先日もお伝えした恵比寿に現れたタヌキの続報。
先日の記事でもこの辺で以前から目撃例が絶えないという情報はお出ししたと思う。
今回はそのタヌキが迷い込んだ「K-BALLET SCHOOL 恵比寿校」のスクールに取材を申し込んだ。
タヌキが迷い込んだのはこちらのKバレエスクール。地下にあります。
K-BALLET SCHOOLとは日本を代表するバレエダンサー
「熊川哲也」さんの主催するバレエスクール。
今回お話を伺ったのはK-BALLET SCHOOL 恵比寿校マネージャーの村井さん。
たぬきが迷い込んだのが21時頃。その日村井さんは地下にある受付カウンターにいたそうです。
村井さん
その日は風が強い日で、丁度最後のレッスンが終わるぐらいの時間だったんです。
最後のピアノの曲が流れて「もうそろそろ終わるかな」という時に
突然自動ドアが開いたんですね。たまに何かの拍子で自動ドアが開く事は
たまにあったのですが、今回も何の気なしで自動ドアが開いて
誰か来たのかな?とカウンター越しに見たら誰も来てなかったんですね。
すると奥のダンススタジオから「ぎゃーーー!!」という悲鳴がして。。
恵比寿新聞
あ。もしかして自動ドアが開いた瞬間にたぬきがそのまま??
村井さん
丁度生徒たちが悲鳴を上げていてみんな言うのは
「犬でもない猫でもない動物がいるんですぅ!!!!」って。
結構何事!?と思い奥に向かったんですね。丁度ここを
通って奥のスタジオに入ったんだと思います。
※イメージ写真です※
村井さん
すると暴れる事もなくスタジオをウロウロしている所をドアを閉めて
外に出ないようにしたんですね。生徒も大興奮でしたのでドアを閉めた
所に生徒が群がって、それを見たタヌキもちょっと興奮気味で。
でも不思議なんですが人懐っこいタヌキでして人がたくさん見ていても
ガラス越しにカリカリと近寄ってきたり。
恵比寿新聞
各社の報道だと抵抗せずに袋に入って行ったと聞いていますが
実際はどうだったんですか?
※イメージ写真です※
村井さん
とりあえず部屋に入ったタヌキを捕獲してもらうために警察を呼んだんですね。
その間タヌキはピアノに上ったりピアノの椅子をかじったり、スタジオの角に
歩いていたり。終始タヌキは落ち着きは有ったのですが人が騒ぐとドアに
近寄って来て。警察の方が3人ほど来られて意外と抵抗も無く捕獲されましたね。
恵比寿新聞
実はこの辺の住人や勤務している方から以前から目撃情報があったんですね。
その件はご存知でしたか?
村井さん
いえ、知りませんでした。ましてやうちは地下なので犬や猫なども迷い込んで
来ることもないので本当に今回の件はびっくりしました。報道各社も多数
いらっしゃり。。なんだか「たぬきスタジオ」として有名になってしまった
というか。。。
恵比寿新聞
折角のご縁なので是非次回K-BALLET SCHOOLさんの取材をさせてもらいたいです。
村井さん
是非是非^^近隣の方にもっとバレエの良さをしていただきたいので。
もし良ければ見学されていきますか?
恵比寿新聞
します!します!
K-BALLET SCHOOLは世界の舞台を目指すバレエダンサーの育成スクールでして
下は4歳から受講できるそうです。この日も上級生クラスのレッスンが行われていました。
詳しくは恵比寿新聞で近々取材させていただきたいと思いますのでお楽しみに。
さて、タヌキの話に戻りたいと思います。実は2011年11月にも渋谷でタヌキが
2匹捕獲されるという事があったそうです。
そして以前NHK「ダーウィンが来た」でも新宿および渋谷でもタヌキが生息していることが
報道されています。その中では「線路がタヌキの生活にとっても欠かせないものであること」
もわかったそうです。丁度発見されたのもJR恵比寿駅線路近く。
そしてタヌキは夜行性。12時過ぎた線路は電車が通る事も無くタヌキには
安全だったことも挙げられるようです。そしてタヌキの習性は「地下に潜る」事が多いそうで
今回のKバレエスクールの所在地も地下。なんだかわかるような気がしました。
自然が無くても暮らしていける順応性を持った動物でもあるようで、
なんだか人間にも似てるなと思いました。しかし、こんな車社会の都会でタヌキが
暮らしているのは本当に危険だなと思いました。今回の恵比寿に現れたたぬきも
交通事故に合わずに捕獲されて本当に良かったと思います。
この記事を書いていると色々と考えさせられるものがあります。
宅地開発が都内以外の首都圏近郊で活発になりタヌキが生活する環境も激減。
森から追われたタヌキは食糧豊富な首都圏に移動して繁殖ているという現状。
人間の行いがこういった「都心にタヌキ」という珍事につながったのかなと。
という事でまだ恵比寿にタヌキがいるかもしれませんね。