渋谷氷川神社例大祭2016 連合神輿一番基「親栄会」に密着してきました

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2016年お疲れ様でした!

渋谷氷川神社例大祭2016が終わり

これから恵比寿も秋本番。

今年も恵比寿新聞は連合神輿一番基

に取材いたしました。今年は広尾1丁目

「親栄会」さんに密着。

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親栄会さんのある場所は

恵比寿にある明治通りの恵比寿橋から

丁度臨川小学校の区域が祭礼会の場所。

連合神輿の中でも唯一の白半纏の

祭礼会でございます。

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こちら親栄会祭礼委員長の野本さんと

役員の菅野さん。野本さんは明治通り沿いに

「野本薬局」を営んでらっしゃいます。そして

渋谷氷川神社例大祭連合神輿の副会長でもある。

菅野さんは以前から恵比寿新聞大変お世話になっている。

担ぎ手さんを集める重要なポジション。

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菅野さん
この辺は町会も小さくて地元の人が集まって担ぐのが難しい場所でもありました。昔は担ぎ手の方にお願いして担いでいたのですが最近になって「街の人で担ごう」と有志が集まり近隣のお店の人にも協力してもらい今みんなで担いでる状態なんですよ。

恵比寿新聞
従来「町会」というコミュニティーがあってそこに紐づくように「祭礼会」が存在していると思うのですが、昨今の開発とかタワーマンションの登場によって元々住んでいた住民が街から離れ、地域のコミュニティーも希薄になってお神輿の担ぎ手も減るという現象が恵比寿でも出ていている感じなんですね。

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都会特有の悩みと神輿の関係

都会ならでわの問題でもある

「地域コミュニティーの希薄化」

元々長年住んでいた隣三軒両隣の住民も

開発によって多くは恵比寿を離れ

新しい人の流入で近所づきあいの関係も

薄いものとなっていることがお神輿の

担ぎ手の数にも影響が出ている。

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去年取材させてもらった「元広尾」さんも

数十年前に担ぎ手不足から危機を迎えた

事がありましたが地元の若い有志が

声を掛け合いその後神輿は復活。

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後世に担ぎ続けられるため中学生から

大人神輿に参加させたり、宵宮と言われる

前夜祭で子供たちを中心に神輿に参加

できるような工夫が続けられている。

「子供は大人に憧れ、受け継がれる」

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この日もとても重要な次世代への

「引継ぎ」の模様が垣間見れました。

お神輿を取り仕切る祭礼会には

いろんな役目があります。

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先輩から後輩へバトンタッチ

先輩役員さん
実は今日大事な話があります。まぁ私ももう年齢が行っておりますので今年から加藤クリーニングの加藤君に木入れの役目を譲ろうと思っています。まぁ何分私よりはへたくそだと思いますが(笑)みなさんよろしくお願いします。

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加藤さんは明治通り沿いにあります

臨川小学校の目の前の「加藤クリーニング」の

二代目。こうして先輩から後輩へ

世代交代されている模様が垣間見れました。

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三本締めからスタート

バトンが回ってきた加藤さん。

記念すべき三本締め後のスタート。

「シャシャシャン・シャシャシャン・シャシャシャンシャン!」

よーし上げていいよ~!と加藤さんが

言うはずが加藤さんの号令前に神輿が上がり

加藤さんが吹っ飛ばされていました(笑)

やっぱ神輿の世界は難しいんですね。

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明治通り4分の1封鎖

この日だけはちょっとした治外法権的

出来事が起こります。それは4車線に

またがる「明治通り」が4分の1封鎖

されるんです!広尾商店街からなんと

氷川神社までの全2kmが封鎖されます。

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その他にも各祭礼会のある都道・区道

に関しても一時通行止め。毎年公安の

方々がお神輿に付きっきりで交通誘導

する官民一体型の取り組みなのであります。

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それにしても圧巻の風景。

通常交通量の多い明治通りに神輿。

実は神輿は一般的には「車両」とみなされ

車と同じジャンルに分類されるんです。

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こちら親栄会の神酒所のすぐそばの

バーバーショップライオンさん。

カメラ目線ありがとうございます。

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一昨年取材させていただいた

祭礼会「宮本氏子会」さんの

神酒所に到着。各祭礼会は

近くの祭礼会にあいさつに回り

神酒所の前に着くと「さす」と言って

神輿を大きく持ち上げます。

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祭礼会によって渡御コースはまちまち。

他の祭礼会では恵比寿駅前を回る

友好神輿や町内だけ渡御する神輿

様々あります。連合神輿に関しては

渋谷橋に集まり氷川神社に宮入します。

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はい!さして!

