恵比寿のネパール料理「クンビラ」のヒマラヤ鍋

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ご存知恵比寿南で18年。創業はなんと35年の老舗ネパール料理「クンビラ」

たぶん日本でも早い時期にネパール料理を広めたお店ではないでしょうか?

場所は恵比寿南のホテル街の中にひっそりとたたずむこのお店。

今回は最近恵比寿地区で徐々に噂の広まる絶品「ヒマラヤ鍋」を食べに来ました。

しかも混雑時を避けて閉店間際に無理やり行ってきたのです(ごめんね)

その前にクンビラの歴史とフロアの紹介を。

地上6階建て。外壁はなんとドームのガラス張り!

異なるフロアが6つ存在し接待その他家族、そしてカップルなど

多様なニーズのシチュエーションにも対応できる構造になっている。

こちらは3階のフロア。ネパールの木製彫刻がびっしり並ぶフロア。

こちらのフロアはランチ時にはビュッフェスタイルの食べ放題が行われる

場所ですね。しかも1000円。クンビラの食べ放題ランチも非常に人気ですね。

こちらは4階の日本最大の曼荼羅を鎮座させたお部屋。

15名~20名ほどでこの部屋を貸切にもできるそうです。

そしてこちらが5階。天井はドームのガラス張りのネパール座敷。

靴を脱いでゆったりまったり団体ですごしたい場合はこちらですね。

そして。最後に凄い部屋があるんですよ。その名も「神の部屋」

超VIP席ですよー奥さん

大事な会合の後の食事や大切な物事を決める際の食事会など

きっと縁起も良いであろうこの部屋。実は凄い事を発見。

恵比寿神社の直線上にあるんですよ!

縁起が良いに決まってる。そしてこのような事が言われています。

【クンビラ】と四国の金比羅様には、深い関わりがあります。
金比羅さまは、生業(なりわい)の神又農業や航海の守護神として
平安時代からあつい信仰を得ています。
社伝によれば、インドの王舎城の守護神であるクンビーラが
この地にお降りになり仏法守護の神「金比羅大権現」と称したと伝えられます。
世界の屋根、ヒマラヤの中腹にたたずむ村、ナムチェバザールから望める
神々の山のひとつに、金比羅さまの故郷クンビラ山(5761m)があります。
これが【クンビラ】の名の由来です。
「何故海の神がヒマラヤに!?!?」
応えは:我々はヒマラヤの雪解け水が海を作っていると信じているからです。
恵比寿様も海・航海・漁業の神様。恵比寿様は神格化された漁業の神として
信仰がある。鯨を「えびす」として神格化されていたなども挙げられている。
まさに海の神様なのです。

金毘羅とクンビラと恵比寿をつなぐいい話

海の神様として信仰がある恵比寿様と金毘羅・クンビーラ。おもろい!!!!

と前置きが長かったようですのでそろそろ本題のヒマラヤ鍋を!!!

クンビラ名物ヒマラヤ鍋

丸鶏がドカーンと1匹入っております。スープを見るとクミンやら

色んなスパイスが入っているのか少し白濁したスープになっていますね。

そこにクンビラスタッフが登場。

柔らかく煮えた鶏ちゃんをほぐしていきます。

ほぐれちゃったぜ~

さてそこに何が入るのかというと。

野菜ちゃんカモーン メーン

そして前に置かれたスパイス。こちら説明いたしますと

1)パクチー 2)特製の辛いソース 3)ネギ 4)ヒマラヤ岩塩

なーるほど。これをお好みで薬味として使用するんですね。

野菜ちゃん投入

野菜は白菜・水菜・ほうれん草・ジャガイモ・ネギ・エノキなど。

これをグツグツ煮ちゃいますよ~。

さーて頂いちゃいますよー

野菜の下には柔らかく煮えた鶏ちゃんが待ち構えているんですよ。

オタマでよそって箸でお好みの野菜をツマミーの。


あとはお好みのスパイスをかけて実食!!!

むむ!!!???

