1月12日にOPENしたパン屋さん「空と麦と」恵比寿新聞の古くからの知人の情報を
もとに取材して参りました。なにやら原材料を自ら作るというこだわりのパン屋さん。
という事は小麦を作っているという事なのでしょうか?!
場所は恵比寿西2丁目。代官山に登って行く坂の途中を右に曲がるとあります。
以前取材したSOULDRESSINGの真裏にこのお店は有ります。
既にパンの焼けるいい匂いがしてきました。どんなお店なのでしょうか?
今回お話を伺ったのは空と麦との岡本よりたかさんにお話を伺いました。
岡本さんはなんと八ヶ岳で「空水ビオファーム」という自然栽培という栽培方法で
野菜や小麦を作ってらっしゃる知る人ぞ知る自然栽培では有名な方。
今回取材した「空と麦と」で使用される小麦も岡本さんが作られた小麦だそうで
まずはその気になる「自然栽培」についてお話を聞いてみました。
肥料や農薬は一切使わない
岡本さんのお話によると現在育てている野菜や小麦には一切肥料や農薬は使わないそうで
へたをすれば水もあげないという名前のごとく「自然のままの栽培」だそうでいきなり驚愕。
元々植物は厳しい環境の中でも強く生きていく習性があって、土壌がしっかりと自然の状態に
戻れば肥料や農薬や水をあげなくてもしっかりと育つそうです。その為に植物は通常の育てて
いる野菜以上に地中深くまで根を張り地下から水を吸い上げ育つそうです。ビックリ。。
こちらの瓶詰されているトマトも岡本さんのビオファームで採れたトマトだそうです。
もちろん野菜にも個性があるので育てば形や大きさなど多種多様。なので市販では見栄えなどの
問題で流通せず自分たちで販売まで行ってらっしゃるそうです。おそるべし!植物の力!!!!
ちなみにいきなりその土地を「自然栽培」に切り替えると言っても難しいそうです。
微生物や本当の意味での自然のままの土壌にする事が重要だそうでそんな畑で育った野菜たちは
やはりミネラル分豊富で味も濃いそうです。現在「空と麦と」で使用されている小麦は岡本さん
の畑で育った小麦と全国で栽培されている国産小麦やライ麦を使用してできたパンだそうです。
その他にも使用するすべての食材は手作り。自然海塩・天然酵母・天然水・オーガニックな
ドライフルーツ。驚きの連続です。どうしてそこまでして「自家栽培」や「オーガニック」
にこだわるのでしょうか?お次はこちらのオーナーシェフでもある池田さよみさんに
こちらのお店を始めたきっかけやパンについてお話を伺ってみました。
安心・安全なたべものの大切さ
元々池田さんはインターネット関連の業界にいらっしゃったそうで、パソコンを使用した
仕事は意外とハードワーク(恵比寿新聞も良くわかります)そんな時、食に気を使うように
なった事から今では自分で原材料から作るようになったというこれもビックリ話。
「食事に気を使う」という所から「自分で食材を育てる」という所まで行きつくのは本当に
凄いです。現在食の安全がささやかれるこの御時勢。安全な食材を安心してこども達や
今頑張っている方達に食べてもらいたいという思いでここ恵比寿にお店を構えたそうです。
こちら「空と麦と」で取り揃えているパンの種類は約20種類ほど。朝6時から仕込みを始め
11時にOPENする。恵比寿新聞が伺ったのは9時。まだ数種類しか焼き上がっていないの
ですがちょっとご紹介を。というか早く食べたいよーーーーー!!!!
クロワッサン
こちら見ての通りのクロワッサン。現在記事を書きながらこのクロワッサンを
頂いておりますがなんとも「麦」の香ばしい香りがサクッと美味しい一品。
黒豆パン
こちら黒豆パン。食べると中にはごろっと黒豆が入っており自然な豆の甘さが
ナナナナナイスな一品。これはうまい!!子供にも大人気かもです。
というかめちゃくちゃ美味しいんですけど!!!
パンオショコラ
こちら中にチョコレートが入ったパンオショコラ。
これをちょっとオーブンで軽く焼いて中のチョコレートが溶けたぐらいで
食べたら最高に美味しいんですよね~。
というかパンってこんなに味わい深かったっけ?
それもそのはず自然栽培で手塩にかけて育てた小麦を使っている以外にも
あのパン業界で知らない人はいないとされる世田谷のシニフィアン シニフィエの
志賀勝栄氏がプロデュースするというまさにパンの神様とのコラボでもあるのです!!
なんか・・・凄い店に取材に来ちゃってるんだな・・・・
そんな「空と麦と」の醍醐味を純粋に楽しめる一品を教えてもらいました。
パンドカンパーニュ
自然栽培で育てた麦が持つ独特の味わいが一番感じられる一品だそうです。
残念ながら早めに伺った恵比寿新聞まだ実食出来ていないんですよ。
是非次回行った際に食べてみたい。。奇跡のカンパーニュですよ。
それにしてもパン屋さんって本当に仕込も朝早いし本当に大変な仕事だな~と。
実は恵比寿新聞、小学校の時「パン屋かケーキ屋になりたい」という夢があったんですが
岡本さんに「結構大変な商売ですよ」と一括されました。見てわかりました。。
岡本さんは冬は畑がそんなに忙しくない時期は今は全国に食の安全や
遺伝子組み換え作物についての講義を行っているそうで、あの「奇跡のりんご」
という絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功し、“奇跡のリンゴ”
として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家の木村秋則さんとも自然栽培に
ついて講義を行ってらっしゃるそうで。そんな素敵な方が恵比寿でパン屋さんを
開くなんてなんてラッキーなんでしょうね。
その他にも「空と麦と」では蜂蜜も売っています。こちらの蜂蜜なんとですよ。
通常、大量に生産する養蜂は抗生物質やダニ除去剤や蜂にコーンスターチを与えたり
たくさん生産する為に自然にはないテクノロジーが使用されています。実際に体に良いのか?
って所は???なんですが、「空と麦と」で置いている蜂蜜は純天然舎という養蜂所が
抗生物質やダニ除去剤を使用せずに蜂が元来暮らしやすい環境をつくりのびのびと蜂が生活
できる環境を作り少量ですが生産されているという蜂蜜だそうです。蜂が暮らしやすい環境を
整えてあげるだけで香りも長持ちするだけではなく風味も非常に良くなるそうです。
蜂を大切に飼っているからこそそんな素敵なギフトが来るんですね。恵比寿新聞大人買い(笑)
という事でお話を聞いているだけで「ほほ~ん」と勉強になるこちら「空と麦と」
こういうお店がキッカケで食の安全とか何が大事なのか?とか考えるきっかけが
できて恵比寿新聞本当によかったな~と思います。
是非育ちざかりのお子さんや今をガンバる皆さんにはお勧めのパン屋さんです^^
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「空と麦と」
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-10-7YKビル1階
電話 03-6427-0158
営業時間 10:00~19:00 定休日 月曜日
http://soratomugito.com/
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