都会の新しいご近所付き合い「恵比寿じもと食堂」が本日より開店!

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いきなりですが!

恵比寿新聞事務所1階にて2月より

「恵比寿じもと食堂」という

活動をはじめることになりました!

ん?唐突過ぎてわからない?

ですよね。

——ことのはじまり—–

去年の恵比寿新聞がおこなったハロウィンの日に

一人の女性に呼び止められたんです。

恵比寿新聞さん!ちょっといいですか!?

その女性は「渋谷でこども食堂を開きたい」

という夢を持ってらっしゃる方で

名前は末岡まりこさんと言います。

彼女から手渡された資料には

「渋谷でこども食堂がやりたい!」という想いが

統計と共にビッシリと書かれておりました。

しかし場所も無ければ支援者もいない。

色んな人に話を聞いてもらい

賛同者を増やそうと奮闘してらっしゃいました。

そして恵比寿新聞はこう言いました。

うん!いいよ!

かるっ!

でもこれは生半可な返事ではなく

実は恵比寿新聞もこんな事を考えていました。

—-どんなことを考えていたか?—-

実は前から思っていた事なんですが

恵比寿は昔から住んでいる方のコミュニティは

しっかりと形成されているのですが、

最近は開発も始まり新しく恵比寿に引っ越して来た

方も非常に多い訳であります。しかしながら

新天地で仲間や友達を作るのは本当に大変。

とあるお母さん達の悩みを聞いていたことが

このプロジェクトをやってみようと

思い始めたきっかけでした。

主婦A
実は九州から旦那の転勤で最近恵比寿に引っ越して来たんですが右も左もわからず、小さな2歳の娘と一日中一緒にいる日々がここ4カ月ほど続いていて。旦那はもちろん仕事も忙しく留守にしがちで。どうしたらいいか本当にわからなくて。公園に行ってもなかなか溶け込めず。どこに行けばいいのでしょうか….

その他にもこんな話が

主婦B
今では地元の小学校に行ってなんとなく近隣の付き合いはあるけど、幼稚園に行かせるまでが本当に孤独で地獄だった。私も旦那も田舎は遠くで全く知り合いもいなければ東京に住んでいる友達も恵比寿からは遠くて住んでいる地域に全く友達がいなかった。同じ年頃のお母さん同士で色んな悩みを相談し合うって事もなく。本当につらかった。

という話を以前から耳にしていた。

都会特有の問題なんだなと認識していました。

—-じゃあ新しい近所付き合いしようよ!—-

住みたい街ナンバーワンに輝いた恵比寿。

でも「住みたい」であって

正直「住みやすい」町なのかどうなのか。

利便性だけが先行して本来必要な「繋がり」

そして「助け合い」が無くなって来てるんじゃ

ないのかな?と思ったので難しい事は抜きにして

近所付き合いしようぜ!

とあの懐かしいバンドブームが流行ったころの

「バンドしようぜ!」的なのりで皆が集まれば

おのずと知り合いになり近所付き合いに発展するはず!

皆が恵比寿新聞の事務所で集まって

食卓を囲めばきっと21世紀型の新しい

近所付き合いが始まる!!

そんな事楽しく解決しちゃおう!!!

——だがそれだけじゃ足りない!—–

発起人の末岡まりこちゃんと一生懸命

昼夜問わず話し合い考え抜きました。

「ここに絶対に行きたい!」と思わせるような

皆が羨むそして帰ってこれる場所にする必要がある!

この恵比寿の町には素晴らしいスペシャリストの

方々多く住み・そして働いているのです!

そんな「働く人」に先生として招いて

参加されたご家族そしてこども達に

学んでそしてそんな人たちと交流してもらう!

という事で

恵比寿新聞と町のプロジェクトを

やると言ったらこの方。

恵比寿在住のコピーライター

阿部広太郎氏に相談してみました。

阿部氏とは以前「エビスガオプロジェクト」で

共に汗を書いた中である。

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恵比寿新聞
あべちゃん。実はカクカクシカジカで恵比寿新聞事務所でこういうことをはじめようとしているんですが。

阿部広太郎
おっ。すごくいい素敵な活動じゃないですか!!

