禁断症状2017
誰しもが絶対にある瞬間。
「あぁ○○屋の△△が食べたい!」
知らず知らずのうちに
その料理の虜になっていて
気づいたらその店の前にいる
そんなことありませんか?
今年2017年恵比寿新聞最後のドロップは
そんな「食の街 恵比寿」で
本誌が知らず知らずのうちに
ドハマりしてしまった「禁断の料理」を
ごく一部ですが公開したいと思います。
かなりマニアックな危ないリストです。
危険を承知でご賞味を。。
居酒屋えびす村
アジフライ
恵比寿駅から徒歩1分。恵比寿西に佇む
どこにでもありそうな居酒屋「えびす村」。
しかし「普通の佇まい」を装うこのお店。
実は普通じゃない。とにかくこのお店の
「アジフライ」を食べれば「まじか・・・」
と一瞬ここがどこだかわからなくなるだろう。
まずは何もつけずにそのまま食べてみてほしい。
アジとは思えぬジューシーさが口に広がる。
その後ソースとカラシをつけてどうぞ。
何故なら店主は「釣り師」なのです・・・・
居酒屋えびす村
東京都渋谷区恵比寿西1丁目7−9
頭バー
ルーローハン
恵比寿駅から徒歩で10分と離れた渋谷東地区。
恵比寿でも有数のカオススポット「頭バー」。
外観からして危ない。何が起こるのかすら
予想できないので一般人は敬遠するだろう。
しかし、このお店の「ルーローハン」は
数々の食通が本場台湾のルーローハンを超える
と豪語する「ちょっと危険なルーローハン」
癖のない甘辛いダシと豚肉の細切れにお新香。
牛丼の「つゆだく」の幸福感×10倍と言っても
過言でない「満足」が押し寄せます。ホント危険。
頭バー
東京都渋谷区東2丁目24−1
ワインの樹
料理名不明
頭バーの近くにあるこちらも外観が「常連オンリー」な
雰囲気がビシビシのカウンターのお店「ワインの樹」
実は意外にも一人で行ってもフレンドリーなお店。
この料理名不明の逸品を初めて口にした時に
感じた「バターというエンターテーメント」
穀物感たっぷりの全粒粉パンの上には
主役と言ってよい上質な「無塩バター」。
そして最上部に鎮座する店主が吟味した
「アンチョビ」。豪快にガブっと口に入れれば
パンの芳ばしさとアンチョビの奥深い味わいを
無塩バターが全方位で包み込むなんとも言えない味。
その他にもこの店はヤバイ逸品が豊富。
ワインの樹
東京都渋谷区東2丁目15−3
まました
トマト出汁の麺
場所は変わってガーデンプレイス裏の
最近「裏恵比寿」と呼ばれる閑静な住宅街。
これを知ったときは衝撃でした。
何故なら「ダシ」は動物系のダシや
植物系だとコブやシイタケなどが主流。
しかし「トマト」からここまで旨味を引き出すとは。
いわゆるトマトの旨味は「グルタミン酸」。
丁寧に抽出した旨味たっぷりのお出汁を
そうめんで合わせる。しっとりしていながらも
強烈なトマトの旨味と酸味がスパーク。
夏になると「冷やし」があるのでこれも格別。
料理の〆にとてつもないパフォーマンスを生み出します。
裏恵比寿まました
東京都目黒区三田1丁目11−19丁目
クンビラ
ヒマラヤ鍋の〆オジヤ
「〆(しめ)」と言われれば絶対に
お勧めするのがこのお店です。
もう恵比寿新聞では紹介をたくさんしました
恵比寿南のホテル街にありますネパール料理の
老舗中の老舗「クンビラ」の「ヒマラヤ鍋」
恵比寿新聞は体調が十分でない時、
体調を整えたいとき夏であろうが冬であろうが
このネパールの高山ハーブびっしりの
「ヒマラヤ鍋」を食します。全く辛くないのに
汗がジワッと。そして〆は「おじや」なんです。
丁寧に水分量を飛ばしてリゾットぐらいの
固さにキープして頂きます。味が凝縮されて
なんとも言えない旨味。そして朝。
驚きのスッキリ効果が。本当にいつも感謝しています。
ネパール料理クンビラ
東京都渋谷区恵比寿南1丁目9−11
天童
香港かけご飯
恵比寿大衆中華の最後の砦「天童」。
メニューも豊富で人それぞれ好みの逸品が
あるのだろうが、恵比寿新聞はこの「香港飯」を
既に10年食べ続けている。正式名「香港かけご飯」
簡単に説明すると「回鍋肉」の上に「目玉焼き(半熟)」
が乗ったいわゆる「回鍋肉ご飯・目玉焼き乗せ」なのだが
重要なのはこの「目玉焼き(半熟)」なのである。
テンメンジャンで炒められた野菜みそ炒め(回鍋肉)は
程よい塩気と様々な食感の野菜・豚バラで
構成されており想像した通りの味なのだが
目玉焼き(半熟)を崩しながらご飯と絡めて食べる。
しかも「箸」ではなく「レンゲ」で食べれば
ヘブン状態に。大盛りなので女子は注意。
天童
東京都渋谷区 恵比寿西1-3-9 田中ビル 1F
ノンベエ
ナポリタン
恵比寿南昭和の風情が残る「恵比寿味な地下街」にある
赤ちょうちんの店「ノンベエ」。怪しさ満点の地下街の
奥に構えるお店なのだがここの「ナポリタン」が
うまい。「赤ちょうちん」なのに「ナポリタン」。
深夜遅くまで営業しており飲んだ後は必ず
ちょろりの「塩らー」でしめるか!?
