恵比寿三越にて三陸の美味しいが集まった「いわて三陸ブランドフェア」開催

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「恵比寿三越×恵比寿新聞」の取り組みも定期的になってきました。

毎回恵比寿三越さんで開催するイベントなどをお伝えする

コーナーとなってきましたが、今回ご紹介するのは

いわて三陸の旨いもんが一気に集結したフードフェア

「いわて三陸ブランドフェア」が5月13日~5月19日(火)まで 

地下2階 食品催事場にて開催されています。

実はこのフェアのコーディネートは「三陸ブランド創造隊」

(通称:さんぶら隊)

という岩手三陸地域の魅力をたくさんの方に知って頂くため

岩手県沿岸広域振興局の若手女性社員により結成された

プロジェクトチーム。「さんぶら隊」が自信を持って

おすすめする岩手三陸の味をそのまま恵比寿に持ってきた

というフェアでございます。という事は・・・・


ドドーン!!

でたーーーーー!!!!!!!!!!!!

岩手三陸と言えば「海藻」でございますよ!

まずご紹介するお店その1は岩手県釜石にあります

リアス海藻店さんの海藻でございます!!!

リアス海藻さんのある場所は岩手県釜石市。

世界三大漁場の一つ北西太平洋漁場の三陸漁場と

海の幸豊富なリアス式海岸を持つ市なんですね。

2019年にはラグビーワールドカップの開催地に

決定されるなんて素敵なニュースもあるんですねー。

もちろん特産は海藻!!それでは見てみましょう。

試食していって~!!

ハイ!喜んで!という事でまずは採れたての岩手三陸の茎ワカメ

試食しましたが、まぁ~なんとも言えないこのコリコリ感。

噛みしめれば噛みしめるほどに染み出る磯の香。

ん~海外産では出せないね。この味は。お世辞抜きで絶品。

めかぶ・茎ワカメ・根わかめ・サラダ剣山

サラダ昆布などなど試食パラダイスでございます。

しかし・・・この海藻どうやって食べるの?という方は

リアス海藻店のスタッフさんが詳しく教えてくれるとのこと。

とにかく磯の香りが素晴らしい!!

リアス海藻店も東北沖地震の被害にあいましたが再建し

現在も海藻や水産加工品の販売を行ってらっしゃるそうです。

いや~釜石の海藻がまた食べれるなんて喜びも一入(ひとしお)であります。

さて、お次に行ってみましょう!!


岩手美人発見!

こちらは宮古にあります山根商店さん。

お母様が自ら商品のご説明をしてくださいました。

お母様が手に持っている物は山根商店さんおすすめの

味付けばっちりの秋刀魚!しかもすべて無添加だそうです!

沢山試食も頂きました。「ほら食べてみて!」って

どんどん出てくるもんだから既にお口の中は岩手三陸。

こちらのウニもまた芳醇な香りがたまらないご飯のお供に

ピッタリのおかずでございます。

お母様イチオシの商品がこちら。

「宮古 鮭の縄文漬け」

縄文漬けってなんでしょうね。

山根商店さんのある岩手県宮古市は崎山貝塚など

縄文時代の遺跡が発掘されている地区でも有名。

お話によるとそんな土器を用いた発酵食があったとされ

鮭をはじめとする宮古の魚介を独自で発酵・熟成をさせ

旨みを最大限に引き出したのが「縄文漬け」なんだそうです。

こちらお母様がお持ちの秋刀魚も縄文漬け。

試食させていただきましたが、通常の天日干しとは違い

コクと旨みがじゅわっと。しかも塩気が丁度よく辛くない。

これもご飯のお供にはぴったりのお味でございました。

ん~宮古市に行きたくなるお味。次に行ってみましょう!


ジュース屋さん!?

