恵比寿新聞は東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

犬がナニをしそうになっている犬のオブジェいきむ犬

新年早々、いつも情報をくれる恵比寿のヤング巨泉こと黒田さんから興奮気味で電話。

電話の向こうから聞こえるのは「ハァハァ」という吐息。40手前のおっさんの桃色吐息を

肌で感じつつ明けましておめでとうもなく今回はどんな情報かと聞いて見たらこんな感じでした。


※知らなくてもいいが、こちら恵比寿のヤング巨泉こと黒田さん

いきんだ格好の犬のオブジェが恵比寿で

ぜんぜん支離滅裂。既に何を言っているのかさっぱりわからないのですが何やら非常に

恵比寿新聞向きのネタだという事で場所は渋谷橋近くのプライムスクエアに移動。

向かった先は「株式会社ラナ」というグッズ製作の会社さんです。

社内は様々なキャラクターグッズで埋め尽くされているこちらの株式会社ラナ。

話によると有名キャラクターなどのグッズをこちらで制作販売しているそうです。

ライセンスの関係上社内風景はあまり映せませんが、有名なキャラクターですと

ロディや最近上陸したデンマークの国民的人気キャラ「ラスムス クルンプ」など

その他我々が絶対に手に取ったことのあるような商品を制作してらっしゃる

有名企業さんな訳で。そんなありきたりのネタで黒田さんがハァハァするわけが無く。

一体何がこの株式会社ラナで起こっているのか。まずは会議室で事情を聴取することに。

そこには少しうつむきがちな男性と犬のオブジェが2体。

こちら下川さん。今回取材するプロジェクトの旗振り役的存在の方だ。

下川さん
はぁ~・・・どないしよ・・・はぁ~。。。

恵比寿新聞
えーっと・・・下川さん。今日は取材よろしくお願いします。で。どうしたんですか?

下川さん
いや~どうもこうもありませんよ。本当にえらいもん作ってもうたなぁ~。。

恵比寿新聞
ん?偉いもんつくってもうた~って。。もしかしてこの目の前にある。。

下川さん
そうなんですよ。見た通り「犬がう○こしそうになっている瞬間」のオブジェ作る予定なんですよ。

えーっと・・ちょっと待ってね

恵比寿新聞
ちょっと待ってくださいね・・・という事はこんな物作って後悔しているという事ですか?

下川さん
いやいや。何言ってるんですか。逆!逆!どうですか。も~ほんまこれめっちゃかわいいでしょ。はぁ偉いもん作ってもうたなぁ~・・・

恵比寿新聞
えーっと。。

下川さん
これかわいいでしょ?こんなオブジェ見たことあります?

ここから延々とこの「う○こしそうになっている犬」のオブジェについて熱く語りだした下川さん。

下川さん
どうですか?このオブジェの名前は「いきむ犬」海外では「Squatting Dog」という名前で売り出そうと思ってるんですよ。偉いこっちゃ。革命や。

恵比寿新聞
すみません・・・・なにがいいのか・・・・

下川さん
見てくださいよ。この一生懸命う○こしそうになっているこの献身的な姿。純粋無垢というのはこういう事ですよ。ほらこの震えるような足元。申し訳なさそうに曲がった背筋・・・

恵比寿新聞
あ・・・はい・・・・

下川さん
しかもこの「いきむ犬」というう○こする犬のオブジェは世界広しといえどもどこにもない世界初のう○こしそうになっている姿の犬のオブジェなんですよ!

恵比寿新聞
でしょうね・・・・

下川さん
ほら。ほしくなってきたでしょ?

恵比寿新聞
いや・・・・

下川さん
実は最初にこの「いきむ犬」を海外から売り出していこうと思ってKICK STARTERというクラウドファンディングで制作までの応援を募ってるんですよ。こんなに可愛かったら絶対応援してくれる人いっぱいですよ。

恵比寿新聞
そうですね・・・・

下川さん
こんなかわいいオブジェを作るにあたってプロジェクトの映像も作ったんですよ。

異様にクオリティー高い。。

恵比寿新聞
えーっと。情報をまとめたいんですが。下川さんが犬がナニをしそうになっている姿をオブジェにするためにキックスターターというクラウドファンディングで応援を募って制作までこぎつけるプロジェクトですよね。しかし御社は一流企業のキャラクターライセンスを取り扱っている超有名制作会社で。なぜ犬がナニをしているオブジェを?

