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平成から令和へ。天皇陛下御即位に伴う「国民祭典」で渋谷氷川神社が奉祝渡御

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11月9日に開催される天皇陛下御即位に伴う

「国民祭典」に数多く存在する東京の神輿の中から

渋谷氷川神社の宮神輿が皇居外苑にて

奉祝渡御するかもしれないという話しが

出たのが今年の4月中旬でした。

この時は「かもしれない」だった。

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実は今年の4月29日に開催された

「天皇陛下御即位三十年奉祝記念渡御」

を経てこの奉祝渡御の可能性が高まり

渋谷氷川神社田村宮司と氏子青年会の

皆様の弛まぬご尽力で奉祝渡御が決定。

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そしてそれは長い長い道のりの始まり。

皇居外苑に東京の名だたるお神輿が24基

集まりその中の1基に渋谷氷川神社の

「宮神輿」が選ばれるという大変名誉の有る

奉祝渡御に出るとなればこれは一筋縄では

行かないわけでございます。

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平日になれば奉祝渡御を安全にかつ進行

する為の会議や話し合いが行われ、

様々な祭礼会の皆さんの協力を仰ぐために

日々皆さん時間を惜しまずお神輿に費やし

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会議が終われば飲み屋でも議論に。

それだけ恵比寿はお神輿のプライオリティが

高い街でそりゃ~言い合いにもなるし

揉めたりもします。でも心は皆さん

「賑々しく奉祝渡御を成功させたい」

というワンフォアオール・オールフォアワン

の精神でやってこられたのです。

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そして当日・・・

朝の7時。渋谷氷川神社には氏子青年部の

役員の皆さんが集合しこの「伝説の宮神輿」

を奉祝渡御できるように組み立てます。

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2代前は「宮神輿」の存在自体も

有るのか?無いのか!?という程

「伝説」だった渋谷氷川神社の宮神輿。

この「宮神輿」を再び今の世代で

復活させる為に渋谷氷川神社と氏子が協力。

恵比寿に有る有志の祭礼会で結成される

連合神輿が組織され、長い年月を経て

今から6年前の2013年8月に氷川神社大屋根の

改修が行われた記念として、明治33年。

今から119年前に新調され戦前に一度だけ

担がれたという記録しか残っていない

伝説中の伝説「宮神輿」を修理。

当時修理を行っていた鎌倉の工房にて。豊神会の内藤さんと。

2013年当時修理を行っていた鎌倉の工房にて。豊神会の内藤さんと。

同年2013年9月1日に渋谷氷川神社の

氏子だけが75年ぶり(諸説あり)に担いだことから

この宮神輿が近年頻繁に担がれるようになった。

記事
伝説の渋谷氷川神社の「宮神輿」本当に存在しました!

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皆さん「やっとここまできたもんだぁ」なんて

長い長い道のりを2代に渡り想いを紡いで

今日この大変名誉のある日を迎えるとなれば

思いも一入どころか。何入必要か・・・

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いよいよ皇居に向けて出発する前に

大切な「御霊入れ」の儀式。

渋谷氷川神社氏子青年会の皆さんと

御祈祷を済ませいざ皇居外苑に!

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会場はすでに本日「国民祭典」につ主演する

嵐のファンがごった返すジャニーズファンと

これから奉祝渡御する24基の氏子の皆さんが

ごった返す非常にカオスで混沌とした雰囲気。

それでは神輿が待機する場所に先に行ってみましょう。

深川・富岡八幡宮の黄金の大神輿

深川・富岡八幡宮の黄金の大神輿

絶句・・・

ぎょ!!!深川・富岡八幡宮の大神輿!

すげーーーーーーー!!!!!!!!

テレビでしか見たことがなかった・・・

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一刀彫り神輿

こちらは品川大崎の居木神社の

大変大変珍しいなんと1本の木から

削りだされ作られた「一刀彫り神輿」

が担がれるという何とも感動な。。

と周りを見渡せば「江戸神輿博物館」

ばりの名だたるお神輿のラインナップ!

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こちらの神輿も到着

トラックに積まれ恵比寿から皇居外苑まで

やってきた渋谷氷川神社の宮神輿。

これからトラックから下ろして

トンボを組むこと・・・・・ん!?

トンボを組む!?

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やっぱそうこなくちゃ!

トンボを組むと言えば氷川睦の皆さん。

本年度トンボピットインでは9分38秒の

タイムで短いトンボから長いトンボに

変えるというデビットカッパーフェールども

びっくりの早業を見せてくださった

氷川睦の五十嵐さんと古屋さん。

その時の記事

恵比寿新聞
どうですか?今回も9分台を狙う感じで?

