恵比寿新聞は東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

昨年恵比寿に越してきたfwinesさん主催、希少ワインが堪能できるチャリティイベント潜入レポート

春の気配漂う3月某日。

昨年完成したばかりのSUBARUビルにて、これまた昨年6月に恵比寿に移ってきた企業

fwines(ファインズ)」さん主催のイベントが開催されるという噂を聞きつけ、

女子部坂口が恵比寿新聞を代表してさっそく潜入してまいりました。

 

イベント会場は、SUBARUビル3階にあるイベントスペース「EBiS303」。

 

開場時間の13時に会場に到着すると、すでにそこには長蛇の列が。

写真にはおさまりきりませんでしたが、廊下にもこの倍くらいのお客さんが

並んでいました。一体みなさん何を目当てに行列を作っているのでしょうか?

行列の先にある、会場入り口から中をのぞくと・・・

人!

人!!

人!!!

もはや会場の中もすでに大混雑。

といいますのも、主催のファインズさんは「ワインの輸入・販売」の会社。

本日のイベントは、2011年から今年で第5回目の開催となる「チャリティ試飲会」。

一般消費者の方向けのイベントはめったに行わないそうですが、

こちらのイベントでは、ファインズさんが扱う高級ワインやシャンパンを、

入場料5000円を払えばなんと試飲し放題!(一部制限あり)なのです。

定員300名の前売りチケットが完売したというのもうなずけますね。

 

用意されたワインの中には、数万円〜10万円を超える価格のものも

揃えられており、それらは「一人一回のみ」の試飲となっていたため、

希少なワインをひと口飲もうという人々で長蛇の列ができていました。

 

ワイン愛好家も満足の品揃え

なかでも人気だったのが、ビオロジック農法でワイン造りを行う、

「ドメーヌ プリューレ ロック」のブースと、世界で最もエレガント

と言われる繊細で優雅なワイン「シャンボール ミュジニー」で有名な

「ドメーヌ コント ジョルジュド ヴォギュエ」のブース。

もちろんレポートのため、私もさっそく試飲してみました。

シャンパーニュ アンリオ
「キュベ アンシャンテルール」
ドメーヌ コント ジョルジュド ヴォギュエ
「シャンボール ミュジニー」、「ミュジニー VV」
スダックス リープ ワインセラーズ
「フェイ エステート CS」
ドメーヌ プリューレ ロック
「ニュイ サン ジョルジュ Pクリュ VV 2011」
「ニュイ サン ジョルジュ クロ デ コルヴェ」

これら、計6種類以上の希少ワインを堪能。普段コンビニに売っている

500円ワインに飲み慣れている私にとって、これらのワインはどれも

異次元の味がしました・・・。酸味や渋みにまったく嫌みがないんです。

中でも特に美味しいと思ったのは、

ニュイサンジョルジュ クロデコルヴェ

これだけ聞くとなにかの呪文のようですが、言わずもがなワインの名称です。

唱えたところでMPは回復しないのでご注意ください。ただ、ワイン専門店で

唱えたら一本3万円以上する美味しいワインが出てくるかもしれません。

このワインは先ほど紹介した、ビオワインで有名な「ドメーヌ プリューレ ロック」

のワイン。「土の香りがする、個性的で力強いワイン」といわれているそうです。

人間に例えるならば、藤岡弘、さんみたいなワインということですね(違)

ちなみにビオワインは、二日酔いになりずらく、女性に人気なのだそうです。

 

さて、ほろよい状態で会場を回遊していると、ステージ上に風格ある紳士たちがずらり

と並びました。今回イベントのために来日したワイン生産者達の紹介と挨拶があるようです。

 

 

実は今回のイベントでは、これまで4回開催された過去のイベントとは違う点が3点あります。

そのひとつめが、ブースの分け方。これまでは国ごとに分類されていましたが、

ご覧の通り、来日した生産者の方々が巨匠ばかりだったこともあり、今回は「伝統」をテーマに、

「歴史ある伝統」「伝統と革新」「原点回帰」の3つのセクションにブースが分けられています。

 

「歴史ある伝統」つまり、古い歴史と伝統を持つ生産者は、
・シャンパーニュ アンリオ
・ドメーヌ ウィリアム フェーブル
・ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス
・ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ
・ドメーヌ バロン ド ロートシルト 等

「伝統と革新」つまり、伝統を大切にしながらも革新的なことに取り組む生産者は、
・マッツェイ
・ボデガ カテナ サパータ
・スタッグス リープ ワインセラーズ 等

「原点回帰」、有機栽培などの元来の自然に近い製造方法でワインを造る生産者
・ボンテッラ
・パラシオス
・ドメーヌ プリューレ ロック
・チェレット 等

 

ブラインドテイスティング

今回のイベントから始まった新しい取組みの2つめはこちら。

その名の通り、ラベルを隠して参加者の方に銘柄をあててもらうというものです。

私が会場にいた13時〜16時までの間、常に数名の人がブラインドテイスティングを

楽しんでいました。ワインに自信のある人は、トライしてみたら楽しめるかもしれません。

 

ワイン好きにはたまらないマニアックなセミナー

そして、新しい取組みの3つめは、こちらのセミナー。

セミナーはイベント中に2回あり、各40分ほど講義が行われます。

前半のセミナーは、先ほど壇上にあがっていた、ドメーヌ バロン ド ロートシルトの

社長サラン氏と共に、ボルドーにとどまらず様々な地でラフィットのエレガンスを表現

している「ラフィットの世界」の魅力を一緒に体感する、というもの。

 

私は後半に開催された、トマ アンリオ氏と、アンリオ アンバサダーの

情野シェフソムリエと一緒に、シャンパンと「鮨からく」の江戸前鮨

とのマリアージュを体験できるというセミナーを受講しました。

 

セミナールームに入ると、定員30名の座席はすでに満席。

 

座席にはこのようなセットがされておりました。どうやら3種類のシャンパンが、

前方の台紙に並べられるようです。そしてそれぞれのシャンパンに最も合う江戸前寿司

が振る舞われ、マリアージュ(ワイン用語で、組み合わせの意)が楽しめる、というんですよ!

