恵比寿新聞は東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

恵比寿南の隠れ家オーセンティックBARで飲む噂のブラッディ―マリー

実は恵比寿って東京屈指の「bar文化」が根強い街。

恵比寿駅周辺に約110店舗ほどのBARがあるそうです。

驚きですよね。恵比寿には様々なbarがあります。

カジュアルにカクテルを楽しむBARもあれば、

オーセンティックな大人の雰囲気を楽しみながら

匠の技で作られる珠玉の一杯が楽しめるBARも存在します。

今回ご紹介するのは7周年を迎えた恵比寿南にある

隠れ家的BAR。「BAR GLOSS」

BAR好きの人で知らない人はいらっしゃらないと思います。

こちら噂によると「とんでもなく美味しいブラッディ―メアリー」

が楽しめるお店だという事を耳にし、取材させていただく事と

相成りました。またまた取材はお昼と夕方に丁度差し掛かった時間。

本当は深夜来たかったんだよね・・・

雰囲気無くてごめんなさい。本来なら夜の取材が一番だと

思っていたのですがここを楽しむお客様に失礼かと思い

営業時間外にお店を開けていただき取材させてもらいました。

しかし・・・中に入ると・・・・

大人の深夜モード

うぁ・・・オーセンティック・・・・

カウンターに岡田真澄さんが座っていそうな雰囲気。

ここで日夜お酒の分かる大人が一日の疲れを癒しに来ているのか。

今回はこちらのオーナー。南部さんにお話を伺ってみました。

意外とお若い・・・

恵比寿新聞
本日は何卒よろしくお願いします。

南部さん
よろしくお願いします。

恵比寿新聞
南部さん。このBAR GLOSSをOPENさせてどのくらいになるんですか?

南部さん
丁度7年目ですね。今年で8年目に入ります。

恵比寿新聞
8年と言えば恵比寿では長いですね。その前まではどこかで修業されていたとか?

南部さん
はい。銀座にある老舗BAR「ダルトン」で修業させていただいていました。ダルトンは銀座で50年の歴史のある日本に初めてマッカランを紹介した老舗BARです。

伝統と格式あるBARの厳しさ

恵比寿新聞
やはり厳しかったんではないですか?老舗のBARでの修業は。

南部さん
そうですね。所作( 「しょさ」行い。振る舞い)に関しては非常に厳しかったですね。BARというのは来ていただいた方の心のよりどころでもあります。そのお客様の望むスタイルでの接客が非常に重要視されますので。ダルトンでの日々は本当に沢山の方に接客させていただき非常に勉強になるものでした。今もダルトンにはお世話になっているんですよ。

恵比寿新聞
沢山色んな事が学べたという事なんですね。しかも50年前から通ってらっしゃる常連の方もいらっしゃったり。土地柄「銀座」ですから往年の遊びを知ってらっしゃる大人の皆さんも多いかと。

南部さん
本当に勉強になることだらけです。もちろんお酒の知識もしっかりと教わりました。

恵比寿新聞
非常に影響を受けているという事ですね。そういえばバーカウンターの上を見るとあの人形は?

南部さん
あっ?よく気づかれましたね。実はこの人形は1800年から続くイギリスの食器メーカー「ロイヤルドルトン」の陶器で出来たイギリスのチャーチルの人形なんですよ。実はこちらと同じものが銀座のダルトンにもあるんですよ。


並べられた見たことのない希少マッカラン

恵比寿新聞
チャーチル人形の横には見事なマッカランのボトルがありますね・・・見たことのないボトルまで・・・

南部さん
はい。BAR GLOSSは基本的にシングルモルトウイスキーを楽しんでいただけるお店なんです。チャーチルの右にあるのがマッカランのカスクストレングスという物。左側は記念ボトルで割と珍しい物取り揃えています。

恵比寿新聞
シングルモルトのロールスロイスとも言われるマッカランがずらっと並んでいて・・・驚きです・・・・なめるだけでも飲んでみたい。。

という事でカウンター内を見てみると見事なまでのシングルモルトウイスキー。

その他にもスコットランドスカイ島で作られる「タリスカー」も沢山。

他にはボウモア・アードベック・ラフロイグなどのアイラウイスキーも豊富。

シングルモルトフリークには最高のお店なんでしょうね。

その他にもスコッチウイスキーもあり。

南部さん
折角なんでマッカランの美味しい飲み方をお教えしましょうか?

