10月17日までの開催を予定していたCHAOS展ですが、
10月26日(金)まで会期延長となりましたのでお知らせ致します。
来週末までの開催となりますので、是非この機会に遊びに来てください。
【!重要!】個展最終週は、貸切や営業時間変更日がございます。
下記「貸切・営業時間変更のお知らせ」をご確認くださいませ。
近年、日本のストリートアートの多くをダイニングレストランで
有りながら発信してつづけている恵比寿NOS。
そんな日本のストリートアートの発信し続けるNOSが
2012年9月18日~10月17日までアーティスト「sige」のCHAOS展が行われます。
今回はアーティストsigeにNOSで行われるCHAOS展について、
また作品に関しての意識その他現在の心境など様々な角度から取材しました。
今「混沌」という世界から
〈プロフィール〉
SIGE
画家/イラストレーター
1973年生まれ
www.sgk7.net
SIGE
今僕らが置かれてる環境って本当にtoo muchすぎるほど情報が多い時代でしょ。
そして今まで誰かがうまくコントロールしていたのかいないのか、この時期に来て
本当の事、嘘の事がむき出しになってきている中で人は不満を持ちそれがやがて
蓄積されて行って色んな所で影響が出てくると思うんです。
しかし僕の考え方は「こんな時代になってしまった」からこそ、もう一度以前の
謳歌していた時代に戻れるよう皆で再生していこうという考えではなく
むしろ「こんな時代だからできる事」というような「順応」していく動物本来の
可能性を信じ「今」という現実を見て新しい価値観を築いていくなど
改めて考え直してみる「良い機会」なんじゃないかなと思うんですよ。
今回の作品たちはそんな「情報化社会」「今現在」の縮図だと思っています。
現代の縮図というテーマ
今回SIGE氏のCHAOS展についてのテーマを聞く中で「縮図」という
テーマが有ります。とても深いテーマなのだが実際にその今ある「縮図」を
どう受け止めて次につなげて行くのかという壮大なテーマであり
見る人によって非常に変化する個展となっています。
意味のあった物を再構築し価値観を見出す
今回の展示の作品に「混沌」というシリーズが有ります。
「意味のあった物をバラバラにしもう一度再構築して新しい価値観を見出す」
というコンセプチャルな作品。元々築き上げてきた物を壊してその破片で
新しい価値観を想像するという非常に難しいテーマに挑戦している。
2006年惜しまれつつもこの世を去ったJ Dilla(ジェイディラ)が
生前最後となったアルバム「donuts」というアルバムがあるのだが
世界が謳歌する成長時代に生まれた音楽達をパートごとに分解
そして新しくパッチワークのように再構築し見事なまでの
新しい価値観を想像した作品が今回のSIGE展のテーマと非常に
類似しており興味を持ちました。そんな目線で作品を楽しんでみるのも
良いかと思いました。
恵比寿NOSで行われている“CHAOS” SIGE Exhibition 2012は
10月17日まで。場所は恵比寿NOS。是非お食事を楽しみながら
未来について語ってみてはいかがでしょうか?