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バンゲリングベイ寒川直喜選手が地元大島の為にチャリティー島ぞうりを販売中

ずいぶん前にご紹介させて頂いた恵比寿で大人気のキックボクシングジム

バンゲリングベイ」新田明臣さんが中心となってキックボクシングジム

にとどまらず地域の盛り上げに一役かっている街の愛すべき

ジムなのでありますが、そのバンゲリングベイに所属する寒川直喜選手のお話です。

 

寒川さんは伊豆大島出身。大島と言えば2013年10月15日に起きた台風26号が直撃。

1時間の雨量122.5ミリという10年に1度来るか来ないかの大きな台風に見舞われ

大島西部においては三原山の外輪山中腹が幅約950mにわたって崩落し36名の

尊い命が奪われてしまいました。そんな地元大島の人を元気づける為に寒川さんは

地元のお爺ちゃんお婆ちゃんが作る大島の「島ぞうり」をチャリティー販売する

ようになりました。島ぞうりはもう着なくなった着物や切れ端を利用して作られる

ハンドメイドのぞうりで主に室内で履くというぞうりです。

元気になってもらいたいから

寒川選手
地元の大島がああいう事になってしまって小さな島ですからみんなショックだったんですね。今も復興中なんですがそんな落ち込んだみんなに少しでも元気になってもらえるようにこうやって島のお爺ちゃんお婆ちゃんが一生懸命作った「島ぞうり」をバンゲリングベイで販売させてもらっているんです。

恵比寿新聞
お爺ちゃんお婆ちゃんが作っているんですね。大体どのくらいの時間をかけて1足できるものなんですか?

寒川選手
5人~6人ぐらいのお爺飯お婆ちゃんで作って1日3足ぐらいですね。でも本当に作ってもらって色んな人が今履いてくれているんでそういう報告すると凄く喜んでくれるんですよ。

恵比寿新聞
しかもデザインも可愛いですね。

寒川選手
そうなんですよ。子どもが着おわった着物とかの廃材を利用して作ってるのでカラフルな物もありますね。でもデザインだけではないんですよ。

恵比寿新聞
デザインだけではない?

寒川選手が島ぞうりから気づいた事

寒川選手
実は何気にこの「島ぞうり」履きづらいんですよね。

恵比寿新聞
え!?履きづらいとダメじゃないですか?

寒川選手
そういう事じゃないんですよ。最近なんでも便利になって行く世の中で人ってものすごく楽をしていると思うんですね。たとえば軽い靴を発明したり極端に言うとエスカレーターとか。そうなるとどうなると思います?

恵比寿新聞
確かに。どんどん便利になっていく一方人間の身体能力も低下するという事ですよ。

寒川選手
そうなんです。この「島ぞうり」履くとわかるんですが緒の部分を足の親指と人差し指に力を入れないと脱げてしまうんですよ。1日部屋で履いていたらきっと筋肉痛になると思うんですよね。色々便利になった結果使っていない筋肉とかたくさんあるんです。こういう経験ないですか?

恵比寿新聞
どういう経験ですか?

寒川選手
海に遊びに行ってビーチサンダルとは履いて一日すごしていると物凄く足が痛くなりますよね?

恵比寿新聞
あーー!!!なるなる!!すぐ脱ぎたくなりますね。しかも慣れていないし。

寒川選手
僕は伊豆大島出身なんで結構ビーチサンダル履く事が多くて、子供の時はビーチサンダルで岩場とか登ったり、海岸の崖を歩いたりしていたんです。

恵比寿新聞
それって凄い身体能力というか。。寒川さんだけじゃないんですか?(笑)

寒川選手
いやいや(笑)島の子は平気でビーチサンダルで走ったり崖を登ったりしていたんですよ。良く考えてみれば普通の事だと思っていたんですがビーチサンダルとか履く事でかなり鍛えられていたのかもなと思ったんですよ。