氷川睦 古屋さん
いや・・・いつものマイカーじゃないから・・・勝手が違う・・・

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お隣では丹後会の小俣2号パイセンが

トンボを組んでおられました。

しっかりと縛って縛り終わったら

麻縄に水をかけまして麻縄を膨張させ

しっかりと締め上げます。

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さぁいよいよ奉祝渡御が発御する

出発地点まで移動!!!!!!

お天気は快晴!!渡御日和です!

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さぁそろそろ神輿が上がります。

まず第一発目の発御の木を入れるのは

丹後会の小俣一号パイセン。

1本でしめたら神輿があがります!

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パパパンパン✋

さぁ国民祭典奉祝渡御がスタートです。

会場の二重橋から馬場先門まで御神輿が

ビッシリと並び凄い光景に。上がった瞬間

凄まじい怒号が飛び交います。

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渋谷氷川神社青年会広報担当の長澤さん。

以前「元広尾」の密着取材でお世話になりました。

今長澤さんが持っているこの日章旗。

本当なら最初の発御の時に日章旗を

持つ役は違う方が行う予定でした。

実は長澤さんが兄と慕う高野さんが心待ちに

していたお役目でしたが、この奉祝渡御の

数日前に天国へ。だから長澤さんが持っている。

そんな色んな思いが乗ったお神輿。

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恵比寿の駒のお母さんと言えば

小林建具店のひさ子さん!!!

「久しぶりにお神輿担いだよ~」と。

以前「宮本」さんの取材お世話になった。

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8年間渋谷氷川神社例大祭の連合神輿の

取材をして来てよかったなぁ~と思える

瞬間です。佐々さんが手をあげてる。

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最初はお神輿のルールなんて全然知らなくて

「ハンダコはノーパンで履くんだよ」と

本当にノーパンでハンダコ(ズボン的な)

履いたら薄っすら透けて大変だった。

そんなノーパンで履くことを教えてくれたのが

こちらの桜井さんです(笑)

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目の前は三社祭でも有名な浅草の一之宮神輿。

御神輿会の手塚治虫ですよ。。さらし巻いてる。。

とまぁ周りを見渡せば江戸神輿の多様性が

あそこでも!ここでも!と凄い状態に。

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20分間担いで10分休憩を4セットが

今回の奉祝渡御の決まり。

馬場先門から二重橋をつなぐ300mの

沿道を24基が賑々しく渡御します。

まずは第一回目の木が入りました。

木を入れたのは丹後会の小俣1号先輩

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2セット目

「1本で上げるよー!」

と最初の木を入れるのが元広尾の長澤さん。

長澤さんのご祖父にあたる「安田松太郎」さん

の世代から御神輿一家で今までにも貴重な

恵比寿での渡御の歴史的な写真を提供

してくれたのも長澤さん。

記事
夢にまで見たヱビスビールを運ぶ馬の写真が見つかる

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さぁ2セット目スタート。

肩を入れるのは広尾中学PTA会長の

尚子さんとその後ろは日本酒でも有名な

「ふくみ」のひろみ先輩。「ふくみ」さんは

吉田類大先輩の「居酒屋放浪記」でも

人気を博しました。肉じゃが食べたい。

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渋谷氷川神社の田村宮司もご満悦。

これまでに宮神輿を出す大英断を

判断し今年は2回の宮神輿の渡御を

成功させました。この満面の笑みから

その喜びがうかがい知れますよね。

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恵比寿で1956年からお寿司屋さんを営む

寿司文さんも花棒を担ぎます。

みんな御神輿大好きなんですよね!

記事
恵比寿の老舗寿司店「寿司文」

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ちょw

カメラを向けるとキリっとする

氷川睦の五十嵐さん。同じく苦笑する

氷川睦の川名会長。この二人は中学生から

神輿をやってきた精鋭中の精鋭。

記事
氷川睦の会

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丹後会の小俣兄弟も8年の密着取材の

成果でどちらがお兄さんか弟さんか

見分けがつくようになりました。

最初はどっちが1号(兄)パイセンで

どっちが2号(弟)パイセンなのか

どっちかわからずモゴモゴしながら

「いに;ゅゅj#ごう・・先輩」と

呼んでいたのが懐かしいなぁ。

ちなみに前が1号パイセンで

後ろが2号パイセンです。

記事
「お神輿はみんなと神様を乗せて」丹後会宮入編

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2セット目終了

2セット目が終了。

折り返し地点に突入。折り返しと言っても

この2セットで100mも進んでないのです(笑)

