恵比寿1丁目でミツバチが大量に引っ越しして大騒ぎ。その原因は?

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4月18日午前8時ごろ恵比寿一丁目のバス通りの

セブンイレブン前の歩道にミツバチ約1万匹が

飛んでいるのを近所の方々が区に通報。

現場に行ってみると活発なミツバチが道路を

ブンブンと旋回し街灯に掲げられたフラッグには

ビッシリとミツバチが密集。

通行人の方々がよけながら通行し報道陣も駆けつける

騒ぎとなった。

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なぜ街中にミツバチ?

実は恵比寿では恵比寿新聞が確認するだけでも

2カ所養蜂を営んでいる活動があります。

1つは恵比寿1丁目にあるウノサワ東急ビル。

こちらは日々プロの養蜂家がミツバチの管理を

行っており多い時では1週間に20リットルもの

ハチミツが採れ近隣やテナントのオフィスワーカー

に配られるなどの地域活動を行っている。

恵比寿一丁目のウノサワ東急ビルの養蜂

恵比寿一丁目のウノサワ東急ビルの養蜂

もう一つが今回騒動となった場所の向かいにある

セブンイレブンのビルの屋上で行っている養蜂所。

今回のミツバチお引越し騒動でいち早く

対応されてミツバチを巣箱に

時間をかけて戻してらっしゃいました。

実は都会はミツバチにとって格好の蜜源。

恵比寿は明治通りの桜並木や近隣の自然施設など

素晴らしい蜜源となっており最近は都心での

養蜂は2000年代に入ってから活発になっている。

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なぜこんな事態に!?

渋谷みつばちプロジェクト」などに協力する

養蜂家の方にお話を伺いましたがこの時期は

ミツバチが活発化し新しい女王蜂が生まれます。

古い女王蜂はなぜか巣を出ていく習性があり、

その女王蜂を追いかけて半分の蜂が家出するという

現象が「分蜂(ぶんぽう)」というそうです。

家出した姑女王蜂とついて行った働き蜂は

やがて新しい巣を見つけるために飛び立ちます。

その際に起こる現象が今回の現象なのだそうです。

蜂の世界っておもしろいですね!

春の季節の風物詩と言っても良いそうです。

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適切な養蜂が重要

しかしここは東京のど真ん中「恵比寿」

「分蜂」が街中で起きない用にするには

あらかじめ引っ越しする姑女王蜂と働き蜂が次に住む

巣(家)を適切な時期に作っておくことが

重要なんだと養蜂家の方から伺いました。

その他の対処法も残酷ですが姑女王蜂の羽を切り

新しい巣を見つけないようにするという

方法もあるそうです。ちょっと残酷だな。。

気になる安全の問題ですが

こちらが攻撃しない限りミツバチは刺しません

ミツバチはこちらが攻撃しない限り

刺してこないそうです。

とにかく適切に対処されたようで一安心。

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このように都会のど真ん中でも養蜂が

行われていることが今回の騒動でわかりました。

こどもたちにも教えてあげたい!!

意外だと思う方は多くいらっしゃるかと

思いますがミツバチにとっては貴重な蜜源なのです。

じつは4月27日~30日恵比寿ガーデンプレイスで

開催される「Urban Farmers Summit」では

4月28日(シブヤの日)に渋谷で採れた

ハチミツを絞るイベントがあります。

お子様にも「自分の住んでる町のはちみつ」を

見れる良い機会かと思います。

以上恵比寿新聞でした。

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