なんて最高なセミナーなんでしょうか

まずは、登壇したアンリオ氏、情野シェフソムリエからシャンパンについての説明が。

 

(左から)
ブリュット スーヴェラン
フレッシュ感と甘い香りが特徴のシャンパン。こちらは、飲んだときに身体が熱くなるような、
目が覚めるような効果があるため、ランチや食前酒などでよく出される銘柄だそうです。

ブラン ド ブラン
アンリオ家130年の歴史を凝縮したシャンパン、とアンリオ氏が断言するブラン ド ブラン。
バターや菓子パンのような甘い香りがするのが特徴で、先ほどのブリュット スーヴェランと
は逆に、落ち着く効果があるため夜によく飲まれる銘柄とのこと。

ブリュット ロゼ
他の2つと大きく違うのは、その色。淡いピンク色と美しい泡が魅力的なロゼは、
いちごやラズベリーなどの果実の余韻も楽しめる「女性にこそ飲んでほしいシャンパン」。

 

シャンパンについての説明がひと通り終わると、「鮨からく」店主の戸川基成氏より

江戸前寿司についての説明が。戸川氏は以前よりワイン・シャンパンの愛好家で、

寿司との相性を追求するため、ワインの資格まで取得した本格派。シャンパーニュの

造り手に自分の握る江戸前寿司を食べてほしいという戸川氏の願いが昨年10月に叶い、

フランスでシャンパーニュ造りを続ける老舗メゾン「アンリオ」にて、

江戸前鮨とシャンパンのマリアージュを楽しむ史上初のイベントが開催されたんです。

 

今回のセミナーは、その奇跡のコラボを再現。

 

今回準備されたのは、(左から)鯛のごま醤油漬け、ひらめの昆布〆、まぐろ赤身漬けの3種類。

「鯛のごま醤油漬け」は、フレッシュな「ブリュット スーヴェラン」と併せて、
「ひらめの昆布〆」は、深みある「ブラン ド ブラン」と併せて
「まぐろ赤身漬け」は、すっきりとした「ブリュット ロゼ」と併せていただきます。

マリアージュと言っても、口の中に寿司とシャンパンを同時に含むわけではなく、
お寿司を食べた後、舌に味が残っているうちに飲むことでその相性を味わうことができるそうです。

 

まずは、左端「鯛のごま醤油漬け」より。

さっそく一口食べてみると・・・

う・・・こ、これは!

 

 

 

海に囲まれた国、日本に生まれた者として、これまで幾度も寿司を食べてきました。

本当に美味しいと感じるお寿司も食べてきています。それらが嘘だったわけではないし、

今でも美味しいと感じています。

が、しかしッ!その寿司はそれらとは少し違ったッ!!

まるでシャリとネタが生まれたときから一緒だったような一体感!鼻に抜ける

ごまの品の良い香りッ!ヅケならではのコクッ!

ネタに染みた旨味が舌にねっとりと絡み付くゥッ!

 

 

 

口の中の最後のひとかけらまで飲み込んだ後、その濃厚な味は、思った通り

舌に残り続けました。これは、もしや・・・

高鳴る胸の鼓動をおさえつつ、「ブリュット スーヴェラン」をひと口、流し込むと、

 

 

 

赤い実、はじけた

ええこれはもう初恋のトキメキ以外の何ものでもありませんでしたね。

江戸前寿司とシャンパーニュがお口の中で恋に落ちたのが分かりました。

(思い出すだけでも美味しさが蘇ってきて興奮しています)

 

気を取り直して、読者の方にも伝わるように説明すると、

つまり、舌の上に残った濃厚な江戸前寿司の味が、フレッシュな

シャンパンを飲むことによって昇華されたような形になるんですね。

 

この後「ひらめの昆布〆」「まぐろ赤身漬け」もそれぞれのシャンパンと共に

味わいましたが、濃厚な江戸前寿司の味わいと口の中ではじけるシャンパンの

風味が見事にマッチして、赤い実がはじけっぱなしでした。

 

こればかりは実際に食べてみないとわからないと思うので、銀座「鮨からく」さんに行って

マリアージュを堪能してみてください。(なんと1000円からランチがあります。必見!)

こうしてついに・・・・

 

 

 

 

完・食

こちらの取材のあと別の打合せがありましたが、残すなんて選択肢は

なかったので、貧乏性全開ですべて美味しくいただいてきました。

こんな素晴らしいセミナーを開いてくださって、

ありがとうございます!ファインズさん!!(個人的に)

 

そしてそして忘れてはならないのが、こちらのイベントが、

「チャリティ」イベントであるということ!

つまり、こんなに美味しくて贅沢で楽しい思いをしても、イベントのチケット代、

有料試飲やブラインドテイスティング、セミナーの参加費はすべて、

東日本大震災の復興支援にあたる民間団体「Civic Force」に寄付されるんです!

恵比寿のワイン好きのみなさま。ぜひ来年のチャリティイベントこそは参加して、

滅多に飲むことのできないワインを堪能してみてはいかがでしょうか?

 

Share (facebook)