恵比寿新聞
え!?いいんですか~?私シングルモルト初心者ですが・・・・

南部さん
では簡単な美味しい飲み方から。水割りから。ステア(混ぜる)するものとしないもので味の感じ方や風味が違うという物を飲んでみましょう。

恵比寿新聞
了解ちゃん!


ステアしたバージョン

まずはキンキンに冷えたグラスにマッカランを。

その後ステアいたします。

そこに常温のマッカランと同じ温度の水を注ぎます。

常温のマッカランと同じ温度!?なぜに!?

水を入れたらもう一度ステアします。

常温の意味がなくない?・・・・まぁいいか・・・

これで出来上がり!!!!!


ステアしないバージョン

まずはキンキンの冷えたグラスに氷を入れて

先ほどと同じマッカラン12年物を入れます。

ここまでは同じ。

そして先ほど説明した常温のマッカランと同じ温度の

水を入れます。え??これで完成?????

左がステアしたもの。右がステアしないもの。

南部さん
どうぞ召し上がってみてください。

恵比寿新聞
まぁ見た目が同じなんですが・・・頂きます・・・・・まずはステアしたほうから。ゴクッ。。。ん!うまい!!!当たり前か(笑)

南部さん
あははは^^美味しいですよね。それではステアしていない方を飲んでみてください。

恵比寿新聞
それでは・・・ゴクッ・・・ん??えーーーーーーーーーーーー!!!?????なにこれ!!??全然違う!!!しかもステアしてない方がマッカランの熟成香というか開いていてウマい!!!!!えーー!!??

南部さん
お好みもあると思うんですが、保存しているマッカランと同じ温度のお水を入れて混ぜることなく飲むことで開いた状態でマッカランの特徴が楽しむことができるんです。

恵比寿新聞
見た目は同じなのに・・・これが「知識」という物なのか・・・

驚き桃の木山椒の木ブリキにタヌキにケンタッキーな驚き。

そうか。蒸留酒は揮発性が高いから温度が高いほど香ったり

でも熱すぎても飛び過ぎてダメでいわゆる「常温」で飲むことが

この香りと味わいを手に取るように確かめれるのね。

恵比寿新聞ちゃん。納得。これは驚きだわ。

恵比寿新聞
うーん。南部さん。深いわ。

南部さん
喜んでいただけて光栄です^^

恵比寿新聞
あ!そうそう!!!このお店は何やら「凄くおいしいブラッディ・マリー」を飲ませてくれるとか?

南部さん
あぁ~。ブラッディ・マリーですね。実はこれ。偶然の副産物なんですけどね。皆さん喜んでいただけているようで。召し上がってみますか?

恵比寿新聞
これを飲まなきゃおうちに帰れない!是非お願いします!!!

という事で噂のブラッディ・マリーを頂く事になりました。

ブラッディ・マリーとはトマトジュースとウォッカを混ぜた

カクテル。こちらメアリー(マリー)部分が人の名前なんですが

300人のプロテスタントを処刑した16世紀イギリスの王女

メアリー1世に由来するカクテルで「血まみれのメアリー」

というなんだか不気味な名前のカクテルなのです。怖い・・・

まず刻んだトマトをグラスの中に入れます。

ぶちゅぶちゅと潰します。よーく突いて潰します。

はい。よくつぶれました!つぎー!!!!

トマトジュースをいれます。って

ちょーーっとまって!!

恵比寿新聞
いやいや。。南部さん。トマト潰してからトマトジュース入れたら全く意味なくないですか?だったら最初からトマトジュースで良いんじゃないんですか?

南部さん
あっ。これ。実は特製のトマトジュースなんです。

恵比寿新聞
特製のトマトジュースって??

南部さん
はい。ブラッディ・マリー用にトマト以外にもハマグリから出汁をとったり、野菜など様々な物から味を抽出しているオリジナルのトマトジュースなんです。

恵比寿新聞
え!?ハマグリ?オリジナル?ダシ??????

そしてウォッカをいれま・・・・えーーー!!??

ちょーーっとまって!!

