にゃおにゃおしてる!?
リトルタイの異名を持つタイ料理激戦区「恵比寿」にまた新たなタイ料理店がOPEN
その名も「タイ屋台ラオラオ」。逆から読むと「オラオラ」という事で今回慎重に
「もしもしおかあさ~ん。オラだよ。今日風邪ひいてて声が変わってさぁ~」などの
オラオラ詐欺撲滅の意味も込めまして絶賛取材してきました。場所は恵比寿東口の
ロータリーをそのまま線路沿いに歩いて50mほど行くと左側にあります。
既になんか怪しい・・・
情報によると今年4月1日にエイプリールフールと仏滅が重なる日にOPENした模様で
なんと「カオニャオ」というユルキャラがいるという情報で。
それでは中に入ってみましょう。こんにちわ~。
オラっ!オラっ!!
げぇーーー・・・・いきなりイカツイシェフがオラオラ言いながら米を炒めてる。。
もしかして彼がユルキャラのカオニャオ?ちょっと声かけてみようかな・・・・
すいませ~ん!!!吸います!!なんちゃってーーー!!(笑) ・・・・
ホラ無視だよ。
でもこの人どこかで見たことがある人だな・・・・・・
とりあえず店内を見てみましょう。
大体30席ぐらいのお店でして以前ここはBARだったように思えます。
こじんまりとした居酒屋的な雰囲気が醸し出されております。
タイパッチョ??タイ料理でもあまり見ない料理があるようです。
その他店内に所狭しと書かれたメニューを見ているとかなりお安い雰囲気。
生春巻き250円。ガパオ炒め690円。タイ料理店では安めな設定ですね。
タイ鉄板焼き!?そしてタイもんじゃ???????え!?
先ほどのタイパッチョに続くかなりオリジナリティー豊かなメニュー。
いらっしゃいませー!!
ヒィー!!チャッキー!?
なにこれw
という事で(どういう事かわかりませんが)こちらのチャッキーを大村崑で割ったような
通称「ツッチーさん」にお話を伺ってみました。
恵比寿新聞
チャッキーさん。こちらはタイ料理店という事でお話を伺いましたが。
ツッチーさん
いや・・・ツッチーです。チャッキーじゃないです。ツッチーです。
恵比寿新聞
あぁ・・・・すみません。ツッキーさんはこちらの料理人さんですか?
ツッチーさん
だからツッチーです。ツッキーじゃないです・・・はいここの料理をやってます。
恵比寿新聞
さっきから見慣れない料理のメニューを目にするんですが。これはタイ料理ですか?
ツッチーさん
はい。元々僕がタイ料理屋をやっていてですね。それでこのお店を任される事に。料理以外にもここで出てくる物は面白い物があるんですよ。窓の方を見てください。
スーパータイサワーってw
恵比寿新聞
なんですか!?これは?
ツッチーさん
まぁ飲んでもらえばわかると思います。
と出てまいりましたのはスーパータイサワーの「パッポン」という物。
上にはアイスクリーム??ちょっと舐めてみたらスッパい!!すっぱすぎる(笑)
こちらのスーパータイサワーの生みの親ハチジョウさんにお話を伺ってみました。
恵比寿新聞
何すか!?このすっぱいの!?
ハチジョウさん
たぶんこれはうちしか出してないともいますよ。この酸っぱいのがレモンなんですよ。これを溶かしながら飲むとレモンサワーになるって寸法です。
恵比寿新聞
なるほど!これは新しい。他にも味がたくさんあるみたいですね。
ハチジョウさん
味は「パッポン=レモン」「タニヤ=グレープフルーツ」「ナーナ=グレープフルーツ・ライチ」「カオサン=グレープフルーツ・パッションフルーツ」「パタヤ=グレープフルーツ・パイナップル」って感じです。
恵比寿新聞
じゃあパタヤはレディーボーイ味的な。
ハチジョウさん
いや。それは関係ないですね
恵比寿新聞
ところでここにカオニャオというユルキャラがいるという事を聞いたんですが。
ハチジョウさん
これですか?
日本カオニャオ協会推薦!?
恵比寿新聞
日本カオニャオ協会!?ってカオニャオってなんなんですか?
ハチジョウさん
カオニャオって言うのはタイのもち米の事なんですよ。そのもち米とうちの料理のタレというかスープと一緒に食べて頂く事をお勧めしているんです。
恵比寿新聞
で。カオニャオ協会ってどこにあるんですか?
ハチジョウさん
え?ここですよ?
恵比寿新聞
へぇ?カオニャオ協会の会長は???
ハチジョウさん
え?僕ですよ?
