恵比寿新聞は東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

世界一周ハサミひとつで渡り歩いた男の話

※実はこの記事は2012年9月18日に更新されたものですがサーバー移転中に記事が破損したためうるおぼえリメイク版でお送りいたします。

恵比寿にはユニークな経歴を持った方がたくさんいます。
世界一周ハサミひとつで渡り歩いた男の話です。

「包丁一本~さらしに巻いて~旅に出るのも~板場の修行」

なんて月の法善寺横丁ではないのですがハサミ一本さらしに巻いて世界23ヵ国を飛び回ったって相当タフなお方に取材する事になった。
そんな貴重な体験をされたのは恵比寿西にある美容室ブロッコリーのオーナーのHDKさん事フジカワヒデキさん。
美容室ブロッコリーは恵比寿駅西口を降りて代官山方面に向かった坂の途中にあるお店でございます。

 

 

早々指定場所のお店に到着。お店の中は超ジャングル。
早々HDKさんに取材させていただく事になりました。
HDKさんは元々都内で美容師をされていたようで、ひょんなことからオーストラリアで美容室に勤務する事になり、事の流れで何故か真珠の養殖をする事になり(笑)真珠の養殖をする傍ら空いた日は街に出て髪を切ると言う生活を始めたころから話は始まります。

 

町で「髪切ります」って看板出したら大盛況

HDK 元々世界とか全然興味なかったんですが、たまたま訪れたオーストラリアで美容室に勤務する事になり続けてはいたんですが事の成り行きで何故か真珠の養殖をすることになって、空いた時間はやっぱり美容師を続けたかったんで街に「髪切ります」って看板を出してリクエスト有った人の髪を切ろうとしたんですよ。実行したら「看板」を見たって人が殺到して大盛況で(笑)結局真珠の養殖以上に収入ができる事になり結局1年間ほど看板出して髪を切る生活を続けてたんですよ。で、思ったんですよ。
「ハサミ一本あれば世界で通用するかも」って。たまたま街に出した看板が空前の大ヒットで髪を切る毎日を送ったHDKさん。
もしかしてこのハサミさえあれば世界で通用するんじゃないかと思いそのまま世界一周旅行への支度金を貯める生活がつづく。
そして1年頑張った末、世界一周チョキチョキの旅の資金も溜まりいざ出発と相成ります。

 

最初に行った地で遊びほうける

HDK これが第一号の看板というかチラシなんですがこれを見るたびに思い出します。
「よっしゃ!行ったるぞー!」ってテンションがよみがえってくるんですよ。
そしてとりあえずまず第一国目はタイに決めたんですが、このタイは僕にとって2つ目の海外旅行で着いた途端「なにこれ?おもしろすぎ~!!」となりまして2週間髪も切らずに遊びほうけていたんですよ。ただの観光旅行(笑)。
遊んでる時に気づいたんですよ。「お前は何をしに来たのか?」って。と思って行動に出たんですが最初に切った方がこの方で・・・・

く・・首長族!?

HDK たぶん首長族の髪を切った日本人って僕ぐらいかと(笑)そこから拍車がつき、次にベトナムを経由してから中国に入り一路チベットに向けて進んで行ったんですよ。

もちろんその旅路でも髪は切り続けました。

そしてやっとチベットに入る手前になったのですがその当時丁度4年前はチベットで暴動が起きている最中で絶対に行きたかったんですが断念しました。その時「あぁまだ世界では不理屈な事が起こってるんだな」って直視しちゃったんで最初は結構ショックだったのですが、クヨクヨもしてられないんで一路インドに向かう事になりました。

と、当時の写真を見せてもらいながらHDKさんに語ってもらいましたがここまでの話はまだまだ序章でありまして。
HDK そのまま香港に戻ってそこからインドに入ったんですよ。

まぁこれが自分に合っている国で。結局インドでは3ヶ月ほど暮らしたのかな?そのままヨルダンに行って・・・って全部話すと3日はかかりますよ(笑)

