実は気になっていたけどいったいどういう施設なんだろう?って所ってありますよね。
そういう「気になる」を取材するのが恵比寿新聞の仕事でもあります。
丁度サッポロ本社前、加計塚小学校の向かいにあります「日仏会館」という施設。
皆さん。この施設、一体どういう施設なのかご存知ですか?
実は恵比寿新聞も長く恵比寿にいる割には全然知りませんでした。
今回、日仏会館とはどういう施設なのか直接行ってお話を伺う事に成功。
さて、どんな施設なんでしょうか?まずは歴史から。
日仏会館とは1924年3月7日に、日本経済近代化の祖といわれている渋沢栄一氏と、
著名な詩人でもあった当時の駐日フランス大使ポール・クローデル氏が中心と
なって創立した日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い交流をはかること
を目的とした施設なのであります。両国の文化研究に特化した施設だったんですね。
日仏会館さんは今年で90周年。元々創設は「御茶ノ水」に施設があったそうですが
1995年4月に恵比寿に移転されたそうです。移転してから18年ですね。
上記の写真は1950年代後半のものだそうで。壁には、当時発足していた5つの
日仏関連学会の名前が掲げられています。そしてこの看板。現在は恵比寿の
日仏会館の玄関に飾られていました。
フランスのシンボル「ニワトリ」と日本の象徴「日章」がデザインされています。
非常に歴史のある会館なんですね。さて、さて、実際に中はどうなっているかと
いう所ですが、実は「日仏会館」は一般に開放されていたのをご存知ですか?
まずご紹介するのは日仏の文学や歴史など様々な資料約4万冊がある
日仏会館図書室からご紹介。
主にフランス語の資料を数多く所蔵し大学レベルの近現代フランス研究図書や
日本語で書かれたフランスの歴史書、社会、哲学、文学、参考図書などが多く
所蔵されているのが特徴です。フランスの文学は恵比寿新聞まったくシルブプレですが
フランスの歴史や文学などを学んでらっしゃる方には特におすすめでしょう。
何冊か手に取ってみましたが全くわかりませんでした(笑)図書室を管理してらっしゃる
方にお話を伺いましたが主に大学でフランス文学を学んだりされている方や独学でフランスの
歴史などを調べてらっしゃる方が多くこちらを利用されているとの事。フランスの現代アートや
ライフスタイルなどの図書は東京日仏学院メディアテークに多く所蔵されているとの事。
日仏会館図書室にもこんな日本を紹介する写真集などがありましたよ。
図書室で本をゆっくり読む事も可能で意外と空いていますのでお昼に本を読みながらまったり
という感じでの過ごし方も歓迎との事なので皆さんもフランスの文学や歴史に触れてるのも
なかなかオツなんではないでしょうか?もちろん会員になれば本の貸し出しもしてくれます。
さて、次にご紹介するのは収容人数150人を誇るイベントスペース「日仏会館ホール」
こちらでは日仏会館主催の講演会やシンポジウムその他、音楽会、各種展示会等
が行われているそうです。実際に一般の方でも借りる事は可能だそうです。
もちろん日仏を題材にしたシンポジウムなどもあるので通訳者ブースなどの
同時通訳設備を常備しています。国際会議などを手軽に開催できるのが特徴だそうです。
ちなみに借りる際のお値段の方なんですが、9:30~12:30までは57,750円
13:30~16:30までが71,400円。17:30~20:30までが92,400円で借りれます。
大型のセミナーや発表会など色々と使えそうですね。
さて、さて、日仏会館意外と広い(笑)地上6階建てのビルなのですがこの会館の
中には貸しホール以外にも貸会議室があるのですよ!!!!!
こちら最大12席利用可能な会議室です。「事件は会議室で起きているんじゃない」
的な雰囲気の(表現が悪いな・・・)なかなか重厚感のある会議室。
実はこちらの会議室。日仏会館の貸会議室の中でも一番小さな会議室。
お次は14席利用用の会議室。写真で撮影できませんでしたが窓が大きく、
窓の外には恵比寿3丁目の街が拡がっています。なんとも開放的なスペース。
これが2番目に小さな会議室だそうです!!!ん!?じゃあ最大は!?
首脳会議レベル(笑)
「室井さん聞こえるか。仲間が撃たれた。どうして現場に血が流れるんだ!」
って雰囲気の(例えが悪いな・・・)なんとも「所轄」ではなく「本庁」レベルのw
とにかく素晴らしい会議室でございます。一度こういう所で恵比寿新聞の会議とか
やってみたいなー。
議長
それではこれより恵比寿新聞本会議を開催したいと思います。
恵比寿新聞
議長!議長!まず本件に関わる恵比寿新聞の影響に関してのデータが…
議長
意見のあるものは挙手願います。
恵比寿新聞
(-o-)/議長!!議長!
やってみたい(笑)
実際にご利用されている方々は近隣の企業様が多いとの事。株主総会など
大人数で集まる時には非常にこういう会議室は便利ですね(やってみたい)
その他にもエントランスでは美術展を開催したり、フランスの食卓を学術的な
視点から見るワインと牡蠣とお肉のイベントがあったり←(これ気になる!!)
日々色んなイベントが行われているようです。でもそんな料理を食べれる
場所って何処にあるんでしょうか?実はあるんですよ!!!!!!!!!
フランス料理 L’espace
日仏会館の1階にありますこちら。
OPENは日仏会館の移転と同時の1995年。18年の歴史を誇る恵比寿のフランス料理店レスパス。
非常にお手頃価格で本格的なフランス料理を楽しめるという事で恵比寿の人達に愛されています。
丁度オーナーにお話を伺う事が出来ました。レスパスではもちろん本格的なフレンチがお手頃
価格で楽しめるのですが特徴的なのはなんとフランス家庭料理や田舎の料理なども楽しめると
いう事でなかなか味わえないお料理などもあるので要チェックですね。こちらはまた改めて
取材させて頂きたいと思います。そしてレスパスはなんと「テラス」があるのをご存知ですか?
ちょっとリゾートホテルのビラ的な佇まい。こちら団体の方であれば貸切も可能との事。
この季節ぐらいなら涼しくて最高にワインも美味しいでしょうねー。
いや~フランスが一気にギュッと集まった日仏会館のレポートでした。
——————————————————
日仏会館(にちふつかいかん)
住所 東京都渋谷区恵比寿3-9-25
電話番号 03-5424-1141
ホール(1F):9:30 ~ 20:30(要予約)
会議室(5F):9:30 ~ 20:30(要予約)
事務局(4F):9:00~17:00(平日のみ)
図書室(2-3F):13:00~18:00(火~土)
【休館日】日曜、月曜、祝日、7/14、12/25、年末年始
大きな地図で見る