泣く子はいねーがー(*´Д`)
とネタを探しにまちを散策しておりましたら
職質にあった恵比寿新聞です。スタップ細胞はあります。
さて、先日「新しくお店OPENしたんですぅ~」という
メールを頂き向かいましたのがこちら
場所は恵比寿西にあります
104年の歴史を誇る長谷戸小学校。
この坂を上がってゆきます。
坂を上りきってすぐ左手に
奥にずずいーっと入る一軒家がありました。
ここですね。OPENしたお店は。
しかし・・・ここ・・・家だよね。
入口にはお花がいっぱい。
まさに「開店しました!」という
雰囲気でいっぱいの玄関。
では中に入ってみましょう!
ワンワンワンワンワン
お出迎えしてくれたワンちゃん。
お客さんが来て吠えまくりで
いい仕事してますね~。いい子だ。
赤子とワンちゃんは泣くのが仕事。
さて、こちらのお店。
どうして取材しようかとなったかというと
昨今注目され始めてきた
グルテンフリー
所謂、小麦を一切使わない料理のことで
実は恵比寿新聞にも多くのお問い合わせを
いただいておりました。
「グルテンフリーの料理を出すお店教えて」
とか
「実は小麦アレルギーの子が居て・・・」
などなど。
実はこの「小麦アレルギー」
厚生労働省の調べでは卵・牛乳に次いで
3番目に多いアレルゲンだそうで
アレルギーの方の約12%を占めるそうです。
意外と多いんですね。小麦アレルギー。
こちら阿佐ヶ谷姉妹似の店主、山川智子さん。
生まれも育ちも阿佐ヶ谷じゃなくて恵比寿っ子。
実はそんな山川さんは昔パン屋さんでした。
しかし最近になって胃腸が弱りだし
漢方の先生から「少し小麦をやめてみたら?」
と助言通り小麦を断つと体重も減り体の調子も
良くなって行ったことからこのお店を
「グルテンフリー」のお店にしようと決意。
5年の構想の末、自宅の一階を改装。
晴れて2017年1月21日にお店を開店したそうです。
なんと家族経営
実はこちらの「やまのひつじ」さん。
山川さんを入れてスタッフが
3名いらっしゃるのですが、
ホールは弟さん。キッチンは山川さんと
なんと山川さんのお母様が切り盛りする
「家族経営」のお店なんです。
あっ。あと番犬のワンちゃんも入れれば
4名体制でお店を切り盛りしているということ。
昨今の恵比寿のお店では珍しいですね。
こちら「やまのひつじ」さんには
山川さんが大好きな羊グッズがたくさん。
席数は11席ほどの小さなお店。
ノマドワーカー(もうこれ死語かな)の
皆さんのために電源も用意。
ランチタイムを除き閉店の17時まで
ゆっくりお茶をしながらお仕事もできる
そんな空間なのであります。この辺は
住宅街ですがオフィスもあるので
気分転換にこちらでデスクワークってのも
ありかもしれませんね。さてさて、
本題の「グルテンフリーな料理」なのですが
実は山川さん。国際薬膳調理師という資格を
取得されている料理人。体の中から
「健康」を考えた素材・調理法を実践する
グルテンフリーだけではない薬膳も取り入れた
お店なんですよ。奥さん。
しかもお母さまが超がつくほどの
料理の達人だそうでそんなお母様に支えられ
山川さんの新たな挑戦が始まったということですね。
見てください。このお母様の心配そうな
まなざし。「智子しっかり」「志村うしろ」
的なサポートを受けているのが垣間みれます。
「親子愛」の結晶でございます。
そんな3人+1匹の挑戦が始まったこちら。
料理はとにかく「自然」季節に合わせた
素材を使用するという「天人合一」という
考え方を取り入れ、そして「身土不二」
という生まれ育った土地(国産)のものを
食べるというのがコンセプト。そして
小麦を一切使わないというもの。
素朴で家庭的な料理がうりなんだとか。
とにかくまずはおすすめの「おそうざいプレート」
をお願いしてみました。
素朴で家庭的なプレート
いいですね~。体によさそうだな~。
主菜・副菜・小鉢2つと汁物。
そして赤く輝く有機黒米のごはん。
