蔭山樓の鶏白湯塩ソバと冷やし担担麺が恐ろしく旨い

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皆さんスクープです。と言っても既にご承知の方は多いと思いますが

去年にできました自由が丘ふかひれ中華の名店「蔭山樓」の恵比寿店。

ここのランチの麺類が今まで食べたラーメンのイメージを覆す

とてつもない旨さだという事ご存知でしょうか?恵比寿新聞知りませんでした。

しかもこちら。恵比寿郵便局の交差点、所謂サッポロ本社の坂を下って右に白金方面に

進んだ右側に蔭山樓があるんですがこの界隈で長く住まれている方に聞くと

昔ここに筑紫楼が有ったんだよ

という驚愕の事実も発覚しまして。ん??蔭山樓もふかひれ中華料理専門で

筑紫楼もふかひれ料理の専門店。ん??筑紫樓?蔭山樓?「樓」が一緒。

しかも以前この場所に筑紫樓があって今蔭山樓になっていて???ん????

なにかあるな。これは。

この話は後程謎が解けます。さて、まずは店内に入ってましょう。

手前の部屋が24席ほどでパーテーションを切って個室にもできる仕様だそうです。

奥のカウンターは6席。一人でも来れるという所は結構特徴的ではないでしょうか?

さて、今回は2人で来ての取材ですので2品ランチが撮影できる。

という事でまずはこちら蔭山樓の名物でもある「鶏白湯塩そば」と季節限定の「冷やし担担麺」をチョイス。

まず前菜で出てくるのがこちら

朝採り三浦野菜の蒸野菜

ラディッシュ・新じゃが・かぼちゃ・ブロッコリー

そして三浦大根!!ソースはオリジナルの甜醤油(テンジャンユ)と

柚子風味のマヨネーズをつけて頂きます。この甜醤油!!!!!!!

素晴らしい香りと風味でビックリしました。

甜醤油はチンピ・八角・ニッキ・山椒などを料理長自らフレンドして作る手作りソース。

朝採れの三浦野菜のみずみずしさとこの甜醤油の愛称が本当に驚く味。

この時点で「この店バッチリだな」とわかります。まずは前菜を楽しんだ所で

今回の主題となるメインの登場となります。

名物 鶏白湯塩そば

これが巷をにぎわしてる鶏白湯塩そばですね。

横に小さな小皿にレモンカットが添えられての登場です。このレモンなんだろう?

お店の方によると「風味が変わるので一度何もしない状態で食べて後ほどどうぞ」

だそうで。このままとっておくことに。それにしても美味しそうですね。

麺は太麺。まずはスープを頂きます。

トロトロスープじゃないですか!!!!

鶏出汁の一番おいしい部分を抽出し凝縮したようなスープなんですがさっぱりもしていて

とてもオリジナリティーのあるスープ。そして麺!!!!!

かの有名店が足しげく通う麺職人の浅草開花楼で作った麺だそうで

まさにこのスープに有ったモチモチとした太麺で非常に考えられたラーメンです!!

まさに考えられた芸術作品

まだまだ続きます。先ほどお話した「レモン」をチュっとスープに絞りますと

あら不思議!!!!全く違う味わいに変身。これは是非実際に行って楽しんでほしいです。

そして!もう一つ楽しみがあるんですね。こちら。

小さなご飯の登場

むむ!?もしや~!!これIN THE スープってことですか!!???

入れちゃってもいいですか~??????

イメージ通り(笑)

これがまさに極みの味。ご飯お代わりしたいぐらいの勢いです。

言葉にならない至福の味わいでございます。さて、もう一つ頼んでおりました!