そうですね(笑)と言いつつも色んな話をしてくれたHDKさん。
世界中を回ってきた痕跡は美容室ブロッコリーにあるので是非\直接HDKさんに聞いてみてください。

さて、そんな世界中23ヵ国を回ったHDKさんですが日本に帰ってきて変わった事をお聞きしてみました。

物を残さなくなった事と

HDK 日本に帰ってきて一番変わったことは物を残さなくなりましたね。日本にいる時はお腹がいっぱいになったら残す事が多かったんですが帰国後、残したらドギーバック(折)に入れて持って帰って食べるようになりました。やっぱ旅での食事の貴重さは過酷だったんでそうなってるように思います。
それと「お金は行き先が見える所で使う」ようになりました。こんな世の中だから自分の使ったお金って何処に使われるかわからないじゃないですか?
僕はできるだけ知ってる人がやっているお店などでお金を使うようにしてるんですよ。

どうしてそうなったかは自分でもわからないのですが使われるのなら自分が信じてる人に使ってほしいと思うようになったのが一番変わった事かな。

バックパック旅行について

最近世界的に注目されている「LCC」(ローコストエアライン)の格安旅行会社の普及で低価格で世界に旅行できるようになった。
日本は後れを取っており既に欧米やヨーロッパでは昔からLCCは盛ん。

そんな世界でバックパッカー(リュック一つで世界旅行)する人々が急増している。そんなHDKさんもバックパッカーなのですが面白い話を聞いた。
HDK 僕らの泊まるゲストハウスは所謂バックパッカーの通り道でホテルに行くと絶対と言ってよいほど「バックパッカーノート」があるんですよ。
ラブホテルにあるあのノートみたいな(笑)
そこには「あそこの店は安くて良い」とか「あの店は最悪」とか「あの店でぼったくられた」とか事細かに詳細が書いてるんですよ。
北から南から西から東からみんな何処からともなく来るわけですからこのノートは非常に参考になる「旅の資料」だったんです。
こちらを参考に色々とまわれたので非常に助かりました。

確かに観光地であれば「地球の歩き方」など参考にすれば良いのですがそうはいかない時、このノートがかなり役になったんですね。

これからバックパック世界一周する方は参考にしてみてはいかがでしょうか?

とにかく23ヵ国すべての話は聞けませんでしたが非常に面白いお話が聞けました。

恵比寿新聞後記実際に「ハサミ1つで世界と勝負できる」と気づきそして行動に移したHDKさんは本当に素晴らしい行動力と発想だと思う。

自分のスペシャルを発見して自分にしかできない事をやってのける事は難しい事のように思えて意外と「小さな発想」から生まれてるのと「小さな決断」から始まるんだなと本当に感動しました。

 

日本は戦後、「英語」という教育を実践的に行わない教育を選んだ国。
諸外国では英語は基礎言語として教育され海外に行けばわかると思うのですがほとんどが「英語」で教育を受けている海外の人たちは皆英語で話、そして英語でビジネスをしている。

日本は他の国よりも語学分野で非常に後れを取っている。

しかしHDKさんはそんな「言葉の壁」を超えてその言葉を「ハサミ」に変えてコミュニケーションしていた。何事もやる前には「勉強」も必要ですが行ってみてわかる事もあるんだと。猪木先輩も言っていましたが「いけばわかるさ」って本当だなと思います。

そして、今や社会問題化する「自殺問題」こんな素晴らしい世界が待っているとも知らず自ら命を絶つ若い世代が多い。若い世代に限らず毎年3万人もの人が自ら命を絶っている。

こんなHDKさんを見れば「思い切って俺もやってみようかな?」や「まだまだ死ぬわけには」と思ってくれるんじゃないかな?とこの記事を書いています。

そして折角この世に生まれてきたのだし一度の人生だから「自分にしかできないスペシャル」を見つけるのはとても楽しい事だと思うわけで。

そんな勇気と情熱を実際にやってのけたHDKさんに感謝です。
HDKさんが運営する恵比寿にある美容室ブロッコリーは以下です。

是非旅の話を髪を切ってもらいながら聞いてみてはいかが?

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
美容室 ブロッコリー
住所 東京都渋谷区恵比寿西1-30-16 オアシス代官山2F
電話 03-3461-1919
営業時間  11:00~2100 定休日 火曜日第三水曜日
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

Share (facebook)