6月4日恵比寿新橋フェスティバルで急遽「熊本復興支援物産展」を開催

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4月14日に発生した九州熊本を震源とする

マグニチュード6.2の地震がおきて早1ヶ月。

テレビでは熊本や大分が実際にどうなっているのか

報道も少なくなってきて我々都会に住む人間も

通常の生活に戻ろうとしています。

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たまたま仕事帰りに寄った恵比寿4丁目の

吉乃坐」。実は店主の花輪さんは熊本でも

被害が大きかった健軍町出身。休みを利用して

実家に帰った時のことを話してくれました。

花輪さん
自分が生まれ育った町が見るも無残な状態になっていて・・・・写真を撮ることもできなかったです・・・おばあちゃんちが半壊になったり、仲間の家も全壊になったり、どうしたら良いか。。皆に「何か困ったことないか?」って聞いても熊本の人は「大丈夫^^」というだけ。でもきっと大丈夫じゃないんですよ。。

花輪さん奥さん
現地に行ったときはもうめちゃくちゃになっていて・・・・瓦が落ちて屋根もむき出し。これから台風があるからどうするんだろうと本当に心配で。それ以外にも被害少なかった天草とかは観光シーズン前にしてキャンセルが相次いでそちらも大変なことになってるの恵比寿新聞さん知っていますか?

花輪さん
とにかく被害の少なかった天草の人たちは「観光客が全く来ないのでお土産がだぶついていて困っている」という話でなんとかこれを恵比寿の人たちに買ってもらって売り上げを全部寄付しようかと考えているんですよ。

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いつも無口な花輪さんがすごく感情的で

自分もどうしたら良いのか少し考えてることになった。

同時期に恵比寿の飲み仲間の

ガジェット通信の深水周二郎さんが

被災した熊本県益城町のご出身で

実家に帰った時のレポートを上げていた。

深水さんのレポート

後日花輪さんと深水さんを渋谷のラジオの

木曜日の恵比寿新聞当番日に出ていただき

現在の熊本の状況をお聞きしていまだ

どうすることもできない事にもやもやしていました。

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時は少し遡り1ヶ月前の恵比寿ガーデンプレイスで

行われた「EBISU PUREMIUM GLAMPING 2016」で

GO WESTの橋本さんから紹介してもらった

フォトグラファーの斉藤剛志氏(宇宙大使☆スター)

は311の地震を期に関東から阿蘇郡西原村に移住。

そして今回の震災に合うことになった。

宇宙大使☆スター
周りの家の多くが倒壊してしまって、この世の終わりかと思うくらいの地震でした。今仕事で東京ですが、早く熊本に戻ってみんなの助けになるよう動きたいです。

 

 

それから数日後、スターさんのFACEBOOKを通じて

現在阿蘇郡西原村で起きている出来事がリアルに

伝わってきました。

・とにかく住める状況にない
・農作物が収穫時期だけど農家の人は復興で手一杯
※西原村農業復興ボランティアセンターが立ち上がる
・ボランティアはありがたいけど瓦礫を運ぶ車が足りない
・既に県外移住している人も増えている

そんなスターさんに声をかけてみました。

今熊本の西原村で何が起こっているのか?

小さなローカル新聞ではありますが

恵比寿新聞で紹介して「何か恵比寿からできる事」

考えさせてもらえませんか?と。

するとスターさんから写真が送られてきた。

スターさんの今の気持ちをつづった

Facebookのポストの文章を添えて

皆さんにも読んでもらいたいです。

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あの日の地震から、日常のいつもの風景と共に、時の流れというものもゴチャゴチャになってしまったような感覚で、この一ヶ月を過ごしてきました。
怖いとか悲しいとか味わう暇も無かったのかもしれません。人前で涙を見せる人は居ませんでした。被災の度合いはそれぞれですが、個々が出来る事に必死に対応し、その時その瞬間を過ごしていたんだと思います。

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地震の後、『何が必要ですか?送ります!』と、村外、県外のたくさんの友人からよく声をかけてもらいました。とても嬉しかったです。最初は必要なものがいろいろ思いつきましたが、時間が経つにつれ、皆に『何が必要なんだろ⁇』と聞いてみても『もう充分…』という声がほとんどでした。でもそれは、今生きていられてるから…ということなんです。 少し先を見通すことがなかなか出来きず、明日のことも計画することが出来ない、そんな日々が続いています。
生活を立て直すために今必要なのはお金なようです。

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村の半数以上の家屋が半壊、全壊してしまいました。道路も亀裂が入ったり土砂崩れや落石があって、橋は崩れ落ちたり、半分に割れたりして、道が無くなってしまったところがたくさんある。私は幸運なことに借りてる家はほぼ無傷でした(地盤が固かったようです。)。帰れる家がある私は比較的余裕がある立場です。だからこそここに住み続け、これからも西原村をサポートしていきたいと考え、この支援金の活動を始めました。