という事で(どういう事か説明できない)今回そのカオニャオ協会推薦の
食べ方で食べてみたいと思います。まずは気になってた「タイパッチョ」です。
タイパッチョ
タイ人は生ものを食べないと思っていましたが実はあまり食べません。
ではなぜ「タイ風カルパッチョ」が出来たのか。これはハチジョウさんが
日本人は生ものが好きでタイのあのザクッとしたソースで食べればかなり
美味しいのではないかと思い作った物がかなり美味しかったという事で
メニューインした代物。早速頂いてみました。結論から言うと
かなりアリなお味
恵比寿新聞
おーーこれはかなりアリですね。レモングラスやタイハーブの効いたさっぱりした味でそしてササミや魚介がカルパッチョで食べれるってかなりアリですね。
ハチジョウさん
揚げ玉も入っているんですよ。このタイ独特の野菜をザクッ合わせたような感じが合うかと思って。素材は鶏ささみ・モモ肉・ホタテ・鯛ですね。魚介は季節によって変わります。
ヤムガイ
「ヤム」は混ぜ合わせるという意味で「ガイ」はたくましい男を指します。いや違う。
「ガイ」は鶏を指します。ヤムガイ鶏を混ぜたサラダだそうです。タイ料理店を経営し
この間2ヶ月ほどタイに住んでいたチャッキーことツッチーさんにお話を聞いていました。
恵比寿新聞
野菜がいっぱいでこれもパクチーと合って良い感じですね。
ツッチーさん
こちらも来て頂いたらまず食べてもらいたい一品ですね。先ほども話に出ていましたがこのヤムガイのタレを是非カオニャオの上にかけて食べてもらいたいですね。一番カオニャオに合うのがこの後に出てくる「ラープガイ」という料理ですね。
ラープガイ
ラープガイはタイの東北にあるイーサーンの伝統料理。
この白い粒粒したのは餅米を炒って作ったライスパウダーで口の中に入れるとほんのり
甘いもち米の香りがして最高のお味。そしてこの紫玉葱がサクッとして酸味もありバッチリ。
そして出てきましたのが先ほどからしつこく言っていましたカオニャオ協会推薦の
カオニャオ
日本カオニャオ協会推薦の食べ方はここから手づかみで餅米を取り手でつぶしながら
スープにつけて食べるという事でさっそくチャレンジしてみました。
熱いわっ(笑)
こんなの絶対手づかみで取るなんて無理無理(笑)という事で箸で別皿に乗せて
カオニャオ協会推薦の「残りのタレ友」という方法で食べてみたいと思います。
まずは先ほどのヤムガイとラープガイを用意します。
別皿に少量のカオニャオちゃんを投入でございます。
そして具材をちょちょいと入れまして。
そして日本カオニャオ協会推薦の「残りのタレ」を上からかけます。
で、食べてみたら・・・・・・・・
うめぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなんじゃこりゃ!!めちゃくちゃうまい。タイのもち米の甘い香りとラープガイの程よい酸味がマッチしてなにこれウマい
これは久々にヒットの予感。さすが日本カオニャオ協会推薦の食べ方だけはある。
そして最後に登場したのがこちら。
パッキーマオ
パッキーマオとはタイの米粉を使った面で作る日本でいうと焼きそばみたいなもの。
米麺もタイでは数種類あり主流なのは1ミリ・3ミリ・10ミリで今回使用する麺は
10ミリのセンヤイという太麺というよりきしめんスタイルの米麺。
おいしそうですね~。タイバジルの香りがプゥ~ンとしますぅ~。
恵比寿新聞
美味しそうですね。タイバジルの香りが最高じゃないですか?
つっちーさん
実はうちのパッキーマオは2種類に分けているんですね。
恵比寿新聞
どういうことですか?
つっちーさん
通常パッキーマオって言うのはガパオというバジルを使って作るのが主流なんです。
恵比寿新聞
ガパオってミンチ肉を炒めたのがガパオって物かと思ってましたがバジルの名前だったんですね。
つっちーさん
そうなんです。実はガパオ以外にも「コラパー」というバジルもあり、これでパッキーマオを作ったら意外と美味しいという事になりうちでは白パッキーマオはガパオ。黒パッキーマオはコラパーを使用しているのでお客様にご指定いただけるようになっています。
実際にガパオとコラパーの香りを確かめてみるとコラパーは草原を思わせるような
とてもさわやかな香りがしました。ガパオはもうちょっと濃い香りで強いという香り。
※左コラパー 右ガパオ
こうやって使い分けているんですね。さて、肝心のパッキーマオのお味をチェック。
パクっ!!
辛い!!!!!!!!!!
ツッチーさん
パッキーマオは別名「酔った人でも飛び上るほど辛い」という料理でして基本辛いです(笑)
恵比寿新聞
それ先に言ってよ(笑)ちょーー辛い!!!!!!!!!
ツッチーさん
うちは辛さ指定できるので0辛からできますから言ってくださいね(笑)
という事でお送りいたしましたタイ屋台ラオラオ。殆どが1品1000円以上んタイ料理に比べ
ほとんどの料理が2分の1ほどのお安さでこれは流行っちゃうかもなー。そして謎の多かった
「オラオラ」言いながら米を炒めていた人はあの恵比寿横丁の名物ランチカレー「オオバ」の
オオバさんでした(笑)という事は恵比寿横丁のだるまてんぐチームじゃないっすかー!!
タイ料理が一気に身近になった料金体系とフレンチ上がりのシェフが改良したタイ料理。
現在OPEN仕立ててオペレーションも試行錯誤中なんでしょうね。頑張って!!!!!!
そして気になるタイもんじゃ(笑)今度行ったら是非食べてみたいです。
恐るべしカオニャオ協会(笑)
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恵比寿タイ屋台ラオラオ
住所 東京都渋谷区恵比寿4-4-14 イナビル 1F
電話 03-5793-3773
営業時間
ランチ 11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
ディナー17:30~1:00(ラストオーダー24:00)
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