しかし神輿は大盛り上がり。すべてが華。

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3セット目

3セット目で木を入れるのは

恵比寿神社横にあります「かおる」

の内田さんです。内田さんが普段関わる

「恵比寿商店街」の神輿はとても立派。

いつか取材してみたい神輿。

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松玄・焼肉チャンピオンなど恵比寿を

中心に拡大する産まれも育ちも恵比寿の

ピューターズの松下さん。

日章旗をもって先導いたします。

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エビス瓦のゆうこさん。

恵比寿新聞の取材には本当にお世話になっている。

以前ゆうこさんのお母様に取材させていただいた。

昔の恵比寿駅の写真は本当に圧巻でした。

記事
エビス瓦工業株式会社 斉藤”神谷”ツユ子さん

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そうこうしているともう二重橋付近。

二重橋の折り返し地点では各御神輿が

天高く御神輿を上げてさします。

ここが一番の見せ所。

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今年の「天皇陛下御即位三十年奉祝記念渡御」

で「猿田彦」役を演じた?主演の猿瀬さん。

あ。。じゃなかった小野瀬さん。

小野瀬さんもこの町出身。いよいよ二重橋です。

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させー!!!!

の合図で一斉に御神輿を天高く上げます。

そして奉祝の拍手は手で出来ないので

トンボ(担ぎ棒)を叩きます。

快晴の青空に綺麗にあがりました。

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3セット目終了

馬場先門の真ん中あたりから始まった

渡御は二重橋を折り返し再び馬場先門方向へ。

ここで3セット目が終了。いよいよ最終ラウンド。

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最後に木を入れるのは渋谷氷川神社

氏子青年会会長の松本大先輩。

べったら市の司会でもおなじみの

通称「ビックボス」が最後の仕切りを

行います。支えるのは宮本氏子会の

小林さん。地域の少年野球チーム

わかばクラブの監督でもあります。

記事
宮本氏子会に密着取材してきたよ!氷川神社宮入り(後編)

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最後のセットはもう凄い盛り上がり。

涙している方までいらっしゃるほど

こんな盛り上がっている神輿は

他と比べるもんじゃないですが

渋谷氷川神社が一番盛り上がっていたなと。

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臨川小学校PTA会長の西川さん。

西川さんは豊神会(ほうしんかい)が

祭礼会。恵比寿新聞が一番最初に神輿の

取材をさせて頂いた思い出の祭礼会。

記事
氷川神社例大祭!受け継がれる思いと心意気「豊神会」

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恵比寿の住民がみんな大好き

恵比寿の老舗定食屋「こづち」の

司令塔あやさん。

今日は半纏を着て神輿に肩を入れます。

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丹後の吉田さん。

吉田さんと一番最初に会ったのも

2013年の鎌倉から宮神輿が修理して

帰って来た時からだもんなぁ~。

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ちょっとこいよ!

氷川睦 五十嵐さん
ちょ!はやく!こっち!

恵比寿新聞
え!?また写真撮って欲しいの?

氷川睦 五十嵐さん
ちがうよ!担ぎなよ!!!ほら!!!

恵比寿新聞
え!?!?

氷川睦 五十嵐さん
今日ぐらいいいじゃん!担ぎなよ!

という事で急遽担がせて頂きましたが・・・・

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写真がうまく撮れてないやん(笑)

というのも今までの例大祭での

密着取材は他の祭礼会への敬意の意味で

「取材中は肩を入れない」という

方針の元、渡御につかせて頂いていました。

自分で決めたことで操を立てて

臨んでおりましたがここにきてあの宮神輿に

肩を入れさせて頂けるなんて・・・・

感動の瞬間でした。

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奉祝渡御完了!

という事でこの度の奉祝渡御は

最高に賑々しく無事終了致しました。

いや~今日の御神輿が史上最高に楽しかった。

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御神輿を先導してくださった

こ組の皆様。本当に凛々しかった。

無事奉祝渡御できたのも「こ組」さんの

おかげです。本当にありがとうございました。

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そして渋谷氷川神社氏子青年会の皆様。

今日の今日まで仕事を押して渡御の為に

そして街が一丸になる機会を神輿という

文化で作り上げた皆さまです。

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そして、渋谷氷川神社氏子青年会の

役員の皆さん。この2年間密着取材で

氏子青年会の皆さんの血のにじむご尽力を

後ろから見させて頂き今回の大成功は

歴史的な偉業として恵比寿に残る話。

平成から令和へ。新しい時代へ突入する

この日を迎えられたことに感謝です。

本当にお疲れさまでした

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