【悲報】恵比寿駅前天津飯店が52年の幕を閉じる

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悲報は続きます。昭和35年創業の恵比寿駅前にあった天津飯店が

52年の幕を閉じます。表記には「9月30日をもって」と書いていますが

先ほど伺ったら・・・お店の中が空っぽでした・・・

天津飯店は恵比寿西口の高架下のすぐ近く、以前「おはち」という

定食フランチャイズ(こちらも閉店)が入っていた横にある

町の中華料理屋さん。

天津飯店だけあって恵比寿新聞はいつも「天津飯」を頼んでいたんですが

こちらはオムライスも非常においしくて、卵が薄いオールドスクールの

ケチャップが乗った中はチキンライスのオムライス。何度食べた事か。

もう今この記事を書いている手が震えています。好きだったお店が2つも

同時に無くなった事。あの時もう一度食べとけば良かったなと。

今何が起こっているのか?

今回は恵比寿新聞としての意見を書きたいと思います。

今回のベルナールさんと天津飯店さんの閉店の理由は「引退」という事。

去年のうどんの藤井もお父様も引退。菊代のおばちゃんも引退(菊代は有志の方が運営!)

今、恵比寿に残っている老舗の現場は非常に高齢化しているように思えます。

と同時に跡継ぎが居ないのではないかと思います。

そして、大手資本のフランチャイズ店が軒を連ね昔からある老舗を圧迫。

どこよりも原材料を安く仕入れるルートを確立している大手資本のお店と

昔ながらにやってるお店と比べればコストパフォーマンス的にも

大手が有利なわけで老舗はしぼんでいくばかり。

その連鎖が始まった暁には老舗はつぶれ、そこに大手が入り、どんどん

今までの恵比寿の風景とはちがう「どこにでもある街の風景」

になって行ってしまうんじゃないかと非常に残念でなりません。

だからと言って大手のサービスを批判しているわけではなく、

この時代の流れを横目で見ているだけの寂しさだけが残るそんな

「何もできない無力さ」

ずっとこみあげてきています。でも、そんな「恵比寿の風景」を恵比寿新聞は

アーカイブし続けることが使命だと思いました。そして、

皆さんの思い出が風化しないようこのように「電子版」として

私たちが残す事にとても意義がある事だと感じています。

あと、できるだけ、老舗には通おうと思うのであります。

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