長谷戸小学校で行われた恵比寿なすび亭店主吉岡さんのよる和食給食

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お米食べてらっしゃいますか~?

という事で恵比寿で101周年を迎えた長谷戸小学校にて、なんとですよ

恵比寿が誇る和食の名店「なすび亭」の吉岡さん監修の和食給食が

振る舞われるという事で取材に行って参りました。場所はもちろん長谷戸小。

丁度小春日和の穏やかな天気でして梅?桜?も咲いてまいりました。

今回の取り組みは「平成25年度日本食・食文化魅力発信プロジェクト」の一環でありまして、

全国の小学校6校が選ばれ、日本を誇る和食の名店のシェフと

学校給食を支える栄養士さん・栄養教諭さんが共同で和食給食を開発。

小学生に自分の国の母国食「和食」を楽しんでもらおうというプロジェクト。

既に朝の早くから調理が始まっていました。実はこのプロジェクトは料理人の有志

が結成され和食の良さを伝えるという事で恵比寿からは「賛否両論」の笠原さん。

日本料理「雄」の佐藤さん。「鮨小野」の小野さん。「なすび亭」の吉岡さんが

携わってらっしゃるというなんとも素晴らしいプロジェクトなのであります。

既に小学校は出汁のいい匂いがしております。こんな恵比寿の名店の料理を

食べれる小学生はうらやましいなー。最近「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録

されましたね。そんな母国の味「和食」をみんな家では食べているのかな?

現在の給食事情、日本の学校給食は世界的に見ても安全管理や栄養管理は高いレベルで

パンと牛乳から始まった学校給食も現在は全国平均週3.2回の米飯回数となっている

そうです。こちら長谷戸小学校では週4回お米が食べられています。週に1回がパン

という事になりますね。さすが長谷戸小学校です。

今回出される給食は全校生徒分180名の和食給食。そろそろ出来て来たようですので

会場を6年生の教室に移動します。今回の料理人はごぞんじ恵比寿なすび亭の吉岡さん。

「なすび亭」吉岡英尋氏
1971年 東京都出身料理学校卒業後、東伊豆「つるやホテル」、鎌倉の懐石料理「山椒洞」、日本料理「蝦夷御殿」、ふぐ料理「山田屋」など、有名店にて修業。2000年「なすび亭」を恵比寿に開店。「ミシュランガイド東京」でも2年連続で星を獲得。

なんか吉岡さんが卒業するみたいですね

実は今回吉岡さんのつくる和食給食のテーマが「卒業」

卒業をテーマにした送別献立と和食の様々な料理技法に楽しんでもらおうと

いうことで作られた和食給食なのです。

実食場所は長谷戸小学校自慢のランチルームと呼ばれるみんながご飯を食べる教室。

既に給食係の子達がみんなの分の配膳を始めていました。なつかしいな~。給食係。

そして気になる吉岡さん監修の和食給食とは!?

主食:もちろん「ごはん」
主菜:海老しんじょうと筍の天ぷらの菜の花・ワカメあんかけ
汁物:里芋のすり流し けんちん仕立て
デザート:桜の花のババロア

でございます。う~んうらやましいぞ!!!!

筍の天ぷらと海老しんじょう。この時期の筍は柔らかくてえぐみが少なくて美味しいよね。

それにこのこんがりサクッと中はふわふわだろう海老しんじょう。ん~うらやましいぞ!!!!

そして汁物は里芋のすり流し けんちん仕立て。

こうやって見ると本格的な和食にもかかわらず給食でも見栄えの劣らない

そしてなぜか自然と普通の給食にも見える。実用性もありな感じですね。

育ちざかりの六年生はおなかペコペコ。

子供達からは「早く食べたい~お腹すいた~」という声が沸き上がっております。

恵比寿新聞もたべた~~い!!!!!が・・・しかし報道陣用の給食はナシ・・・

なのですみません。実食できませんでしたので味の感想はご想像にお任せします。

今回は農林水産省から政務官の横山さんも駆けつけて応援。

日本の食を一手に背負う農林水産省さんですからね。未来のこども達にお米を

食べてもらえる事こそ最大のミッションでもありますもんね。

さてさて、なすび亭の吉岡さんからの御挨拶。こども達に和食の良さを知ってもらいたい

という熱意が伝わるご挨拶でございまして。それではみなさん「いただきまーす!!」

実際にどうか長谷戸小学校六年生児童にお話を聞いてみました。

「おいしいー!!!!」という事でやっぱり子供のコメント(笑)

「出汁が落ち着いていてお米に合いますね」的なコメント出る方が怖いわ(笑)的な。

という事で日本の文化でもある「和食」。最近は食の欧米化がどんどん始まり和食を

自分の家の食卓で楽しむ機会が少なくなってきたように思います。日本人が昔から食べてきた

和の家庭料理もしっかりと継承されているのか!?なんて思う昨今ですが、海外は現在空前の

和食ブーム。そしてこれから始まるTPP環太平洋戦略的経済連携協定よる規制緩和が始まり

日本の食品の輸出、裏側には海外の食品の輸入も大幅に始まるわけです。そうした背景を

考えれば「日本が誇る和食や日本食品」は今後注目されていくわけで大切に未来を担う

子供たちに継承されていくべきなんだな~と思いました。素晴らしい活動です。

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