恵比寿新聞
南部さん・・・・ウォッカのボトルの中になんか入ってますよ・・・・

南部さん
あっ。これ。ブラッディ・マリー用にハーブをウォッカで漬け込んでるんですよ。

恵比寿新聞
どこまで「専用」なんですか・・・・

で・・・ソース!? まじか・・・・

タバスコ・・・・うそでしょ・・・これ絶対うそでしょ・・・

それをシェイクして・・・・

スノー的に塩をつけたグラスにシェイクした

先ほどのブラッディ・マリーを注げば・・・・

完成!

恵比寿新聞
いやいや・・・これ・・・まじっすか・・・

南部さん
はい。完成しました。是非召し上がってみてください。

白菜・椎茸・に~んじん♪ではなくて・・・・

ハマグリ・・・野菜・・・ソースにタバスコ・・・

まじか・・・これ飲むのか・・・・では・・いただ・・ゴクッ・・

え?

まじ?!

なにこれ・・・

ギョエうまーい!

恵比寿新聞
なんすか!これめちゃくちゃうまいじゃないですか!!!!!!!

南部さん
ありがとうございます。

恵比寿新聞
なにこのコク!!深みがあってスープのようでいてカクテルで旨みが半端ない・・・

南部さん
ここにたどり着くまでに大変でしたが喜んでもらえてうれしいです。

恵比寿新聞
ここまで深い飲み物だったの!?ブラッディ・マリーって。わかるこの「貝的」な出汁の旨みと、あと「セロリ」も風味もしてるし。ソースとタバスコが効いてピリッとしていながらまろやかな貝の出汁とトマトの酸味が・・・感動しました・・・

南部さん
ありがとうございます。ところで恵比寿新聞さんお腹空いていませんか?

恵比寿新聞
え!?実は昨日から何も食べて無くて(うそ)ていうかBARでご飯!?あっ!そういえばメニューに食事の欄がありましたね。そこに書かれていた「バジリコスパゲッティ―」ってあのバジルスパゲッティ―のことですか?

南部さん
はい。銀座の本格的なbarでは専門の料理人が入っている所もあるくらいbarでちょっとした軽食を食べるという文化は元々あるんですね。そしてこの「バジリコ」なんですが昔々はバジル自体が手に入らず違う物を流用して作られていたんです。

恵比寿新聞
なんだろう?

南部さん
では5分ほどお待ちください^^

いや~衝撃だったなさっきのブラッディ―マリー。

今まで飲んでいた「トマトウォッカ」なブラッディ・マリー

はいったい何だったんだろうな・・・・

そりゃ~これだけ飲みに来る価値があるわけだな・・・

5分経過

南部さん
お待たせしました。バジリコです。

恵比寿新聞
ん?普通の乾燥バジルが入ってるんじゃ。頂きます・・・パクっ。ん??バジルっぽくない・・・なんだろう。この懐かしい味。ん???大葉?

南部さん
はい。バジルの代わりに大葉を使用してるんですよ。昔はバジル自体が入ってこないかった時代に大葉で代用してこの「バジリコ」が作られていたそうなんですね。

恵比寿新聞
なんとも懐かしい味。しかもボンゴレのような味わいもあり。ん~オーセンティックバーで食べる懐かしのスパゲッティ―という感じで風情があって良いですね。

カウンターにはどなたでも吸える「缶ピース」が。

懐かしいなー。この話はジェネレーションギャップを

生むと思いますが、昔は両切りタバコ(フィルターがない)が主流で

御爺ちゃんの家に行けばこの「缶ピース」があったなー。

日本最高峰と言えるこの「ピース」というタバコ。

香り豊かで愛煙されている方も多い。

スモーカーにとってはパラダイスなわけでございます。

たまには食事した後にしっとりとしたこんな

オーセンティックなBARでタバコの煙をくゆらせて

師玉のシングルモルトを嗜みながら未来へ過去へと

話を巡らせるのもいいかもですね。素敵な店でした。

とにかくここの「ブラッディ・マリー」は必見。

あなたのブラッディ・マリー概念が覆されます。

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BAR GLOSS
東京都渋谷区恵比寿南1-17-6
コートモデリアサウス恵比寿102
03-6905-7127
営業時間 18:00~翌03:00
お休み 毎週日曜日
(月曜祝日の時は日曜営業。翌月曜がお休み)

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