恵比寿西の5差路に位置する5つの境目を代官山方面に上がると
右手にある「庚申塚」恵比寿では一番大きな庚申塔で
もう一つはテアトルエコーの前にある「庚申橋」は前回の記事でもご紹介しました。
そもそも「庚申信仰」とは江戸時代に一世を風靡した信仰で
元は中国からやってきた密教。
人間の頭と腹と足には三尸(さんし)の虫(彭侯子・彭常子・命児子)がおり
いつも悪事を監視しているという。三尸の虫は庚申の日の夜の寝ている間に天に登って
天帝(「閻魔大王」とも言う)に日頃の行いを報告し、罪状によっては寿命が縮められたり、
その人の死後に地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕とされると言われていたそうです。
なので報告されると困るという事で決まった庚申の日は皆寝ずに飲んだりして
朝まで過ごすという非常にユニークな信仰があったそうです。
庚申信仰では主に2つの神様が祀られています。
一つ目は「青面金剛」(しょうめんこんごう)
さっき話した3尺を抑える神様だそうです。
そしてもう一つが「猿田彦神」(さるたひこがみ)
猿田彦神は諸説色んな話がありまして、容姿が
「鼻長七咫、背長七尺」といわれており、天狗に似てるという話もある。
そんな事から「天地を照らす神」ということから、
天照大神以前に伊勢で信仰されていた太陽神であったとする説もあるそうです。
エジプト?太陽神?太陽信仰?共通点はあるのでしょうか?
ここで興味深い話を。
この庚申塚には皆さんも知っている
見ざる言わざる聞かざるで有名な「三猿」がいます。
こちらの伝承のいわれはなんと
古代エジプトにも見られるものらしく
シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解がある
そうです。太陽神・三猿のルーツはエジプトにあるのでしょうか?
謎です。謎。しかもこの青面金剛・横にそびえる馬頭観音
この馬頭観音と青面金剛のルーツはインドにあるという説もあります。
ん~もっと謎。
この件に関しては学術的な要素が必要な為
改めて専門家に話を聞き「庚申信仰」の発祥やインド神との繋がり
そして、今回の「エジプから来ちゃったんじゃないの?説」も含め
調査を行います。