深く煮込んだ鶏ちゃんがホロッと解けるように砕けて

この独特の旨味スープがなんとも日本人にばっちりな味加減でいて

口の中でたまにはじけるクミンシードが香ばしい。

野菜とも相性がよくこれは絶品です。まさしく「鍋」

そんな「ヒマラヤ鍋」の開発者でもありクンビラのマスターでもある

makiさんにお話を伺ってみました。makiさんはクンビラの創設者でもある

ディルマヤさんの息子さん。日本人とネパール人の初めての子供として

今このクンビラを切盛りされています。

 

 

実はヒマラヤ鍋は母の味

makiさん
実はこの鍋は僕が小さなころ風邪をひいたら母が作ってくれた
料理を私なりに改良して作った一品なんですよ。

恵比寿新聞
ヒマラヤ鍋は元々ネパール料理ではなくmakiさんの母の味
だったんですね。とても意外ですね。スープが本当においしくて。
日本人でもなじみやすい味でビックリです。

makiさん
元々僕は生まれも育ちも日本なんですね。しかし母の味は引き継がれて
いるので丁度日本人にもネパール人にもなじみやすい味のバランスが
作れるんだと思います。

恵比寿新聞
それは「生まれながらの才能」ですね。このスープには何が
入っているんですか?スパイス結構入っていますよね。

makiさん
ネパールは元々標高が高い地域がたくさんあるんですがそんな
高山にしか生えない高山ハーブやスパイスをこのヒマラヤ鍋の為に
僕がネパールまで買い付けに行くんですよ。ほらこんな所へ。

恵比寿新聞

makiさんが採りに行ってるの!?(笑)

makiさん
そうそう。12頭のヤクを引き連れて空気の薄い高山に(笑)
うそです(笑)でも採取する現場なども見たりすると本当にこんな
高い山に自生するハーブやスパイスの良さが身にしみてわかりますよ。

恵比寿新聞
えー。僕もネパールに行ってみたいです。ネパールと言えば
岩塩も非常に有名ですよね。それもmakiさんが?

makiさん
そうそう。12頭のヤクを引き連れて空気の薄い高山に上って
かなづちでコンコーンってね(笑)しませんね(笑)
良いことお教えしましょうか?

恵比寿新聞
教えて教えて。

makiさん
このヒマラヤ岩塩をお風呂に入れてみてください。まったく温泉と同じ
効能なんですよ。風呂上がりの温まり方はとても素晴らしいんですよ。

恵比寿新聞
まじですか!?たしかに岩塩の匂いって硫黄くさいので温泉に似てますよね。
ん??というか食べていたらものすごく頭のてっぺんから汗が・・・・

※恵比寿新聞は辛いのが苦手なので辛いソースを少しだけにしたのに凄い発汗

makiさん
すごいですよね。悪い物たくさん出て行きますよ。

恵比寿新聞
このひん曲がった性格も治るかな(笑)この鍋は〆になにかあるんですか?

makiさん
〆はチベットの平打ち麺かお米で雑炊ですね。

恵比寿新聞
是非平打ち麺で!

これがめちゃウマ!!

恵比寿新聞
これきしめんですね。むしろきしめんよりこしがあって。
ん????なんかチーズの焼ける香ばしい匂いがしてきたぞ・・・・

makiさん
実は僕が友達や家族などのおもてなしの時にしか出さないラザニアがあるんですよ。
召し上がりますか?

恵比寿新聞
食べます!食べます!

特製maki風ラザニア(非売品)

これがめちゃくちゃおいしかった。なかにはオクラやホウレンソウや野菜がたくさん。

makiさん
これチーズ以外は肉使っていないんですよ。

恵比寿新聞
えーーー!!!????じゃあなんでこんな濃厚な味がするの????

makiさん
それはクルミやナッツなどを結構多く使ってるので。その他は企業秘密。

恵比寿新聞
いや~本当にお腹いっぱい。ありがとうございました。

その後makiさんにネパールラムを頂きながら母の話やネパールの事。

そして今の恵比寿についてたくさんたくさんお話しできました。

やっぱ母親は偉大ですね。

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クンビラ
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-9-11
電話 03-3719-6115
営業時間 
平日ランチ11:30~14:30(LO) ディナー17:00~22:30(LO)
土日祝日 ランチ11:30~14:30(LO)ティータイム 15:00~17:00
     ディナー17:00~22:30(LO)
土曜営業・日曜営業


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