よく見ると「トマトジュース」と書いてあります。

実はこのジュースにはとても素敵で大変なストーリが

あることに後で調べて知ることになりました。

このトマトジュースを作り始めたのはとある岩手の自動車教習学校。

その教習学校に「農業部門」が設立されたそうです。

日本人は元々農耕民族!自給自足できるような強い農業を取り戻すべく

教習指導員との二足のわらじを履いて農業に取り組んだのがきっかけ。

しかし農業に関しては、ずぶの素人で家庭菜園はやったことのあるレベル。

素人ながらも失敗を重ねてまずは岩手県遠野市で、

馬の堆肥を使用した「馬米(うまい)」というお米と。

トマト栽培からジュース加工を開始。

遠野産のトマトを使用したそのジュースは

「遠野レッド」として販売を開始したそうです。

少しづつ販路も開かれ、メディアにも取り上げられ

すべてがうまく行くと希望に満ち溢れていたのが一変。

2011年の3・11東日本大震災。

自動車学校の農地は奇跡的に無事だったそうですが

野菜を卸していた業者さんはすべて壊滅。

被災を免れた自動車学校は、陸前高田市・気仙地区における

情報発信の拠点となりライフラインの復旧やボランティアの受け入れ

支援物資の輸送などのインフラ拠点として役割をこなしていくように

なったそうです。そんな中で「自動車学校の農業部門」は、解散の方向に

向かいつつあったのですが、こんな時だからこそ

「日本古来の伝統でもある、農業という文化を守り、後世に継承していく」

と採算は度外視で農業部門の再建を決意したそうです。そして翌年

「有限会社 満福農園」として独立を果たされたそうです。

そんな強い意志と思いがこもった遠野トマトで作られた

レッドアイコ・イエローアイコ・フルティカの三種類を

試飲させていただきましたがまずはアイコイエロー。

見た目のインパクトもびっくりですが

お味が濃厚かと思いきや非常にさっぱり。

のどごしもよく、小さなお子様にはお勧めですね。

もちろん無添加。こんな味がするんだな~。

お次はフルティカ。

フルティカというだけあって酸味よりも甘みが引き立っていました。

しかしさらりとのどごしはイエローアイコに近く

非常に飲みやすい。ん~。濃厚でジュクジュクのトマトジュースは

良くありますがここまでさっぱりしているのはなかなか

飲んだことが無くて非常においしかったです。

レッドアイコもさっぱりとした味でお料理に使うとより旨みが

増して美味しいと仰っていました。これはお勧めですね。

その他にも「自根きゅうり」というきゅうり本来の特性を生かした

本物のきゅうりのピクルスもあり!こちらも必見!

さて、お次に参りましょう!


奇跡の!?

こちら「きのこのSATO」さんの奇跡の生しいたけ。

実はこちらのきのこのSATOさんのある陸前高田市も

大きく被害を受けた場所。きのこのSATOさんのシイタケハウスも

15棟のシイタケの栽培ハウスがありましたが

奇跡的に4棟だけが無傷で残ったそうです。

津波の難を逃れるために高台に作ったのが功を奏しましたが

ギリギリのところまで津波が押し寄せてきたそうです。

そんな震災から現在ではハウスも増やし従業員も増やして

震災前以上に成長しているとのことだそうです。

奇跡の生しいたけ頂いてみました。

バターと塩コショウで炒められたこのシンプルなしいたけは

口に入れた瞬間にあのしいたけ独特の香りがふわぁ~んと

これ本当に素晴らしい逸品です。とにかく香りが凄まじい。

隣にいらっしゃった買い物されているご婦人は

「これ何で炒めたの?味付けは?」なんて勘ぐるぐらい

香りが凄い。なかなかこのレベルのシイタケは

お目にかかれないと思いますので要チェックです。

やはり香りが素晴らしいだけあって干しシイタケも

きっと良いダシが取れるはず。とにかくこの香りは

言語化できないレベルなので是非試食にに行ってみてください。

きっと驚くと思います。BBQシーズンにはうってつけですね。

それでは次行ってみましょう!


またまた岩手美人発見!

さすが岩手は美人の宝庫ですね^^

こちらは岩手県岩泉町にあります「なかほら牧場」さん。

なかほら牧場は三陸海岸から20km離れた

山間地区に位置する牧場で素晴らしいのは活動にもあります。

「都市部の企業による農業実践モデルづくり」 と

「年金受給開始年齢の延びが見込まれる時代における

都市部企業の高齢継続雇用モデルづくり」という今日本でも

問題とされているトピックに真正面からチャレンジしている。

岩泉町のある場所はほとんどが山間地区。

そんな自然で自由に育った自然放牧で草食の

ジャージー牛などから絞られる牛乳はノンホモ。


実は恵比寿新聞・・・牛乳が苦手で・・・・・

しかしここはしっかりとレポートしなくてはという事で

飲んでみました!結果!飲めました!!あれ?旨い?(笑)

アイスクリームのクリーミーな甘み部分が凄く感じられる

牛乳嫌いなのでなんとも言えませんが。飲めました!