恵比寿新聞
それ凄い気づきですね(笑)

寒川選手
いや、実は僕が気づいたんじゃなくてトレーナーのよしのりから教わったんですよ。やっぱり裸足に近い状態が人間にとって一番良いという事を島ぞうりからヒントを得たんですね。なので僕は大島の復興の為にもですが、都会に暮らしている皆さんや子供たちに島ぞうりを履いてもらって体を鍛えてもらいたいと思ったんですね。

選手として先生として

恵比寿新聞
そういえば寒川選手は選手でもありバンゲリングベイのこども部門の先生をされていると思うんですが。子どもたちと触れ合うってまた選手としての顔と全然違うと思うんですが。

寒川選手
最初は切替が出来なくて苦労しました。でも子どもって凄いですね。僕が体調が悪くて(寒川選手は特定疾患指定されている潰瘍性大腸炎という病気を患っています)機嫌が悪い時って子どもたちにもそのテンションがうつってしまうんですね。集中できなかったりとか。諦めてしまったりとか。でも僕が子供たちと真剣に向き合う事で子どもたちとのトレーニングがだんだん変わって来たんですね。

恵比寿新聞
どう変わって来たんですか?

寒川選手
ポジティブに向き合う事で子どもたちってものすごく答えてくれるんですよ。すると僕も楽しくなっていくんですね。するとまた子供達も楽しくなっていくんで。相乗効果なんですよ。

恵比寿新聞
子どもたちのトレーニングで気を使っている事ってなんですか?

寒川選手
緩急をつけることですね。まず初めは挨拶から。暴れる時は思いっきり暴れて、静かに黙想する時は黙想する。最近の子って我慢する事が少なくなってきているんですが思いっきり暴れて発散すれば黙想の時に静かに我慢して出来るようになるんですね。

可能性を広げて上げるお手伝い

恵比寿新聞
そうやって考えると子供って凄いですよね。挨拶はとても大事ですね。

寒川選手
礼儀に始まり礼儀に終わるという基本的な部分を重要に考えていますね。後は楽しくですね。

恵比寿新聞
以前新田さんもそんな事仰ってましたね。楽しくないと続かないですもんね。こういう事をお聞きするのは変なんですが通ってらっしゃる子供さんでも身体能力の高い子低い子っていらっしゃるんじゃないですか?

寒川選手
基本個々の良いところも見てトレーニングしているので10人と色ですね。その子に合った遊びを取り入れたトレーニングをしているので体だけじゃなくてメンタルな部分や総合的に見て教えている感じですね。

選手として

恵比寿新聞
次の話は選手としてですね。去年の9月のミャンマーでのラウェイお疲れ様でした。年末にお会いした時まだ顔が腫れていましたね。ビックリしました。

寒川選手
いや~きつかったっすね。ラウェイはミャンマーの国技なんですが素手で戦うとても過酷なスポーツなんです。素手以上に頭突きが・・・

恵比寿新聞
映像を見てもわかりましたがあれもらうと半端ないですよね。。

寒川選手
頭突きをもらったて頭蓋骨にヒビがいって。今も傷跡が残っていますが。

恵比寿新聞
うぁ・・・本当に格闘家は過酷な職業なんですね。。でも本当に勇気もらえてます。

寒川選手
ありがとうございます。僕にできることは体を張ってやる事しかないので。自分が格闘技を通して得た物を見てくれる人や子供たちに伝えて行ければと思っています。

恵比寿新聞
本日は貴重なお話ありがとうございました。

さてお送りしました寒川選手のお話。地元の為に一肌脱いで島ぞうりを販売されている

活動は本当に素晴らしいものだと思います。価格は大人子ども同一価格の3000円。

伊豆大島の島ぞうりと宮城県女川の女川ぞうりも一緒に販売しています。

是非皆さんバンゲリングベイに足を運んで島ぞうりGETしてみてください!

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