恵比寿新聞
そこであべちゃんに相談なんですがこの場所の「名付け親」になってもらいたくて。

阿部広太郎
え!?僕がですか?

恵比寿新聞
あべちゃんしかいないよ~たのむよ~。つけてあげてよぉ~

阿部広太郎
わかりました!先ほどの話で大体のコンセプトや想いがわかったので。それと僕の仲間のアートディレクターの高橋理にも声かけてみますね。

恵比寿新聞
なんと!!!アートワークまで!?す・・・すばらしい。。。

という事で阿部さんと理さんにお願いしたらこんな事になりました

 

 

 
 

 

 

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(号泣)

この短時間で我々の想いをすべて汲み取り

その情景を言葉と絵で形にしている・・・

こんなガラッパチの恵比寿新聞には

こんな素敵なコピーとデザインは無理。

阿部さんと高橋理さんにお願いして良かった。

それから数日後

プレオープンを行う日取りが来ました。

それが更新した本日。2月13日。

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既に朝から仕込みの作業が始まっていました。

ここは恵比寿新聞の事務所。

昭和38年に建った素敵な一軒家で

かれこれ恵比寿新聞は3年ここで仕事している。

左が代表の末岡まりこちゃん。まりこちゃんには

6歳の子供がいます。右の方ははるこさん。

こども達と一緒にデザートを作ってくれます。

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今回なんと!この活動が始まると聞きつけて

秋田県八潟で農園を営んでらっしゃる

小玉農園さんから野菜を沢山いただきました!!

小玉さん最高!!ありがとうございます!!

これで最高のトン汁を作るんだぜー!!!

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という事で第0回目の恵比寿じもと食堂がスタート。

今回はなんと恵比寿出身の米のマエストロ

「コメ大王」こと小野瀬多幸さんに

「米炊きの極意」を伝授してもらう事と

最近予約でいっぱいの恵比寿の和食屋

吉乃坐の花輪料理長が作るご存知絶品の

「出汁巻たまご」のレシピと焼き方を教わるという

門外不出がほとばしる異例のスタートとなりました。

あれ!?

写真の奥で立っている男性。どこかで見覚えが・・・

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くちょー!

そう。渋谷区長のハセベケン氏にも来ていただきました。

実はこのプロジェクトを始める前に色々アドバイス

もらってたんですよ。ハセベ区長ありがとうございます。

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ねぇ?くちょーってなに?

コラ!「くちょー」って言うのはだな、

えらいんだぞ!え?・・・なんでえらいかって?

ん・・・そんな事はお母さんに聞きなさい!!!

めっ!!

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いやはや子供の発言にはヒヤヒヤですよ。

ハセベさんもこの活動に興味を持ってくださっていて

急遽忙しい中駆けつけてくれました。

ありがとうございます^^

という事でこども達はデザートづくりに。

大人たちはコメ大王の米炊きの極意を教わることに。

コメ大王よろしくお願いします!

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コメ大王の長い説法が始まりました。

お米は洗い過ぎず。お水は冷たいほうが良い。

ごはんは「水の分量」が大切など

予定時間をかなりオーバーしての力説。

もちろんお母さんお父さんしいては花輪料理長まで

しっかりとその極意を習得しました。

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こども達はと言うと牛乳寒天デザートを

作る工程を学んでいます。

こども
なんで寒天ってかたまるの~?

恵比寿新聞
それはね。寒天に含まれるアガロースには水酸基(OH)がたくさん含まれてるから水素結合を起こして分子同士が結合しゼリー状の固体になるんだよぉ~。

こども
ふ~ん・・・・

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門外不出。花輪料理長の「出汁巻たまご」の

授業が始まろうとしています。

皆さん食べたことある人はもうご存知だと

思いますが「恵比寿 吉乃坐」の出汁巻。

「なんでこんなフワッと焼けるの!?」

と言うほどの芸術的な逸品でありまして。

恵比寿新聞早くから一目置いておりました。

そんな出汁巻たまごのレシピを教わり

そして焼き方まで惜しみなく今回は教わる

事が出来るという凄い事が起きました。

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花輪料理長
やめてくださいよ~。なんか照れるな~・・・

恵比寿新聞
これどうやって焼いてるんですか?