その他にも岩手の山ぶどうのヨーグルトや

なんと!奇跡のリンゴでもおなじみの木村秋則氏のリンゴジュースが

入ったリンゴヨーグルトまであるのです。かなり要チェックですね。

実は5月16日土曜日に今回のコーディネーターこと

「さんぶら隊」の皆さんと「なかほら牧場」牧場長の中洞正さんの

トークショーがあります。時間は午後1時の部と3時の部で各回約1時間。

場所は地下2階特設会場にて開催されます。

恵比寿新聞は中洞さんに興味津々。ピントあってます。

未来の牧場的発想を是非聞いてみたいですね。

さて、どんどん行きましょう!

やはり三陸と言えば!

これですよ。これ!!この盛り方!!!!

何度か三陸を旅した時に見たこの豪快な盛り方!!

こちら宮古駅前に店舗を構える創業昭和12年の老舗

「蛇の目」さん。あの「三陸ごはん」は有名!!

一気に御箸でかきこみたい―!!!!

女性にはこちらの「季節の北三陸ちらし」が

サイズ的にも良いかと思います。おいしそー!!

もちろん三陸で採れた新鮮魚介たっぷり。

実演で目の前でさばき盛り付けされています。

たまに新鮮な魚介弁当が食べたくなるんですよね。

食べた瞬間お口の中は北三陸ですよ。ここでお知らせ。

今旬の「ほや」が刺身でも食べれます!!!

恵比寿新聞ほやは苦手なんですが

是非ほや好きの方がいらっしゃいましたら

唸るようなうまさだそうですので要チェックです!

宮古出身の友達に先ほど聞いてみましたが

「え!?じゃのめさん恵比寿に来てるの!?」と

相当宮古では名店中の名店だそうでこの際に是非体験

することをお勧めします。絶対一気に頬張るぞ・・・

さて、次が最後となります。


三陸美人姉妹!?

実はお母様と娘様でこのフェアにご参加されている

六串商店の六串さん家族。六串商店のある場所は

岩手県大槌町。現在こちらの三賛六弁当は

三陸鉄道南リアス線釜石駅の公式弁当になっているそうです。

なんとこのお弁当のレシピは恵比寿の名店

賛否両論の笠原さんが考案したレシピだそうです。


秘伝のレシピ

実はこの「三賛六弁当」は賛否両論の笠原さんが三陸を思い

お弁当のレシピをおくったことから始まります。

六串さん
笠原さんが贈ってくれたレシピのおかげでこのお弁当ができたんです。今ではそのレシピがうちの家宝ですね。最初は簡単にできますからと笠原さんに作り方を教えてもらったんですが、実際に作ってみたもののやっぱりプロの作る和食とは程遠いものになったんです。そんな時に恵比寿の賛否両論にご招待していただいて笠原さんのお料理を食べた時においしくて・美味しくて感動したんです。それからお忙しいのにも関わらず我々のお弁当作りにしっかりと笠原さん答えてくださってしっかりと太鼓判も頂いたお弁当なんですよ。

お弁当は

・ホタテのおかき揚げ
・雲丹入り卵焼き
・牡蠣と茎ワカメのしぐれ煮
・めかぶとキュウリのあえ物
・鮑(あわび)のやわらか煮
・ちょろぎの酢漬け
・鮭の炊き込みごはんイクラ乗せ

です。一つ一つに笠原さんと六串商店さんの思いが

たっぷり詰まっているんです。

六串さん
鮭の炊き込みごはんには大根が入ってるんですよ。私もこの笠原さんのレシピにはびっくりで、しかも美味しいんですよ。三陸は鮭が有名で独特の海風で干された鮭は丁度脂の乗りも良くて岩手の一般の家庭でも良く食べる魚なんです。そしてイクラも乗せて食べれば本当においしいんだから^^

