さて、今回で最終回となりましたバンタン卒業修了制作展の制作現場に
密着するという企画。今まで様々な学生の卒展へかける思いや制作過程
さらには将来の夢なども聞かせてもらいました。
この日は卒展前の非常に忙しい時期。学生さんたちからピーンと張りつめた緊張感が
漂う校舎でのインタビュー。ほらエントランスは学生で埋め尽くされています。
今回スタイリスト研究科が卒業修了制作展でスタイリングショーを行います。
スタイリスト学科2年制 3年制それぞれの卒業学年の学生達が、
クラスごとにこれまでの経験・技術を最大限に活かした
オリジナリティの高い作品をショー形式で発表するそうです。
今回はバンタンデザイン研究所 スタイリスト研究科 佐藤里奈（サトウリナ）さん
に卒展にかける思いをアツく聞いてみました。
か・・・かわいい・・・
恵比寿新聞
お忙しい中、お時間いただき本当にありがとうございます。
今回バンタンの卒展に向けて頑張る学生さんの取材を特集させていただいているんですね。
まずは佐藤さんにお聞きしたいことが。このスタイリストとして
勉強してみようというきっかけはなんだったんですか?
佐藤さん
やはり友達の影響ですね。転校した先の学校で仲良くなった友達が
ファッションに興味があって、その影響で私も好きになりました。
と言っても専門的な雑誌ではなくセブンティーンなどの雑誌が
始めですね。
恵比寿新聞
意外と皆さん「友達の影響」という方が多いんですね。それで
バンタンに入るきっかけはなんだったんですか?
佐藤さん
服飾の学校に通おうと思ってたんですが色々検討した結果
バンタンの学校説明会の時に「100％現場講師」というキャッチに
惹かれて3年生のスタイリスト研究科に入りました。
恵比寿新聞
そうですよね。バンタンさんって今活躍している現役のクリエイターや
スタイリストさんが現場の雰囲気で教えてくれるんですもんね。
実際にどういう授業が多いんですか?
佐藤さん
まさに実践的な授業が非常に多く、たまに先生の現場にアシスタントとして
入ったり、撮影などにも立ち会ったり。通常の基礎部分の勉強もするのですが
やはり「実技」と「リアルな現場」で経験させてもらってる事が多いですね。
恵比寿新聞
いやぁ～僕も一度そんな現場に立ち会った事があるんですが
結構1日皆さん寝ずに作業されてる事多いじゃないですか?
佐藤さん
はい。以前入った現場は朝7時入り次の日の朝7時撤収とか（笑）
でも出来上がった時の喜びに比べればへっちゃらですね。
恵比寿新聞
今回の卒展のスタイリングショーについてお話を聞かせてください。
佐藤さん
はい。今回のテーマは「アニマル」。2人1組のスタイリストがお互いのスタイリングを
もう一度スタイリングするというセッション形式のショーになります。
恵比寿新聞
ん？通常はテーマに沿って自分の好きな衣装を自分なりにスタイリングして
ショーをするのが定番だと思ってたのですが、人のスタイリングをもう一度
リミックスかのごとくもう一度スタイリングするって結構実験的ですね。
佐藤さん
そうですね。実験的ですね。なのでやはり個々のスタイリストの組み方にも
気を使いますし逆に新たな発見も有ったりと。同じ素材や衣装を使って
お互いにスタイリングをして、自分らしさを出すという試みですね。
恵比寿新聞
これはみている人も非常に面白いでしょうね。今回は独自のスタイリングも出展され
そしてショーのディレクターも兼任。二足のわらじ状態かと思うんですが
結構大変なんじゃないですか？
佐藤さん
ぶっちゃけてしまうと「超大変」です。でも社会に出たらもっと大変な事
たくさんあると思っているのでがんばります。
恵比寿新聞
では最後に、いつも学生さんに聞いているのですが
「夢」を教えてください。
佐藤さん
雑誌やショーで活躍できる服の可能性を広げるような
そんなスタイリストになりたいです。
夢は大きいほど叶えがいがあると思います。
この記事を見た視聴者の方にも色んな思いがあると思います。
私、恵比寿新聞、実は夢だった「音楽」の道を挫折した経験があります。
丁度15年前ですが、実は今でも諦められない夢でもあります。
でもここ来てまた「地域を面白くしていく！」という夢が出来きて今があります。
あきらめない事・悩まない事・夢を持ち続けるという事はとても重要な事。
そんな気持ちをもう一度再確認させてくれたバンタンの取材は本当にある意味
良い刺激でした。これからもずっと夢を持っている学生を応援していけたらと思いました。
そして皆さん明日ですよ！！！
2013年バンタン卒業修了制作展「Vantan Student Final 2013」
が恵比寿ガーデンホールとガーデンルームで2日間開催されます。
一般の方も入場可能となっていますので是非足を運んでみてください。