下川さん
え?欲しいからですよ。

恵比寿新聞
え?

下川さん
いや。ほしいでしょ?「いきむ犬」?

全く話が通じない・・・

恵比寿新聞
全く理解不能なんですが。下川さんをそこまでさせる「根源」ってなんなんですか?

下川さん
実は週に2回の定例会議で「なんかおもろいことないかな~」って話あってたんですね。そんなときに「う○こしてる犬ってかわいいよね」って話になって。じゃあそのオブジェを作っちゃおうよという事になり。

恵比寿新聞
だからその流れがわけわからないんですよ。

下川さん
で。犬がう○こ出そうになっている写真を必死に探していたんですよ。そういえばうちの実家で犬を飼っていてね。

と急に一冊のなんだか思い出がいっぱい詰まっていそうなアルバムが・・・

下川さん
うちのね・・・大事に大事に育てていたね・・・さくらちゃん・・・がね・・・

恵比寿新聞
えっ・・・どうしたんですか?下川さん・・・

下川さん
もう天国に行っちゃったんですけど・・・・さくらちゃんがね・・・・

恵比寿新聞
えーっと・・・下川さん大丈夫・・・え?

下川さん
これはね。さくらが家に来た時ぐらいの写真でね。もう30年前かな。

恵比寿新聞
あ・・・はい・・・・

下川さん
かわいいでしょ~。下川さくらって言うんです。

恵比寿新聞
あ・・・はい・・・・

下川さん
で。これがさくら満開の日にさくらと一緒に散歩に行った時の写真で。

恵比寿新聞
あ・・・はい・・・満開っすね。

下川さん
そうそう。さくらと桜ってね(笑)

恵比寿新聞
え?・・・ですね。

なにこれ?犬自慢?

下川さん
あー!!これこれ!!さくらとぼくの写真ですよ。貴重だな~。

恵比寿新聞
えーっと・・・

下川さん
やめろ~さくら!!やめろ~ってね(笑)

恵比寿新聞
下川さん。そろそろ本題・・・

下川さん
あぁ~すみません、、、

下川さん
これがね!さくらが散歩行くの嫌だ~ってね。

恵比寿新聞
えーーっと、、下川さん本題のほうを・・・・

下川さん
あぁ~そうでしたね。

下川さん
偶然この写真が見つかって。これだ!!!と思いその日からうちの社員や造形士と試行錯誤を繰り返して「う○こしそうになっている犬」の再現が始まったんですよ。

恵比寿新聞
というとこの写真が原型という事になりますね。

下川さん
まぁいろいろと写真は見たんですが。かなり試行錯誤・やり直しの数々を経てテスト版ができたんですよ。

恵比寿新聞
そのテスト版ができるまでにどのくらいの時間がかかったんですか?

下川さん
1年かかりましたね。まずデザインを起こして。粘土でこの原型を作るんです。その後ワックス整形と言って蝋で原型を作るんですよ。その後金型を作って。と工程があるんですね

恵比寿新聞
聞いたことがあるんですが金型作るのってすごくお金がかかると。

下川さん
はい。めちゃくちゃかかりますね。

恵比寿新聞
で、今ここにあるものが沢山出来るという事ですね?

下川さん
いや。これは原型で。この後製品になるときはソフトビニールのフィギアになるんですよ。

恵比寿新聞
なるほど!

日本のものづくりの粋が惜しみなく

下川さん
今回この「いきむ犬」を作る中でこだわっているのは「MADE IN JAPAN」というクオリティーなんですね。

恵比寿新聞
おぉ!やっと取材らしくなってきた!!!!

