みなさん。
オレンジパフェというマリオネット作家をご存知ですか?
恵比寿新聞編集長のタカハシです。
個人名で書くのはかなり久しぶり。
皆さんオレンジパフェさんという
マリオネット作家さんをご存知ですか?
きっと知っている方は少ないかもしれません。
日本でも数少ない「操り人形」の作家で
そんなオレンジパフェさんが11月3日から
12月25日まで恵比寿ガーデンプレイスの
時計広場で初めてのマリオネット展覧会を
開催することになったんです。
どうして恵比寿で開催することになったのか?
オレンジパフェさんとの出会いから始まります。
さかのぼること昨年の12月。
ジャーナリストの堀潤さんと共に開催している
「伝える人になろう講座」ではじめて
オレンジパフェさんと知り合うことになります。
一番右端に映っているのがオレンジさん(笑)
実はこの時そんなにおしゃべりしなかったんです。
へぇ~マリオネットを作ってる人なんだなぁ~
という印象しかありませんでした。
真ん中にいる女性がオレンジパフェさんの
活動を取材していた城島めぐみさん。
後日知ったのですがこのオレンジパフェさん。
ただのマリオネット作家ではなくて
こんな活動をされている方だということを知ります。
どんな活動なんでしょうか?
こちらがオレンジパフェさんの活動を
城島さんが取材した映像です。
熊本の復興支援
熊本の地震で気持ち的にも落ち込んでいる
子どもたちに向けてオレンジさんが自ら
自腹で熊本に赴き保育園にマリオネットを
寄贈するという活動を行っていました。
その後ほどなくしてジャーナリストの堀潤氏が
この活動に着目。実際に密着取材を行って
オレンジさんの活動を知ることとなります。
この時はまだ「興味」の前の「認知」でした。
そして今年の4月に開催された
「小さな主語で語る‘熊本地震から1年’」
熊本県西原村の川原地区で
被災した川野まみさんをゲストに迎え
震災から1年振り返りと現在の熊本西原村の
状況を聞き登壇者・来場者共に絶句。
しかしここからがすごかった。
何か僕らにできることがあるはず!
とその場にいた恵比寿ビール坂商店会の
副会長の茗ケ原さんや来場者の方が
立ち上がり6月4日に開催する
「恵比寿ビール坂祭り」に熊本復興支援ブースを
出せることが決まったのでした。
とにかくすごい勢いでこの「熊本西原村」の
現状を何とかしたいと皆が動き始めた。
こんな方までも力を貸してくれた。
熊本県西原村の名産物買ったよーん! pic.twitter.com/BsJfLskJIv
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2017年5月3日
被災者・登壇者・お客さんなんて関係なく
皆が助け合い6月4日の熊本応援ブースの
運営を0から考えてスタート。
そして開催にこぎつけたんです。
熊本西原村や益城町の特産品を販売。
もちろん見事に完売するという快挙。
この時「発信から支援」という新しい
息吹が誕生した瞬間でした。
で!オレンジさんの話に戻ります。
皆さん写真後方をごらんください(笑)
なんとオレンジパフェさんこの
熊本復興ブースに遊びに来てくださって
いたんですよ。何この毎回チラッと
映る感じ(笑)。
この時初めて話をさせていただいたんです。
その時の話はこんなかんじ。
オレンジさん
はじめまして。オレンジパフェです。
恵比寿新聞
全然オレンジパフェっぽくないですね(笑)堀潤さんの報道で知りましたよ。凄いですね。いつも熊本に自腹で?
オレンジさん
はい^^;まぁ^^;
恵比寿新聞
どうしてそこまでできるんですか?原動力を知りたい。
オレンジさん
「わたしにできること」って何かな?と考えた時にこれしかなかったんです。でも大変な場所の大変な状況を見過ごせなくて。。
気づいた時には飛行機に乗っていました。
「自分にしかできないことってなんだろう?」
行先は熊本。待っているのはオレンジパフェさん。
一緒に熊本の保育園も回るというものでした。
多分「自分探しの旅」に近かったのかも。
僕は恵比寿というエリアでしか生息できず
得意なことと言えばバカみたいな記事を書くか
写真で記録を収めるぐらいしかなかったし。
逆に足手まといになるかもと心配をしていた。
そして「オレンジさんのきもち」を見たかった。
はじめて伺った保育園は地震での直接的な
被害はないがお子さんの中でも屋内に入れない
少しトラウマが残っている子も少なくはないそうです。
でも見てください。マリオネットを見た時の
この笑顔。
大爆笑
はじめはおっかなびっくりの園児の皆さん。
でもオレンジさんがマリオネットを動かして
お話し始めると園内は爆笑の渦。もうバカうけ。
多分生まれて初めて見る子のほうが
多いんでしょうね。最初は恐る恐る近づいて
子どもたちも様子をみるんですが
慣れてきたらこの通り。
(*´ε`*)チュッチュ!
