さて、前回の記事からの続きでございます。
氷川神社連合神輿が氷川神社に向けて出発しました。
やはりこの時はものすごい盛り上がり。明治通り沿いは「セイヤッ!セイヤッ!」の
掛け声が響き渡ります。「カイヤッ!カイヤッ!」と言ってる人は一人もいない
そんなピリッとした緊張感のあるなんとも言えない雰囲気です。
ちょっとマヨ~すべってるよ~(カイヤ)
女性陣も担ぐのです。恵比寿の女性の担ぎ手さんは本当に美人さんが多いのですが
男性顔負けの威勢の良さ。「サーッ!サーッ!」とワントーン高い女性の掛け声に
男性陣も「セイヤーッ!セイヤーッ!」と返していく。まさにトランス状態に入っていきます。
どんどん氷川神社に近づいていくごとに神輿を我こそが担ごうと
神輿に飛び込み一生懸命に中に入っていくんです。
しかし担いでる人から弾かれる弾かれる。
もしかしてこの事なのか?
朝の先輩の言葉
「半纏着ていない奴は担げんからなっ!あぁ~?」
恵比寿新聞の脳内が瞬時にシュミレーション
1)暑いから半纏を着ないで御神輿担いじゃう~★
2)おぉ!氷川神社の宮入だ~わ~い!
3)宮入は担ぎた~い!よ~し!中には行っちゃえ~
4)担ぎ手「おぃお前誰じゃい?ああ~?邪魔だどけっ!!」
5)ひー!?そんなー!?
という事で通常の半纏を着ている人でも弾かれるのに
しかも氷川神社宮入で色んな祭礼会がごった返す
中、我こそは担ぐぞ~ってバチバチの時に半纏来ていないで
「よろしくちゃ~ん」なんて絶対に弾かれるどころか手が出てくるよー。
先輩あの時強く叱ってくれてありがとう。
どんどん神輿は氷川神社へ近づいていきます。
ここは丁度明治通りのフレッシュネスバーガーの手前あたりでしょう。
そして氷川神社の参道に入ってまいりました。屋台は神輿が通るので的屋の兄ちゃんも
「神輿が通るまで何も売らないから。ちょっとまってな~」的なジェントルマン対応。
そして氷川町会の神酒所に到着。宮入の感謝。
今年一年の感謝と願いを込めて天高く神輿を上げます。
ここは感動のシーンですね。恵比寿新聞も涙でレンズが見えていません。
そして宮入です
この風景。本当に日本の風景ですね。
今年も色んな事があった事を思い返しながら神輿は宮入りしていきます。
祭礼会の長老たちは神輿の先導を行い先に宮入りしていきます。
この男の背中ですよ。日本の無形文化財に指定したい。この背中。
続々と各連合神輿が渋谷氷川神社への奉納へ入っていきます。
この時は非常に静かで何か神聖な儀式を見ているようなそんな雰囲気。
そして宮入を果たしました。皆が健康で健やかに一年を頑張れた感謝と
来年への祈願や思いを奉納するのが神輿の思いなんだと。とても感動しました。
震災で祭はどうのこうのという自粛ムードもありましたが
そもそもこういう時こそ「祭」ではないでしょうか?
被災され亡くなられた方、家や家族を失った方の為にも私たちが今後この
混沌とした日本を変えていき復活させていくのだという強い思いと
日本を愛し日本の心を敬いそして次世代に継承していく
すべてが欧米化しているこの地球。しかし元々その土地で培い育った
風土という物は何よりも豊かな人間本来の大切な財産だと思います。
そしてこの大変な時代に生き抜いていかなくてはならない子供たちに
せめて「祭」という地域の人が結束していく文化を継承していきたい。
祭は日本の心です
来年も引き続き取材していきたいと思います。
そして今回800枚もの写真が撮影できました。主に今回密着取材させていただいた
豊神会さんの写真がほぼですがもし写真がほしいという方がいらっしゃいましたら
こちらまでご連絡ください。
「氷川神社例大祭写真」を選択しメールアドレスを記入後送信。
こちらから閲覧URLをお送りさせていただきます。