく聞いたことありますけど「もとぶ牛」は知らなかったな~。
武藤さん
もちろん沖縄なので輸送コストがかかるのでキロ結構値段はするけどそれ以上の美味しさですね。
恵比寿新聞
では近々「ムト肉」としてi-TABLEにも流通する日は近いかな?
武藤さん
ですね。
あまりご本人がメディアに登場
することは稀な事なのですが
もっと詳しくお話を聞くために
近々「ムト肉スペシャル」的な
特集を組んでみようと思います。
か。イベントやりたいですね。
という事で色んな事が起こっている
恵比寿南のi-TABLE。注目ですね。
メニュの他にも店主の木屋さんに
声をかければ美味しい物が出てくるかも。
今回ムト肉の日仕込み中に無理言って
出してもらった逸品がこちら。
下仁田ネギとヤマブシダケ
なにやら木屋さんのお友達が
八百屋さんをやってらっしゃるようで
新鮮で味も抜群の野菜が揃っているようです。
今日は珍しい「ヤマブシダケ」なる
きのこを炭火で炙った物を頂きましたが
これがまた凄い香りでコリコリッと歯ごたえも
最高でした。んー。洗練されているなー。
最近の赤身肉ブームに便乗して
粗雑なお肉が蔓延しがちな恵比寿ですが
間違いない所は間違いないですね。
そしてこのコストパフォーマンス。
やっぱり恵比寿しっかりと根を張る
IKURAチームだからなせる業ですね。
仲間を大切にしてお店も仲間と作る。
儲け優先のお店とは一線を画す
しっかりとコミュニティーのある箱は
今後も夜の恵比寿をリードしてくれる
事間違いなしです。ナイスですね~。
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i-TABLE
東京都渋谷区恵比寿南1-9-4 長谷川力ビル1F
03-6303-1862
17:30~00:00 不定休