下川さん
この犬がう○こする「いきむ犬」を作るために技術を持った職人が10人以上携わっています。原型師やソフトビニール製のフィギアを制作する東京の町工場や。

恵比寿新聞
へぇ~。随分前に聞いたことがあるんですが日本のソフビ製品は海外で非常に評価が高いと。

下川さん
そうなんですよ。日本にしかできない技術がいっぱいあるんですね。たとえば。

下川さん
この四つの足で立っている「いきむ犬」なんですが通常より中心に足があるためバランスが悪いんですよね。普通の海外のソフビ制作の技術ならこのように立ってられるものを作るのは至難の業なんですよ。

恵比寿新聞
へぇー。確かに中心に四本の足と手が集まっているのでバランスもめちゃくちゃ難しいでしょうね。

下川さん
海外で制作すると向こうの人は「できる」か「できない」だけで判断することが多いのですが、そこは日本人。何ごとにもチャレンジするのでこのように不可能を可能にできているという事が多くあります。

恵比寿新聞
なんだ。下川さん。ただの変態だと思っていましたがそんな思いがこの「いきむ犬」に詰まっているんですね。

下川さん
え?変態って?

恵比寿新聞
いえ・・・なんでもないです。

実は下川さんはこんなものも作っていた

恵比寿新聞
そういえば下川さんってこの会社ではどんなもの作ったりしているんですか?

下川さん
主にキャラクターのグッズ製作ですが、この間は「ダイオウグソクムシ iPhoneケース」も作りました。というかニコニコ超会議で出た企画の一環なんですけど。

恵比寿新聞
うぁ・・・知ってる・・・

恵比寿新聞
やっぱぶっ飛んでますね。

下川さん
とにかく面白いものと自分が欲しい物が作りたいんですね。ライセンスで作るグッズにも作る面白さがあるんですが、やはり1のものを5にするより0を1にするオリジナル商品のほうも面白いんですよ。

「いきむ犬」今後の展開

恵比寿新聞
現在キックスターターでのクラウドファンディングでそろそろ9000ドルのファンディングが集まっていますが。目標金額はいくらぐらいなんですか?

下川さん
「いきむ犬」「Squatting Dog」の目標金額は$20,000 です。ほぼ70%以上は海外の方が支援してくれています。

恵比寿新聞
海外での反響はどんな感じなんですか?

下川さん
ファンタスティックッ!って言われていますね。そもそも日本のソフビファンは多いですからね。

恵比寿新聞
我々日本人もこのキックスターターに参加できるんですか?

下川さん
もちろんです!日本からの応援もお待ちしていますよ。

恵比寿新聞
今後このクラウドファンディングが終わったらその他の展望とかあるんですか?

下川さん
まだ未定ですが、様々な犬種のいきむ犬があればいいなと思ってます。

様々なシーンで活用可能ないきむ犬

恵比寿新聞
下川さん。この「いきむ犬」どういうシーンで活用できますか?

下川さん
本当に好きな場所に飾ってほしいんですね。お気に入りの場所に「いきむ犬」をそっと置いてもらえれば。

恵比寿新聞
まったくイメージできないんですが・・・・

下川さん
例えば真っ白な部屋の真ん中にいきむ犬がポーンといたらどうですか。

恵比寿新聞
どうですかって・・・どうなんでしょうか?(笑)

恵比寿から世界へ

恵比寿新聞
事実はどうであれ「恵比寿から世界へ発信」しているという事は確かだという事がわかりました。

下川さん
もうワクワクしてしょうがないでしょ?この「いきむ犬」を世界中の人に知ってもらいたいんです。なので犬も「和犬」にしているんですね。動物好きの愛好者にもお勧めですし日本のソフビファンにもお勧めです。

恵比寿新聞
なるほど。なんかだんだんかわいく見えてきたのは気のせいかな・・・

 

という事で最後まで腑に落ちなかった恵比寿新聞。ただわかったのは

下川さんが心からう○こしてる犬が好きなんだな~という事。

日本伝統の職人の技がこのう○こしそうになっている犬に集約されているという

ジャパンビューティーというかクールジャパンというか。

このプロジェクトは達成するのでしょうか?気になります。

やっぱ恵比寿って面白い企業一杯あるな~。

KICK STARTER Squatting Dog Project

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