号令とともに「さす」神輿を高らかに上げます。

花棒を叩きまた肩に乗せて渡御は続きます。

さした後祭礼会からお茶や御飯が振る舞われる

事もあります。皆休憩して渡御は続きます。

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難所 渋谷橋横断

ここが花でもあり一番の難所である

「渋谷橋交差点」の横断。

青信号中に60~70台の車が往来する

交通量の多い渋谷橋交差点を

警察の方祭礼会の交通誘導の方が

一気に道を封鎖するという至難の道。

その模様を動画でどうぞ。

一度赤信号の間に渡るはずが青に変わり

車が動き出し大変な場面も依然見かけた

だけに結構ハラハラドキドキの瞬間何ですね。

さて、これを渡りましたら皆が待つ

氷川例大祭連合神輿の集合場所です。

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各恵比寿の地域から7基集合します。

第一番基 親栄会は今回の密着神輿。

第二番基 丹後会は渋谷東にある祭礼会。

来年の密着させていただくお神輿でございます。

第三番基 わかば会は渋谷橋をプライムスクエアに

上がったところの祭礼会さん。

第四番基 氷川会は氏神でもある氷川神社の

お膝元にあります祭礼会さんです。

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第五番基 豊神会は恵比寿新聞第一回目に

取材させていただいた恵比寿2~3丁目の祭礼会。

第六番基 宮本氏子会は一昨年密着取材させて

頂いた渋谷橋の袂にある祭礼会さんです。

第七番回 元広尾さんは去年の密着先。

2日間広尾稲荷と氷川神社へ宮入する祭礼会さん。

年に一度ここ渋谷橋に集結するんですね。

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恵比寿の名店居酒屋「久美」の岡安さん。

恵比寿一丁目で13年お店を営む風花の

みっちゃんと愉快な仲間たち。

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チャキチャキガールズ!

ほんとこのチームを見ていると

友達っていいな~っていつも思います。

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空手家の今野さん。

この間までバブバブだった娘さんも

しっかり首も座って「こんにちわ」も

できるようになっていました。かわいい。

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元広尾の高際さんと豊神会・連合神輿の会長

内藤さん。加藤クリーニングの加藤さん。

こんな先輩方がいらっしゃるからこの神輿を

続けてられるんですね。本当に感謝です。

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元広尾の大西さん家族。

大西さんのおうちは昔広尾デパートの前の

「うさぎや」という駄菓子屋さんでした。

みんなだんだん大きくなって~。

毎年渋谷橋に来ればいつもの顔があります。

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チーム頭バーの皆さん。

左からフォースフィンガーさん。

頭バー店長。そしてカオス師匠。

今回ビール片手に神輿の見学です。

撮影はしきれませんでしたが恵比寿の顔が

沢山、今年も無事を報告しあう貴重な時間です。

さて、そろそろ氷川神社へ向けて宮入。

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全長1kmにも及ぶ神輿の行列!!!!

約1000人の氏子の皆さんが自分の街の

神輿を担いで氷川神社へ一斉に渡御します。

目の前にカメラをシャッターを切るのは

小森谷畳店の中島さんだー!!!!!

中島さんに綺麗に神輿が撮れる

ナイスビューを一杯教えてもらったもんなー。

こんな感じのアングルとかも教えてもらいました。

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圧巻の風景。見渡す限り神輿の行列。

今年は恵比寿新聞でも前もって告知

していたのでギャラリーも多く

沿道から「恵比寿新聞さん~来たよ~」

ってお声掛けしてもらいました。

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午前中は雨が降っていたのでまさか・・・

と思っていたのですが雨も止んで

直射日光のない素晴らしいお天気。

皆氷川神社へ神輿は進みます。

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よ~いやさ(シャリン)の子たちも。

結構これ大変なんですよね。

今年もみんな頑張っていました。

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タップダンサーのマーボーも

神輿に肩を入れて担いでいました。

いい顔~!!!!!!!!!!

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氷川神社に近づくにつれ

神輿の渡御はヒートアップ!!

凄い盛り上がり!!!!!!

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風花のゆきちゃんが高張ガールとして

素敵なおみ足を披露していました。

さて、渡御は続きます。

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神輿がずらっと見れるポイントその②

東のファーストキッチンの交差点は

ずらりと神輿が一堂に見れるポイント。

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バーバーショップライオンさん

しっかりと目線入れていただき

ありがとうございます(笑)

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さぁ神輿は氷川神社の参道へと

入ってきました。ここからが花です。

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屋台の屋根はすべて上がり

神輿を通しやすくします。

またこれが粋な光景なんです。

そして祭礼会「氷川会」に到着。

凄いヒートアップ!映像でどうぞ!

さぁこれから宮入でございます。

一番基は7年に一回の光栄な渡御。

しかもいの一番に宮入するから

それは荘厳な雰囲気なのであります。

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屋台はモーゼが海を割るように

屋台の屋根が一斉に神輿を迎えるため

バサッとあがります。

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恵比寿新聞は毎年このアングルから

一番基を撮影するんです。

ほら来ましたよー!!!!!

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かっこいい・・・

毎年このアングルは欠かせない。

疲れを見せない氏子の良い部分が

じわっと出るポイントなんですよね。

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さぁはじまるよ~と

皆さん神輿をゆっくりと氷川神社の

本殿まで持ち込みます。

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そのころ氷川神社では

宮司さんが一番基を迎えるために

準備万端。神輿が到着しました。

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鳥居を超えたところで皆さん肩を入れ

宮入がスタートしました。

担ぎ手の気合が一気にマックスに。

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今年も無事一番基が宮入完了!

感動の瞬間でございます。

お疲れ様でした。

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そして氷川様へお参り。

今年来年の無事を祈って祈願します。

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皆さんいかがでしたか?

恵比寿って意外や意外お神輿文化が

盛んな街。親から子へ。子から孫へ。

受け継がれるこの氷川神社例大祭。

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来年自分も参加してみたいな~って

思った方は是非参加してみることを

おすすめします。何故なら

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神輿を通じて人と人がつながって

本当に顔見知りが増えるんですよ。

そういう意味でも地域のつながりは

この「神輿」無くしてつながりなし

ぐらいとても貴重なイベントだと

思います。

来年もよろしくお願いします!

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