ノンベエの「ナポリタン」でしめるか!?
というほどドハマりしてしまった逸品。
しっかりと乳化したナポリタンは
酸味と塩気の角がなくなり、
柔らかな味わいに。昔の洋食ナポリタンを
想像して口いっぱいに豪快にぶち込んで食べる。
下品だが「赤ちょうちん」だから無問題。
ズルズルいいながら食べることをお勧めします。
ノンベエ 恵比寿
東京都渋谷区恵比寿南2丁目3−3 第一恵比寿マンション
GEM by moto
ポテトサラダ
恵比寿日本酒の総本山的存在の
「GEM by moto」。日本酒の概念が覆される
見事なまでの料理とのペアリングが魅力で
日本各地からこのお店めがけて訪れる人も多い。
そんなGEM by motoで恵比寿新聞が必ず頼む逸品。
「ポテトサラダ」だ。いや。もはやポテサラでない。
なんと「揚げたポテトサラダ」。温かいポテサラ。
濃厚なチーズとナッツがふんだんに使用されており
またこれに合わせるお酒で一気に異次元に。
日本酒の概念が覆されるどころか
ポテサラの概念まで覆される恐ろしい店。
GEM by moto
東京都渋谷区恵比寿1丁目30−9
酉玉 本店
ポテトサラダ
GEMのポテサラに触れるのであれば
こちら酉玉本店の「ポテトサラダ」に
触れないわけにはいかないでしょう。
GEMのポテサラの「どっしり感」とは逆の
「クラムチャウダー感」がとっても不思議で
ポテトサラダの多様性について
考え込んでしまう味なのです。本当に不思議。
クリーミーで濃厚。ジャガイモは原型を
留めたまましっかりとしたタイプ。
是非絶品の焼鳥前に。
酉玉 本店
東京都港区白金6丁目22−19
ヴェルデ
アイスカフェオレ
もう「ヴェルデ」の「アイスカフェオレ」でしか
癒されない・・・まで悟りの境地を開くほどの
壮大なコーヒーの世界と絶妙なミルクの世界が
がっちゃんコした完璧なバランスのカフェオレ。
自家焙煎で有名な恵比寿公園近くの老舗。
一口飲めばわかります。その奥深さ。
疲れた体を芳ばしいコーヒーの薫りを
感じながらミルクとシロップの甘味が脳に
効いてくる。最高の一杯です。
ヴェルデ
東京都渋谷区恵比寿西1丁目20−8
チャイニーズダイニング方哉
マサニャム
最後にお贈りするのは恵比寿四丁目
「チャイニーズダイニング方哉」の秘密の調味料
『マサニャム』。常連しか味わえないこの
禁断の調味料は吟味した醤油・みりん
タイのピッキーヌ・ニラ・・・・などなど
十数種類の具材をブレンドさせ熟成して
完成されるものです。ピリッと辛いのですが
万能すぎる使い方。「玉子かけご飯」に
4~5滴入れれば・・・・絶句します。
何にでも入れると締まる味わい。
今回「恵比寿新聞で見た」と言えば特別に
「マサニャム」を少量出してもらえると思います。
近々商品化の話も・・・
チャイニーズダイニング方哉
東京都渋谷区 恵比寿4-23-14 asビル2F
公開したのはまだまだごく一部。
皆さんにも思い思いのこの店のこの1品
あるんではないでしょうか?
本年もお世話になりました。
来年も恵比寿新聞よろしくお願いします。