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渋谷氷川神社伝説の宮神輿、戦後初の歴史的渡御


え!?恵比寿で!?

と初めて見た方は驚かれると思いますが

実は元来、渋谷・恵比寿は御神輿が盛んな地域なんです。

仕事やプライベートで恵比寿を訪れる方にとっては

この光景を目の当たりにすると驚かれる方が多いですよね。

しかも今回は歴史的な日なのであります。

前回の記事でも取り上げました

伝説の渋谷氷川神社の「宮神輿」本当に存在した!

渋谷氷川神社宮神輿が約75年ぶりに担がれました

でお馴染みの渋谷氷川神社伝説の宮神輿がなんと!

「氷川神社青年部発会」を記念し氷川神社内から

戦後初めて宮外へ渡御するという歴史的な行事が

2015年4月29日(水曜・祝日)に行われました。

既に恵比寿新聞が伺ったときは宮内から外に出た瞬間。

この渋谷氷川神社の宮神輿には家族2代3代の思いが積み重なった

歴史的瞬間。とても誉で華々しいことなのです。

この宮神輿は1900年。明治33年。今から数えれば

115年前に渋谷氷川神社に作られた宮神輿でありまして

台座4尺(121cm)。大棒の長さ7mという大変立派な神輿。

約40人~50人で担ぐ非常に立派な大神輿なのであります。

その神輿が戦後初。70年ぶりに宮外へ渡御するという事で

恵比寿の各祭礼会(御神輿の団体)総勢250名の方たちが

そろいの半纏を身に着けて今回「氷川神社青年部発会」

を祝い宮内・宮外を渡御したのです。

世代を受け継ぎ思いを込めて担ぐという行事ですね。

このサイズの宮神輿は現存しているだけでも非常に貴重。

殆どは戦争の空襲で焼けてしまった宮神輿や保存できなかった

神輿など様々あるようですが渋谷氷川神社では大切に

保管されていたわけですが、渋谷氷川神社平成の大改修の際

街の人たちの協力・寄付などでこの宮神輿も修繕され

復活したという事だそうです。素晴らしいですね。

この宮神輿の復活に恵比寿の各祭礼会の皆様がご尽力され

こうやって我々が70年ぶりに目の前にすることができたという

恵比寿の住民・恵比寿に生まれた方にとってはとても大きな事

なんですね。なぜならこの宮神輿が存在していることすら

「伝説」・「噂」ですらなかったという恵比寿の街のお話だったのです。

様々な人の思いや気持ちが神様と一緒に乗った宮神輿。

担いでいる皆様もこの日を待ちかね気合十分でございます。

この宮神輿に肩を入れるという事は非常に誉な事なのです。

「明治通り」に出てきました。

もちろん道は片側一車線は閉鎖しての渡御。

道を封鎖するのは本当に大変なのです。

渋谷警察署の皆様のご協力もあり無事明治通りに

宮神輿が出た瞬間です。このように色んな方の

協力で御神輿が担がれているんですね。

この日は本当に快晴!良いお天気でした!!

気温も20度後半を記録する夏日。皆さん汗だく。

高張を持つお姉さま方もち日焼け対策ばっちりです!

明治通りは掛け声の飛び交う異様な盛り上がり。

対向車線の車の人達も驚いているのが印象でした。

渋谷氷川神社の参道前のメインストリートに入ってきました。

渋谷氷川神社の田村宮司もお出迎えです。

小さなお友達も沢山来ていました。恵比寿生まれの子は

本当に祭りが大好きで、とあるお子さんのお父さんのお話によると

「本当はおばあちゃんの家でお留守番だったのが

僕の神輿半纏の格好を見て「わたしもいく!」と泣いてせがまれた」

ってお父さんの血を引いてるんでしょうね~。

御神輿の文化はとても大事な文化だと思います。

特に都心部は古くからあった街が開発により

元々住まれていた方が引っ越し、そこにできた

マンションに新しい方が住まれる流れがあります。

新しく住まれた方は元々昔から形成されていた

その街のコミュニティーという物を知らない方のほうが

多いと聞いています。近隣の人がつながる事で例えば

自分の子供が迷子になった時も見ていてくれる。

近所で困ったことがあれば声をかけてくれるって事。

そういう意味でも「神輿」はある意味「最初の窓口」だと思います。

窓口さえ知っていればお願いすれば担ぐことだってできるし

そこで一緒に担いだ皆さんは本当に繋がりができるんですね。

恵比寿新聞も氷川神社例大祭の取材を始めて三年。

まだたった三年ですがこの間にたくさんの方・先輩方と

知り合えました。街で会うと「お!頑張れよ!」

ってな具合で声もかけてもらえるようになりました。

恵比寿は元々下町だから皆さんふところが深いんです。

御神輿に参加することで街に住む人たちがつながる。

御神輿の盛んな街は犯罪率が少ないというお話も聞くほどです。

そして最大の素晴らしいことは「重い物を皆で担ぐ」という

所だと思います。何故かというと。

昨今多発する大きな地震。有事の際に近隣の人達の

繋がりや協力で危機を乗り越えた東日本大震災や

阪神淡路大震災。この天災で「地域のつながり」がいかに

大切だという事がわかりました。都会特有の人のつながりの希薄さ。

そんな事も「御神輿」という文化はすべて網羅し人をつなげている。

昔の人は偉大だなと思う訳であります。

そして「世代を超えたつながり」ができる事。忘れちゃいけません。

普通は同じ年代の人達で固まりがちな都会の生活ですが

御神輿に関してはがつそうはいきません。年功序列。親よりも年上の

先輩もいればお姉さまだって沢山。そんな先輩から「生きる術」を

たくさん教わることもできます。当たり前だけど

「ちゃんと挨拶はしろよ」とか

「親には迷惑かけるなよ」とか

「歯磨けよ」とか(これはないかも・・・)

とアツく御神輿って素晴らしいという思いを語ってしまいましたが

恵比寿新聞よりこの御神輿に関わっていらっしゃる方々の方がアツい!

四の五の言わずにやっぱり担ぐのが一番だと思います。

その前に是非今年9月の「氷川神社例大祭」は必見でございます。

恵比寿の街が御神輿で埋まるわけです。興奮します!感動します!

という事で今回は素晴らしい歴史的な渡御でした。

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