季節限定 冷やし担担麺

蔭山樓さんは季節によって旬の食材を使用してその食材を生かす期間限定料理が

たくさんあるんです。今回選んだ「冷やし担担麺」もそんな期間限定メニュー。

使用されている野菜はすべて三浦の野菜だそうです。

汁無しですのでよーーーくかき混ぜて食べてくださいね。

するとかき混ぜている最中に山椒の香りがたちこめます。ふわぁ~んって感じ。

食欲をそそりたてるこの香り。早く混ぜなきゃ。早く混ぜなきゃ。って絶対思いますよ。

そして実食!!もうね。2分で食べきってしまうほどテンションマックスで

お味といえば三浦で採れたシャキシャキの水菜とレタスが中国山椒と辛味をおびたタレに

肉ソボロが麺に絡んでめちゃくちゃ美味しい!!!赤酢を入れるとこれまた絶品!!!!

っていうかこんな旨いもん誰が作ってるの!?

という事で厨房を直撃してみました。

超忙しそうだ・・・・

こちら蔭山樓恵比寿の料理長の柳下真吾さん。

現在調理の真っ最中という事で後ほどお話を聞くとして。もうちょっと食べたいなー

と思っておりまして。やっぱりこちらふかひれ料理なので何かふかひれが入った

物をサイドメニューで頼んでみようという事になりまして出てきたのがこちら。

ふかひれ焼売

ふかひれで焼売がみえない。涙で君がみえない状態です。

涙は心の汗でありふかひれはサメのヒレなんです。

ふかひれのかつらをかぶった焼売先輩をタレに漬けまして一口でパックリ。

もう言うまでもなく美味しいに決まってます。とふと思ったのですが

こちら蔭山樓の漬けタレおよびソースすべて独特なんですよ。

その辺も楽しめる部分ではあると思います。

さぁここからはデザートですよ。もちろんデザートと言えば!!!

杏仁豆腐 マンゴーソース

蔭山樓はなんとソースが選べるんですね。もう一つは

杏仁豆腐 ブルーベリーソース

形状的にどこかで見たことのある形状ですね。

杏仁の実の位置そして色。

しかも、柔らかい感じからするともしかして・・・・・・

ソースをかけて実食!!!!!!!!

あ!!筑紫樓の杏仁豆腐だ!!!!!

ってここは蔭山樓。筑紫楼ではありません。冒頭でもお話した筑紫楼と蔭山樓の

関係が気になるところなのでその辺を蔭山樓恵比寿料理長の柳下さんに聞いてみました。

蔭山総料理長は初代筑紫楼料理長だった

お話によると蔭山樓の蔭山料理長は筑紫樓初代料理長だったそうで、

この杏仁豆腐もすべて蔭山料理長のレシピだそうです。私たちは原形を垣間見たのですね。

そして、何故、元々筑紫樓が有った場所に蔭山樓を作るきっかけになったという

お話も柳下さんからお話を伺うと、たまたまこの物件が空き、蔭山料理長が

「初心に戻ってガンバル」という意味を込めて元々筑紫樓が有ったこの場所で新たに

蔭山樓を始めたのだそうです。なんと良い話なんでしょう。

筑紫樓も1978年から続く名店であり日本のふかひれ料理店のパイオニア的存在。

そして蔭山樓もそのオリジナルを再び蔭山樓としてアレンジアップしたお店。

なんとも切磋琢磨な良い話だなと。そして小耳に挟んだ話なのですがなんと

高田馬場にも「蔭山」という麺専門の系列店があるそうです。「蔭山」にしかない

ラーメンもあるそうなので恵比寿に限らず高田馬場に行くことがあれば是非寄ってみたいものです。

「初心を忘れない」

恵比寿新聞も蔭山樓さんのように初心を忘れず日々精進していこうと思いました。

恵比寿店料理長の柳下さん。これからも美味しい料理楽しみにしております。

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恵比寿 蔭山樓 

住所 東京都渋谷区恵比寿3丁目2−2
電話 03-3444-5155
営業時間 
昼11:30~15:00(L.O.14:30) 夜17:30~22:00(L.O.22:00)
週末のみ9時半と早く終わる事もあるそうなので電話で要確認
土曜営業・日曜営業

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