白米や赤米よりも抗酸化機能を
豊富に持つ「黒米」は古代米ともいわれ
アントシアニンが豊富で特に
視力増強や肝機能の強化の作用が
あるとされている。
主菜は「根菜の粕味噌煮」
レンコンと鶏肉が絶妙に
酒粕と味噌で煮られた素朴で
しかもうま味がしっかりした逸品。
これはご飯が宮尾すすむです。
白菜と大根と日本の社長スープ。
あっ。基・・・・白菜大根スープ。
冬の王道野菜とハムから良い出汁が。
しかも味付けも濃くなく野菜の
うま味を感じられる優しい味付け。
そして新鮮なサラダと
その他にも小松菜と厚揚げの炒め煮
そして黒ゴマ豆腐がついてきます。
バランスが良すぎです。
しかもなんとこの料理に一切
小麦は使っていないんですね。
醤油に関してもグルテンフリーの
お醤油を使ってらっしゃるそうで。
お母様の常子さんにお話を伺うと
恒子さん
グルテンフリーの醤油は旨みが少なくて最初は本当に驚きました。こんなに小麦がうまみを出していたのかと。なので最初グルテンフリーの醤油を使うのって本当大変でした。
とのことで恵比寿新聞も
グルテンフリーの醤油があること以上に
醤油に小麦粉が入ってるのすら知りませんでした。
そのほかにもこんなメニューがあります。
季節の『ケークサレプレート』
ケークサレと言ってケーキじゃないけど
甘くないケーキを指す料理名なのですが
こちらのケークサレに入る野菜は季節により
入るものがことなるそうで、しかも
小麦粉を一切使わない米粉を使用した
ケークサレなんです。すごいねー。
季節の『サラダプレート』
新鮮な国産野菜を使用したサラダ。
こちらには米粉を使用して作ったパンと
スープとミニデザートがついてくる
サラダランチプレート。ん!?デザート!?
女性にはうれしいカフェメニューが豊富。
しかし、デザートって小麦使うもの多いよね。
以前、米粉を使ったケーキを食べたのですが
なんか違うんですよね・・・そこまで期待をせず
こちら「やまのひつじ」おすすめの
シフォンケーキをオーダーしてみました。
米粉の『シフォンケーキ』
これがね。びっくりするほどフワフワ。
いつも食べているシフォンケーキと
変わらない米粉で作ったと言わなきゃ
わからないほどのクオリティーの高さ。
しかも一緒に添えられたあんこが
これまたおいしいんですよ。
甘さ控えめで甘さに関しても
上品なコクのある甘さでシフォンにあう。
あっ。ごめん。クリームにイチゴの
写真ですね。これ。
おすすめの「和紅茶」とともに。
できるだけ国産のものにしたいという
山川さんの想いから出されているこちら。
西洋の紅茶の渋みが全くなくて
とっても不思議で香りが高い。
こういう紅茶があったのねー!
ワンワンワンワンワン
恵比寿新聞
おー。元気だね~。しっかり仕事してる!エライ!
山川さん
すみません。うるさくて。お客さんが入ってくると吠えちゃうんですよね。
恵比寿新聞
でもめっちゃ可愛いですよね。名前は?
山川さん
「こむぎ」っていいます
恵比寿新聞
゚(∀) ゚ エッ?
山川さん
えっと・・「こむぎ」っていいます^^
なんでグルテンフリーのお店の犬の名前が「こむぎ」なんだよ(゚Д゚)
いや・・・笑ってる場合じゃないでしょ(゚Д゚)
いや・・・抱っこしてる場合じゃないでしょ(゚Д゚)
お話を伺ってみると
山川さん昔からパン職人だったので
犬の名前を「こむぎ」にしたんだとか。
そのあとグルテンフリーに出会い
狙ってやったわけじゃないそうな。
ということで恵比寿でも貴重な
グルテンフリーと薬膳のお店。
お近くの方は行ってみては?
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やまのひつじ
東京都渋谷区恵比寿西1-26-2
TEL:080-4710-8870
営業時間:AM11:30~PM5:00 月・木曜定休
客席:カウンター・テーブル合わせて11席(店内終日禁煙)