子どもと大人の書店「ちえの木の実」

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今日は小さいお子さんがいらっしゃる方や絵本が好きな方向けの記事です。

恵比寿西の五差路を線路沿いに行く道の途中に

この「ちえの木の実」という書店がOPENしたのは最近。

以前は渋谷警察署の向かいにあったこの書店。

コンセプトは「子どもとその子どもに関係する大人の為の書店」

店内はたくさんの本があります。こちら「ちえの木の実」にある

絵本やその他の書籍の数は約2万冊。たくさんの子どもたちの為の本が

こちらで販売されています。絵本だけでなく手遊びできる物や

こども楽器も置いてありました。

最近注目を集める「読み聞かせ」

皆さん「読み聞かせ」ってどういう物かご存知ですか?

主に幼児期から小学生の年齢の子どもに対して、

話者がともに絵本などを見ながら音読するという物。

最近では小学校の授業でも「読み聞かせ」を取り入れる学校も多く

「読み聞かせ」が子どもにとてもいい影響なんですね。

それ以上に親子のスキンシップにもなります。

赤ちゃんが読む絵本は非常に単純な物が多くてたとえば

「お鼻はどーこだ?」などのとても単純な絵本。

読んでいると赤ちゃんもどんどん真似をしたりするようで

「こんなことができるようになったのね」と気付き、タイミングよくほめてあげると

ほめられた子どもは「母ちゃん見ててくれたんだねバブー」とうれしくなり

成長に非常に良く影響するそうです。

ここでお店の方の紹介で知った赤ちゃん用の絵本「いないいないばぁ」

この絵本は既に500万部のセールスを記録している

非常に売れている絵本のようで赤ちゃんが本当に笑う絵本だそうです。

その他にも「面白い絵本」はあるかお店の方に聞いてみました。


「じぶんでつくる6さいまでのアルバム 」

生まれたときから6歳まで自分がどんなふうに大きくなったのかお家の人に聞きながら、

絵を描いて、写真をはって、世界中でたった一冊、自分だけのアルバムを作るという

制作型アルバム絵本。このコンセプトには脱帽です。

こうやってお母さんやお父さんに聞きながら自分で書く欄もあり

写真を張ったり親子でとても楽しいアルバム作りだな~と。

実はちえの木の実さんは本を売っているだけではないんです。

親子が本を通じてスキンシップできる読書部屋がこの売り場の2階に

あるそうで、通常は会員登録しないと入れないんですが

特別に中を拝見する事が出来ました。

かわいい図書館風サロンのこの部屋。

簡単な手続きとお約束事さえ守っていただければ無料で利用可能だそうです。

ここには絵本だけではなく大人の為の本もたくさんあります。

奥には親子で座れるスペースがあり子どもに絵本を読んであげるのもよし

気に行った絵本は購入もできるので家で帰ってゆっくり読むもよし。

ちえの木の実の西田さんにお話を伺いました。

西田さん
ちえの木の実においてある絵本はまず手に取って「開いてみて」気に行った物を
買って頂けるようにしています。結構お母様お父様でもなつかしいな~という
作品もたくさんありますよ^^

恵比寿新聞
あーーー!!これ小さいと時によく見てましたーーー!!!
なつかしいな~。でも話が断片的で。。他にも探してる絵本が
あるのですが思い出せなくて。。

西田さん
そういうお問い合わせたくさんいただきますが断片的でも良いので
話していただけると大概のものは見つかりますよ。その他小さい時の
思い出ですのでこっちの話とあっちの話と違う話が一緒になってる
お問い合わせもシバシバですがなるべく頑張って探すようにしています。

恵比寿新聞
あーーーーー!!!魔女の宅急便って書籍でも出てるんですか?
これって宮崎駿先生の作品じゃないんですか?

西田さん
皆さんジブリ作品と思われがちなんですが原作は角野栄子さんの作品で
実は映画版「魔女の宅急便」は書籍のごく一部の話でその後キキは大人になり
子どもまで・・・あとは読んで楽しんでください。

恵比寿新聞
えーーーーーー!!!!ほんとうですか!?ジブリ作品だと思ってたのに
原作があったなんて初めて知りました。キキが大人になるんですね。。
うぁ~興味あるわ~。

西田さん
実は皆さんがとてもよく知っているポピュラーな作品でも実は原作が
違うって言うのたくさんあるんですよ~。

もう完全に童心に帰ってしまいました。そしてとても不思議なのですが

小さい頃に読んでいた絵本がうる覚えだったのがどんどん湯水のように

記憶がよみがえって来て取材そっちのけで本を散策してしまう始末。

西田さん
楽しそうな顔されてますね^^いつもここに来る方は懐かしい絵本を探しに
来てニコニコしておられますよ。どうぞ取材は置いておいてゆっくりここで
本を探されてみてはいかがですか?私は下に降りているのでごゆっくり^^

そして一人になった・・・

ここには約2万冊の絵本から児童書・大人の哲学の本や様々な書籍がある。

しかも誰もいない・・・読み放題。探し放題。

では恵比寿新聞が気になった絵本作品を勝手にご紹介!(誰もいないからね)


『しろいゆき あかるいゆき』
小さい時に読んでいたような~。お話は秋から冬に変わる季節の移ろいを
とてもシンプルにそして詩的に子どもにも分かりやすく描いたお話。

……しろいゆき あかるいゆき なめらかに ふかく
かろやかなゆき よるのゆき ねむったように しずか
ふってくる ふってくる おともなく
ふってくる ふってくる こおれる ちじょうに……


『ぼくの島』
これは是非大人に読んでもらいたい作品。
主人公の子がニューイングランドの島に移住して成長していく過程を表した
物語なんですよね~。大人が見ても良い絵本。結構たくさんあるんだろうな~。


『なぞなぞのみせ』
これは是非小学校低学年にはお勧めです。
最近小学校ではなぞなぞブームですからね。


昔ながらの商店街を舞台にした
店内のあるものをなぞなぞで探していくという「なぞなぞ絵本」です。
幼稚園や保育園に行っているお友達でも全然解けるね。


『カーニバルのおくりもの』
とにかくアートワークが素晴らしいのと非常にハートウォーミングな作品。
どっちかというと小学校低学年から向けだと思います。


めちゃくちゃファンタジックなアートワークにほれぼれ。
絶対このアートワークを手掛けるレミイ・シャーリップの絵画展とか
あれば行きますね~。色遣いが神がかっています。


『スマントリとスコスロノ』
インドネシアジャワ島に伝わる「ワヤン」を絵本にした作品。
これは小学校後半、中学生が見ればかなり面白いんじゃないのかなと。
この作品は完成までになんと10年かけた超大作なのでありまして
話の内容も非常に深い。双子のスマントリとスコスロノの壮絶な
人生の歩みを表した作品です。絵も素晴らしいです。

と紹介していればキリがありませんが、非常にたくさんの作品がこちらにはあり

お子さんとここにきてゆっくり絵本を読んであげて気に行った物を購入してみるのもよし。

こんな素敵な書店が恵比寿にあって良かったな~と思いました。

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ちえの木の実
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-3-14 1・2F
電話番号 03-5428-4611
営業時間 11:00~19:00
定休日 火曜日
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