オレンジさんは現在熊本の保育園に
50体。いわゆる50の園を自分で交渉しながら
自腹で回って手作りのマリオネットを
プレゼントしているんです。
僕は思いました。
「僕は写真が撮れるからみんなの笑顔を記録しよう!」
と思ったんです。そして恵比寿新聞は6月から
毎月1回はジョインすることになりました。
通算で4回熊本に行っています。
実はジャーナリストの堀潤氏も
毎月こっそり熊本へオレンジさんと
一緒に保育園を回っているんですよ。
そして毎月熊本を訪れるうちに
熊本にもたくさんの友達ができました。
「阿蘇西原新聞」まで立ち上がることに。
その他にもオレンジさん
恵比寿の保育園も回ってくれたんです!
恵比寿の子どもたちも大満足。
現在のびのび保育園・恵比寿保育園
新橋保育園にオレンジパフェさんの
マリオネットが寄贈されています^^
そしてその活動は海を越えて
Knk国境なきこどもたちの松永さんを
通じてなんとシリア難民の方が暮らす
ヨルダンにありますザアタリキャンプでも
こどもたちに元気づけるためマリオネットが
活躍しています。すごいね!!
そんなある日1本のメールが。
タカハシさーん
メールの相手は堀潤さん。
堀潤
タカハシさーん。実はお願いがあって。あはははは
恵比寿新聞
(なんかこわいなー・・・・)どうしたんですか?
堀潤
あはははは。オレンジさんの個展をどこかできないかご相談なんですけど。どこか良いところありますか?あは。
恵比寿新聞
どこだろうか・・・・んーーー。
考えた末、我々が出会った
恵比寿ガーデンプレイスさんに相談
してみようということになりました。
そしてプレゼンを経て
この活動の説明を行い合わせて恵比寿での
活動に関してもご紹介したところ。なんと。
1年で一番人が集まる
ガーデンプレイスの
クリスマスブースの
場所を提供してくれた
恵比寿新聞
大変です!恵比寿ガーデンプレイスさんがご理解くださって「マリオネットの展示よろしくお願いします」とのことでして。
堀潤
えーー!!!うそー!!!??すごーい!!!!
オレンジパフェ
え!?ほんとうですか!?!?
恵比寿新聞
オレンジさんすごいじゃないですかー!!!人生初展示が恵比寿ガーデンプレイスだなんて!
オレンジパフェ
うぁー。死ぬ気で頑張ります。
決定したのが9月ごろ。
11月3日から始まる個展へ向けて
準備が始まりました。
恵比寿新聞
オレンジさん。どうですか?
オレンジさん
まったく寝る暇なくマリオネットを作っています・・・・
恵比寿新聞
何体を目標に作っているんですか?
オレンジさん
50~60体ぐらいかな・・・大丈夫かな・・・・
そして出来上がったんです。
こちら現在準備中の展示室。
場所は恵比寿ガーデンプレイス
時計広場のど真ん中「クリスマスマーケット」内。
室内のデザインコーディネイトは
gigiのカトウケンジさんに依頼。
展示はもちろんこのかた!
オレンジパフェ。
50体以上のマリオネットが展示されており
実は販売もする予定です。そして!!!!
オレンジさんのマリオネット工房がこの
ヒュッテに移動してきます!
実際に触ったり動かしたりもできるほか
マリオネットの舞台を用意して皆さんで
写真を撮れるような仕組みも完備。
開催は11月3日~12月25日まで
12:00~20:00まで開場しております。
すべては昨年のクリスマスシーズンに
みんなが出会ってそこから育まれた展示。
沢山の笑顔に包まれますよう。
是非皆さん足を運んでみてください。