恵比寿新聞
いや~見たからに美味しそうですね。さすが和食を極めた笠原さんが三陸を思い作ったレシピですね。牡蠣もありますね。

六串さん
一度はだめになったんだけどね。今はまた牡蠣も獲れ始めてきてるから。ホタテも新貝を入れてまだちっさいけどね。でも三陸の豊かな海で育ってるから美味しいんですよ。

六串さん忙しいのにもかかわらず

たくさんのお話をしていただきました。

六串さん
やっぱり私たちがいつまでも「被災地」って言われているようでは駄目ですね。震災が起きて復興の為に色んな人から手を指しのばしてもらって、本当にありがたいんだけど・・・なんだか・・・そうしてもらう事に慣れていっている人たちも多くてね。自分たちでもう一度頑張って自立して皆さんに恩返しできるように私もこうやって三陸の良い部分をどんどん知ってもらいたいと思って今回は娘も連れてきたんですよ^^

恵比寿新聞
自慢の娘さんですね。僕も「復興」「支援」って記事にちょっと戸惑いがあって。もう既に頑張ってらっしゃる人たちを「被災者」って書くのにとても抵抗があったんです。なので今回折角取材させてもらうならご自慢の三陸の良い所やおいしい物!行ってみたくなるよなそんな話が聞きたくて。

六串さん
私たちの大槌町は本当に人情の町ですよ。そして自然も沢山あります。私なんて東京に1週間いるだけでもうだめだもん(笑)空気も美味しいし海の恵みはあるし。一度来てみたら?

こちらは秋刀魚の半日干し。柔らかくて美味しいそうです。

しかも無添加で砂糖と醤油しか使っていないという逸品。

こちらは干し貝柱。炊き込みご飯に使うとうんと出汁が出て

美味しいそうです。戻し汁も炊き込みご飯に入れて炊くのが

コツだそうです。わからない調理方法も六串さんがいらっしゃるので

気兼ねなく聞いてくださいとのことです^^

そして六串商店さんイチオシのこちら「螺鈿のかがやき」

アワビの殻に塩抜きした刻んだ昆布の上に

雲丹・ホタテ・アワビを乗せた自慢の逸品。

なんでもこれでパスタを作ると最高だそうです。

試食の段階でもう完全に口の中は岩手三陸。

ここでお知らせ。今回こちらの「三賛六弁当」を監修された

賛否両論の笠原将弘さんと恵比寿の鮨小野の小野淳平さんの

トークショーが5月17日午後3時より

場所は地下二階特設会場にて開催されます。

イベント主催より
東日本大震災直後の炊き出しをはじめ、被災地の高校での料理教室や、伊勢丹キッチンステージでの岩手県食材の紹介等、震災以降岩手県の復興支援にご尽力いただいている、「予約が取れないお店」としても有名な笠原氏と、共に復興支援活動を行っている小野氏、お二人をお招きしてスペシャルトークショーを開催!

笠原氏が監修した、三陸鉄道南リアス線 釜石駅 公式弁当「三賛六弁当」の開発裏話などを、岩手県沿岸広域振興局の若手女性職員で組織された「三陸ブランド創造隊」メンバーと共にお届けします

ご興味のある方は是非足を運んでみてください。

その他にも全国の銘菓を取りそろえる「全国の銘菓 菓遊庵」さんでは

岩手の銘菓をこの日の為に取り揃えているそうです。

その中でも一番気になって超絶に美味しかった逸品が・・・

生せんべい

名前のごとく生(なま)的な焼かれていない状態の

柔らかいせんべいなのですが一口食べた瞬間に

ごまの香ばしい香りと滑らかな餅のような食感が

凄く不思議なお菓子が限定であるのでこちらも要チェック。

実は地元の方々は、オーブントースターにて生せんべいを

少し焼いてから召し上がるようです。

という事で盛りだくさんの内容でお送りしましたが

なかなかお目にかかれない逸品も多数の今回のフェア。

お昼ご飯に。その他今夜の夕食のお供にいかがでしょうか?

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いわて三陸ブランドフェア
5月13日~19日
場所 恵比寿三越地下2階 食品催事場

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