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避難生活をしている僕らが、避難生活をおくる西原村の人たちにダイレクトに届けられるよう、行政の行き届かないところへ、その時のニーズにあった支援を、そんなイメージで使わせてもらっています。
帰れる家が無くなった人、仕事が無くなった人、一旦引っ越しし、壊れた我が家に通う人、傾いてしまった家を残し村を出た方(大家さんが取り壊しを決め出て行かざるを得ない、他に住める家が近隣に無い。家は大丈夫だけれど道が無くなってしまい帰れない。崖崩れの心配があって住めるか不安、、)など様々です。
そういった厳しい状況の、友人に、現金をお渡ししています。

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村民全員とはいかないので、私と縁あって繋がってくれた方からの温かいお金を、勝手ながら私と繋がってくれてる方々へお渡していってもいいのかな、、と考えています。
今までに30人ほどの友人に現金をお渡ししました。水道の復旧見込みが立たない地区では古井戸を掘り起こしました。水を汲み上げるポンプの購入代金、整体師さん、ハンドマッサージさん、子供たちの見守りボランティアさん、出張ヘアカット等々ご協力頂いた方々へのお礼にも使わせて頂いてます。

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地域の神社が粉々になってしまいました。その神社へもお渡しできそうです。
受け取っていただいた方々は本当にありがとうと喜んでくれてます。
皆様が現金を寄せて下さったその思いが、私達を元気付けてくれてます。応援してもらえてるって、、嬉しいです。
熊本を思ってくれて本当にありがとうございます。皆様がいつか熊本を訪れてくださる時がきたら、美しい阿蘇の大自然をご案内させて下さい。

宇宙大使☆スター
齋藤 剛志
西原村河原在住

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スターさんや仲間が立ち上がって

現在「ニコニコ西原村復興支援プロジェクト

という名で身近な人たちから支援していく活動が

スタートしたという報告を受け、恵比寿からまず

できることは

①吉乃坐の花輪さんを通じて天草の物産を売ること
②恵比寿の人たちの協力で熊本の物産を売ること
③売り上げを西原村復興支援プロジェクトに贈ること

だと思いました。まずはできることからやろうと。

募金がどう使われているか見える形の支援をしようと。

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そこでお声をかけていただいたのは

恵比寿新橋地区にある恵比寿新橋商栄会さん。

毎年6月に開催される「新橋フェスティバル」

で恵比寿新聞のブースを出させていただいている。

今回も「恵比寿新聞さんお店だしなよ」と言ってくれた。

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いまだ昭和の風情が残る新橋地区は

隣近所両隣皆さん助け合って生活している

恵比寿でも下町な地域。

恵比寿新聞いつもお世話になっている。

商店街会長の石田さんがこう言ってくれました

石田会長
いや~恵比寿には熊本出身者の人も多いからね。俺らもさ、こういう時にこそ何かできないかって話してたんだよ。その、ニコニコ西原村復興支援プロジェクトにうちの商店街からも売り上げを寄付したいんだけどどうかな?

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ということで決定しました。

6月4日(土)

場所は恵比寿新橋商店街にて

13時から16時までほかの出店に交じって

恵比寿新聞&恵比寿じもと食堂のブースとして

以下の物を販売し売り上げをニコニコ西原村復興支援

プロジェクトに寄付したいと思っています。

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そして恵比寿新橋商栄会さんの物販の

売り上げもニコニコ西原村復興支援プロジェクト

寄付していただけることが決まりました。

恵比寿新聞&恵比寿じもと食堂&吉乃坐で

こんなものを販売しようと思っています。

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恵比寿のコメ大王から
【熊本県産のお米とイワシ削り】
熊本産森のくまさん2合   300円
熊本天草産いわし削り40g 400円
熊本育ちのねこまんま   200円
(すべて税込み)

恵比寿吉乃坐から
【熊本県天草のお土産】
晩柑ゼリー
デコポンゼリー
深海あおさ
塩あめ
あごせんべい
天草おっぱいチョコ
じゃこかりんとう
芽かぶとろろ
食べる海藻スープ
うに豆
こっぱ餅

恵比寿新聞から
【南阿蘇の自然の恵み】
南阿蘇で採れたトマト 10個入り 400円
南阿蘇で採れたトウモロコシ焼き  500円

NPO法人FAROから
FARO特製Tシャツ

売上金全額をニコニコ西原村復興支援プロジェクトに寄付します。
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皆さんのご来場心よりお待ちしています!

恵比寿新橋フェスティバル
2016年6月4日(土曜日)
場所 恵比寿ポカポカ通り
時間 13:00~16:00

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