恵比寿の町に掲げられるエビスフラッグデザインプロジェクト審査会の模様

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4月から募集が始まった恵比寿の6つの商店街に掲げられる

フラッグのデザインコンペ「エビスフラッグデザインプロジェクト」

渋谷区商店街連合組合恵比寿ブロック6つの商店会とサッポログループが

協力し恵比寿に登記するデザイン事務所および在住のフリーデザイナー

の皆さんに協力を仰ぎ「町に掲げられるフラッグのデザイン公募」を

募集し初めて早1か月が経過。

のべ37作品という沢山の応募を頂きました!

本当にたくさんのご応募ありがとうございました。

そして5月27日この中からグランプリを選ぶ審査会が

サッポロビール本社で行われました。今回はその模様を

お送りすることにいたします。デザインされたグランプリフラッグは

6つの商店街の300基以上ある街灯に3年間掲げられるという物です。

サッポロビール本社をお借りして今回の審査が始まりました。

審査開始は朝9時半から。今回投票いただいたのは

各商店会の皆様。サッポログループの皆様。

国内外で活躍する恵比寿に縁のある特別審査員の皆様。

そしてたくさんの恵比寿に住む住民の皆さんで審査します。

得票数180票の中から投票数最多の物がグランプリに選ばれます。

今回の特別審査員として

恵比寿生まれ恵比寿育ちのノンフィクション作家で

2014年に著書「バウルを探して」がノンフィクション作品

の賞でもある新田次郎文学賞を受賞した作家「川内有緒」さん

にも今回フラッグの投票を行っていただきました。

そしてデザイン界からはアートディレクターでもあり

最近は独自のタイプグラフィー作品や絵画なども手掛ける

蝦名龍朗先生にも特別審査員として投票していただきました。

そして建築界からはあの建築界のノーベル賞とも言われる

プリツカー賞を2013年に受賞。恵比寿三丁目に自身の私塾

伊東豊雄建築塾」を主催される世界的建築家の伊東豊雄氏にも

今回フラッグのデザインの投票を行って頂きました。

なんて豪華なんだ

今回は伊東先生ご自身が選ぶ「伊東豊雄賞」という賞を設けました。

その他にも「ヱビスビールクリエイティブ賞」をサッポロビール社から

そして栄えある「グランプリ賞」という3つの賞が授与されます。

皆さん自分の町に掲げられるフラッグなので真剣そのもの。

37点の作品から選ぶ出すというのは非常に難しいわけです。

長い方で1時間半悩まれた方もいらっしゃるほどの熱の入りよう。

各商店街の会長の先輩方ももちろん投票。

こちらミスターエビスこと恵比寿新栄会の松下義男会長

松下会長
こんなにたくさんの応募が来ているのだからもっと多くの恵比寿の住民の皆さんに知ってもらいたいですね。これで街が明るくなるね。

恵比寿の落語家「立川志の彦」さんも投票にいらしてくださいました。

立川志の彦
いや~凄い作品が沢山集まっていて本当にびっくりしました。しかもクオリティーもとても高くて。選ぶのがホントに大変だ・・・・

9時半から15時までの5時間半!

投票者の方が入れ替わり立ち代わり

皆さん真剣に審査を行っていただきました。

もちろん恵比寿新聞も投票。本当に恵比寿のデザイナーの

皆様の制作したフラッグのデザインが素晴らしすぎる。

その中でもひときわ入念に審査して頂けたのが

伊東先生でした

伊東先生は1時間みっちりこの会場をグルグル回り審査されていました。

そして伊東先生は沢山の質問も残ありました。

「このフラッグのテーマを教えてください」

実はこのデザイン公募のテーマとなった言葉

山の手の下町

この言葉は今年4月に他界された恵比寿の町の発展に

大変貢献されたエビス商店街振興組合理事長でもあり

小林防火服の会長の小林虎太郎さんから頂いた言葉です。

今回恵比寿新聞がこのエビスフラッグデザインプロジェクトの

事務局・運営をおうせつかった折にテーマとしてこの

「山の手の下町」という御言葉を僭越ながら選ばせていただいたんです。

とかくテレビや雑誌では「オシャレな街 恵比寿」が

先行しがちですが、実は住んでみるととっても下町風情のある人情の町。

そんな「山の手」の風情もありながら根幹には「下町」の

人情が残る町を恵比寿にいらっしゃる素晴らしいデザイナーの皆様の

クリエイティブ力でデザインしていただき、より多くの人に知ってもらう事が

テーマですという事をお伝えしました。

それは良いことですね

と伊東先生がぽつりと仰ってそのあとまた再び審査を続け

伊東豊雄賞の作品も選び出されました。やはりプロの方の

選考方法は非常にコンセプチャルでいて直観的な物があるのだなと。

という事で!

このエビスフラッグデザインプロジェクトの結果発表は

6月12日恵比寿ガーデンタワー38階のstudio38にて

発表会が行われます。後日グランプリ作品の紹介を再び

恵比寿新聞にて公開したいと思っております。

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