学校から出る給食の残渣を肥料に堆肥化するコンポストボックスを加計塚小学校に設置

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渋谷区立加計塚小学校のプロジェクトで新しくできた学科で使用する野菜を地域と学校が共同で栽培する「KAKEZUKA FARM」に学校の給食から出る食物残渣を微生物の力により堆肥化するコンポストボックスが地域の方々や児童によって設置されました。

2021年4月より3学年の給食から出る残飯を畑に使用する為の肥料にする。協力は北海道のバイオベンチャー企業「komham」。komham菌という独自の微生物を持ち通常の堆肥化を高速化させる技術を持っている。今後1年をかけて学校から出る食物残渣を100%堆肥化しサスティナブルな活動につなげる事を目標としている。

この日は地域の方々や小学校児童があつまり新しく設置するコンポストボックスの組み立てを行った。先生は恵比寿じもと工務店のカトウケンジさん。難しいインパクトドライバの使い方や寸法のはかり方などプロの技術を子どもたちに説明しながら実際に子どもたちが組み立てに参加。

フードロスなどの問題が深刻化する中で子どもたちに生きた授業を行う為学校と地域が協力してできたこの「コンポストボックス」。コンポストとは家庭や学校からでる生ごみや落ち葉や有機物を微生物の働きを活用して発酵・分解させ堆肥化する技術。日々の給食の残飯をコンポストボックスに入れかき混ぜるのも児童に役割を任せられ、日々コンポストの管理を行う。

今回協力企業のkomham社の技術は1日10トンクラスの食物残渣を堆肥化する技術を持っており学校から出る食物残渣を100%校内で堆肥化し、100%学校菜園に利用する循環型の仕組みを共に確立するのが目標。

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