花輪料理長
実は焼き方にはコツがあって。カクガクシカジカの・・・・

恵比寿新聞
なるほど!!!出汁と卵の分量と火加減とこの焼き方で出来るんですね。

お母さん・お父さん
へぇ~すごい~なるほど~

花輪料理長
ハイできました。

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やばいよー

はい。見るからにおいしそう。

ちょちょいのちょいでやっちゃうから凄い。

これぞプロの熟練した技であります。

そして満を持して参加したママが挑戦。

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ママ
あれっ・・・なんで・・・あら。。よっこいしょ・・・あっ・・・え???

恵比寿新聞
できました?

ママ
いや・・・よっこいしょ。あら・・・え?。。んーー

恵比寿新聞
大丈夫?

ママ
できました・・・・

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( ;゚;ж;゚;)゙;`;;゚;ブッ

いやいや・・・これもプロの技。

最初からできる方が凄いって。

ママがんばりました!!

おぉ。お次は少年が挑戦するという事で

場所を厨房に移したいと思います。

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恵比寿新聞
どう?

少年
んー。わりとむずかしい。

恵比寿新聞
むずかしいだろ~。一回やそこらで上手に焼けるわけないんだからね~。

少年
そうだね。結構難しいと言えば難しい。

恵比寿新聞
どれどれ?

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めっさ綺麗に焼けとる(笑)

ママ・・・・(笑)

まぁまぐれって事もあるからね(笑)

花輪料理長
ねぇ君?明日から来れる?

少年
ふぉえ?

花輪料理長
うちで働いてみない?

恵比寿新聞
こらー。スカウトしないー。

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その頃子供たちは楽しく豆腐ハンバーグ制作!

もう大爆笑の中皆てきぱきと作業進行。

ん~。思い描いていたよりもみんな和気あいあい。

いいかんじじゃないですか。

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お米炊けたよ~

おぉ~!!!ピカピカと光るこの米は。

神秘のお米「赤谷米」じゃないか。

赤谷米の取材に行ったときの記事

こんなお米食べさせたら子供がこの米しか

食べなくなるほどの魔性の米を・・・・

しかもコメ大王ちょっとガチャピンに似てるし。

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さて、豆腐ハンバーグも焼けましたので

お皿に盛るタイムに突入しました。

焼きたての出汁巻たまごに

こども達が作った豆腐ハンバーグ。

そして小玉農園の野菜たっぷりのトン汁。

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という事で頂きまーす!!!

朝9時半から仕込みして

あっという間に12時半のご飯の時間。

楽しいから時間のすぎるのも早く

皆ワイワイとご飯タイムに突入。

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もうこの頃には皆さん打ち解けて

「へぇ~今度ここの小学校に行くんですか?」

とか

「今度違うお友達も連れてこようかな~」

とか

皆さん繋がりが出来て本当に良い感じ。

お米も本当にほっぺが落ちるほどおいしくて

出汁巻たまごも「茶碗蒸し」の様なプルンとした

食感で凄ウマ!トン汁も野菜が甘くて最高。

あっという間に皆さん平らげてしまいました。

ごちそうさまでした。

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その後お姉ちゃんチームが自主的に

小さな子達へ絵本を読んであげるという展開に。

なるほどな~。年代が違う子たちが集まれば

おのずとこうなるんだね~。こどもって凄い。

という事で第0回目は大成功でした~!!

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さぁこれから始まる「恵比寿じもと食堂」

焦らず・急がずマイペースにやって行こうと

思っておる次第であります。

今の所考えているのは各週の水曜日。

時間も15:00ぐらいから初めてみんなで

晩御飯を食べるという流れからスタート。

詳しくは「恵比寿じもと食堂」のfacebookページ

をチェックしてください。どなたでも参加可能!

お問い合わせもこちらのじもと食堂へ!

次回は2月24日(水曜日)15:00~18:30まで。

皆で餃子を作って食べようという事になりそうです。

レッツ!近所付き合い!

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